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黒薔薇を捧ぐ

第7話 - 7.end2「エラーコードの削除」※死ネタ注意

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2024年05月03日

#類司

︎︎

5.にて素晴らしきお方からコメントをいただいたのでそれを参考に書かせていただきます！！！！！！！！！！！！

ワンク死ネタ注意殺人幻覚や幻聴 OD(少しだけ)

類

( 前まで綺麗だった部屋も塵やものが散らばって、汚い部屋になった )

類

( 片付けようと思っても、気力が全くない )

類

( 誰のために部屋を片付ける必要があるのか )

類

( わからなくて )

類

( ずっと )

類

( ずっとずっと )

類

( 思考が巡っては絡まっていた糸が解けるようにぷつんと考えるのをやめて )

類

( また無意味な毎日を過ごす )

類

きみがいない世界なんて、いらないのに

類

きみ以外、何もかも要らなかったのに

類

……きみが欲しかっただけなのに

類

( どうして )

類

( ぐるぐると色々なことを考えてると気分が悪くなる )

類

( 現実が怖くなって薬に手を伸ばす )

類

( 幻覚でもあの子に助けて欲しいから )

類

( あの子はいらない現実を忘れさせてくれるから )

類

……つかさくん、

たすけて

『つかさくん』

類、

類

……あ

類

( 「つかさくん」だ )

類

( この子はいつも僕を慰めてくれる )

類

( 僕にわざわざ構ってくれる優しい子 )

『つかさくん』

いつもよくがんばってるな、えらいえらい

類

……っ

類

( 幻覚だってわかってるのに )

類

( 縋りたくなってしまう )

類

( やめてくれ )

類

( もうこれ以上おかしくなりたくないから )

類

( おかしいなんてことはわかってる )

類

( でも…… )

『つかさくん』

……いつかきっと、類を救ってくれる人が来てくれるから

『つかさくん』

それまで頑張るんだぞ

類

……つかさ、くん、

『つかさくん』

大丈夫だから……

『つかさくん』

こわくなったらまたオレを呼んでくれればいい((柔和に微笑む))

類

( 君はきっとわかってないんだ )

類

( 自分が幻影だということを )

類

( もうODなんてしないって毎回決めてるのに、毎回破って毎回辛い思いをする )

類

( その中の言い訳に君がいることもわからないんだろうな )

類

( それに、君は── )

『つかさくん』

それじゃあ、時間だから。さよなら

類

( 泡みたいに儚くて、すぐに消えてしまうから )

類

すぐに求めたくなってしまうんだよ……((涙の溢れた目を手で覆い))

類

( あの時あれだけ、好き勝手しておいて )

類

( 今度は僕が助けを求めるなんて情けないな )

司

っはっ！？((がばっ、と起き上がり))

司

はぁ……はぁ……っ

司

( また、嫌な夢… )

司

もう類のことなんて忘れたいのに、、

司

( どうして夢にまで出てくるんだ、怖すぎる……、 )

司

冷や汗がすごくて気持ち悪いし…着替えてこよう

司

( こんな夜中に起こされるのは本当に嫌なのに、夢のせいで目覚めてしまう )

司

( あの時、類から逃げたから、何か嫌なものがついてきてしまったのだろうか )

司

( 最近ずっと悪夢ばかり見て、眠れなくて、仕事の疲れが取れないから困るんだがな )

司

( お祓いに行ったって変わらないし、何を試しても何も変わらない )

司

はぁ……

司

…もう嫌だ、どうしたらいいんだ

『つかさくん』

…なぁ、

司

──は？

司

お、お前…誰だ！？オレ……！？

『つかさくん』

類のこと…助けに行かないのか？

司

なんのことかよく分からないが……助けに行くわけ、助けるも何も類はひとりでやっていける性格じゃないか

『つかさくん』

……類、今酷い状態なんだが

司

え

『つかさくん』

まあ、酷いことされた後だし、助けに行く気はないんだろうが

『つかさくん』

それだけ知っておいて欲しい…ってことだ

『つかさくん』

……色々と気づけるかもしれないから

司

き、気づける……？何にだ！？

『つかさくん』

それは自分で考えてくれ

『つかさくん』

とにかく……

『つかさくん』

…気をつけて

『つかさくん』

それじゃあ

司

え、はぁ！？ちょっと待っ……

司

……なんだったんだ、

司

( 類が酷い状態……？あの類が？ )

司

( そんなことあるわけない！！オレ一人がいなくなったところで周りに人居るし、というか邪魔者が消えて良かったはずなのに )

