この作品はいかがでしたか?
11
この作品はいかがでしたか?
11
つぼみ
つぼみ
くも
くも
サキ
たいよう
つぼみ
つぼみ
くも
サキ
サキ
つぼみ
つぼみ
つぼみ
あめ
つぼみ
つぼみ
つぼみ
あめ
たいよう
サキ
さくら
さくら
ひなた先生
さくら
さくら
ひなた先生
ひなた先生
さくら
ひなた先生
さくら
さくら
ひなた先生
ひなた先生
さくら
さくら
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
さくら
ひなた先生
ひなた先生
さくら
さくら
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
気付けば私は、あめ君に背を向けて走っていた。
会いたかったはずなのだ。
でも、私がいない時の、皆んな姿があまりにも幸せそうで
怖くなってしまったのだ。
私の存在価値など無いのではと。
今まで、その意味を作るために自分を偽って役目をこなしてきた。
だが、その役目というのは本当に必要だったのだろうか。
わからない。
わからないのだ。
たいよう
サキ
あめ
あめ
つぼみ
あめ
くも
あめ
サキ
サキ
くも
くも
つぼみ
たいよう
サキ
サキ
たいよう
くも
くも
たいよう
たいよう
たいよう
サキ
サキ
あめ
あめ
あめ
ひなた先生
ひなた先生
あめ
あめ
ひなた先生
あめ
ひなた先生
あめ
あめ
ひなた先生
あめ
僕は走った。
彼女を追って。
こんな事が、前にもあった気がする。
そうだ、さくらとこの花火大会に行く約束をした時だ。
僕は何をしているのだろう。
彼女に何かをしてあげたかった。
でも結果として、彼女を傷つけた。
今も僕は彼女を追っている。
また彼女を傷つける気なのだろうか。
いや、それは違う。
さくらと部屋で話した時、彼女は言ったんだ。
「本当の私がわからない」って。
凄く淋しそうで辛そうだった。
僕はただ、助けたいって思ったんだ。
……なんで?
何でそう思った……
何で僕はさくらがここまで気になる……
何でたいようがあんなに輝いて見える……
僕は何になりたい……
何で僕は物語が好きなんだ……
そうか。
僕は憧れていたんだ。
なりたかったたんだ。
物事の主人公に……
たいよう
サキ
くも
くも
ひなた先生
つぼみ
ひなた先生
サキ
ひなた先生
たいよう
たいよう
ひなた先生
ひなた先生
さくら
あめ
さくら
さくら
あめ
さくら
さくら
あめ
あめ
さくら
あめ
さくら
あめ
あめ
あめ
さくら
さくら
さくら
あめ
あめ
あめ
あめ
あめ
さくら
さくら
さくら
さくら
あめ
あめ
あめ
さくら
あめ
あめ
私はどうしたいの?
わからない。
でも、どうして彼の言葉がこんなにも響くの?
どうして、こんなにも胸がときめくの……。
わからない、わからないよ……。
あめ
あめはさくらの両手を掴んだ。
そして、さくらをまっすぐと見つめた。
その目は優しかった。
サキ
サキ
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
ひなた先生
つぼみ
くも
たいよう
さくらさん。さっきは言えなかったわね。
これは持論だけど
私たちの考える、本当の想いって実は存在してないと思うの。
偽物だと感じても、その感じた事の全てが本物なの。
そもそも、感情は環境の影響を受けるもの。
環境に左右されない想いなんて無い。
安心して、アナタの想う想いは全部、偽物なんかじゃない。
だから、言っても良いの。
さくらさん。
あめ君に言いたい事があるんでしょ。
さあ、全力で青春してきなさい。
さくら
さくら
あめ
さくら
さくら
さくら
さくら
ヒュー
その光は流れ星のように、天に向かって空を突き抜けた。
そして……
さくら
さくら
ドーンッ
さくら
さくら
さくら
流れ星は空中で破裂し、花開いた。
それはそれは、美しい花だった。
だが、それはすぐに飛散し枯れてしまった。
春の短い期間にしか咲かない花である
桜のように……。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!