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僕は悲しい気持ちで家に帰り
夕方まで、家の小さい庭の中で腰掛けていたが
一切を母に打ち明ける勇気を起こした。
僕
母さん
母は驚き悲しんだが
既にこの告白がどんな罰を忍ぶことより
僕に取って辛いことだったと言うことを感じたらしかった。
母さん
と、母はキッパリ言った。
母さん
母さん
母さん
母さん
母さん
あの模範少年ではなく、他の友達だったらすぐにそうする気になれただろう。
僕
そのうち夜になってしまったが
僕は出かける気になりませんでした。
母は、僕が中庭にいることわ見つけ、
母さん
母さん
と、小声で言った。
それで僕は出かけていき、
僕
と尋ねた。
彼はすぐに出てきて
エーミール
エーミール
と語った。
僕は
僕
と頼んだ。
二人は上に上がっていった。
彼は蝋燭をつけてくれた。
僕
僕は台無しになった蝶が展翅板の上に乗っているのを見た。
エーミールがそれを繕う為に努力した跡が認められた。
壊れた羽は丹念に広げられ
濡れた吸い取り紙の上に置かれていた。
しかしそれは直すよしもなかった。
触角もやはりなくなっていた。
そこで、
僕
と言い、詳しく話し説明しようと試みた。
するとエーミールは、激したり
僕を怒鳴りつけたりなどはしないで
低く
エーミール
と舌を鳴らし
じっと僕を見つめた。
すると、
エーミール
エーミール
と言った。
僕は彼に
僕
と言った。
それでも彼は冷淡に構え
僕をただ
軽蔑的
に見つめていたので
僕
と言った。
しかし彼は
エーミール
エーミール
エーミール
エーミール
と言った。