司

( 酷い状態なんかになるわけない )

司

( …あと、気をつけてってどういう意味だ？何に気をつければ、、 )

司

( わからない…… )

類

( …… )

類

( 苦しいな )

類

( 誰の気持ちも考えたこと無かったけど、ひとりだった司くんの気持ちってこんなのなのかな )

類

( 痛くて虚しくて、苦しくて、息をさせてくれないような感覚 )

類

( にしても、明らか息が浅い )

類

( そうか……僕だって所詮人間なんだから、利用してたあの人たちと変わりないんだ )

類

( 見下していたのがバカだったんだな )

類

( 私欲で自分の首を絞めるって、本当にしょうもない )

類

( ……でも、これらって僕が司くんに依存してるから悪いのかな )

類

( 依存しないようにするためには )

類

( ……今の僕には、もうきっとあんなものしかないだろう )

類

( 自分勝手なんてわかってる )

類

……けど、

類

どうしようも無いから仕方ないんだよ

類

( それに今回は罪も償うはずだから )

類

……調べなきゃ何も始まらないし、とりあえず調べよう

類

( あの時みたいな過ちは犯さない )

ー　?年前の駅　ー

司

……っ！？((既に電車に乗っていてドアが閉まっている))

司

( よ、良かった……電車が早く来てくれたおかげで助かった……！！ )

司

( GPSは見つけて取る事が出来たし、本当に、 )

司

( やっと、 )

類

…あ、

類

( ……あぁ、 )

類

( もう全部遅かったんだな )

類

( 行ってしまった )

類

( 逃がしてしまった )

類

( 離すつもりなんてなかったのに )

類

( 僕こそ、君がいなきゃ生きていけない )

類

( 君がいなきゃ世界に色も花も、希望も存在しないのに )

類

( …… )

類

最悪だ

類

( その日から、どこに居ようがどんなことをしようが、楽しいと、嬉しいと、思えなくなった )

類

( 幸せと感じることもなかった )

類

( ただ、ずっとつまらない日々が続いて )

類

( 幸せって感情とは真逆の )

類

( 辛いという気持ちしか味わえなくなった )

類

( というより、辛いという感情すら感じれなくなって )

類

( 僕の何もかもが終わったようだ )

類

( 人生だって終わったような気がして )

類

( 一時期本当に辛い時は外に出ず家でずっと泣き叫んでいたし、 )

類

( 自分でつけた傷は未だに消えない所もある )

類

( どんどん自分が嫌いになって、いずれか世界も嫌いになって )

類

( 何も愛せない )

類

( 何に対しても無感情で無愛想な、つまらない僕に戻ってしまった )

類

( 最初から本当につまらなかったのは )

類

( 僕だったんだ )

類

( 良かった、成功した )

類

( へぇ、今はこんなところにいるんだ。一人で暮らしてるのか、はたまた他の人と暮らしてるのか )

類

( …他の人と暮らしてるんだったら、許せないな )

類

( それはまあいいとして、これだけで終わらず他のこともやらなきゃか )

類

( 計画も立てないと……日程は──そうだ。 )

類

( もう少しで司くんの誕生日だし、いいタイミングになりそうだな )

類

……ふふっ。誕生日プレゼント、楽しみにしててね

ー　遊園地　ー

仕事場の先輩

どう？そろそろここには慣れてきた？

司

あ…はい！色々詳しく教えてくださるおかげで、出来るようになってきたと思います！((にぱっと笑って))

仕事場の先輩

うわっ眩し…

仕事場の先輩

はぁー、若いっていいなぁ…輝いてるよ

司

え？？

仕事場の先輩

ていうか…司くんって19歳だよね？誕生日いつなの？

司

5月17日…もうすぐです！

仕事場の先輩

え！！？もう1ヶ月もないじゃん！

仕事場の先輩

絶対祝わせて！！一緒にお酒でも飲む？

司

祝ってくださるのは嬉しいですが、お酒はちょっと怖くて、、

仕事場の先輩

あー、わかる…俺も最初は怖かったんだよね

仕事場の先輩

一口だけ飲んでみて、ダメそうならやめるとかは？とりあえずパーティーは開こう！！

仕事場の先輩

その日空いてる人かき集めるけどいい！？

司

勿論構わないですが…、最近入ったばかりなのにいいんですか！？

仕事場の先輩

逆だよ！歓迎会的な？20歳超えてないからってまだやってなかったよね！

司

あ、あぁ…なるほど……？

仕事場の先輩

じゃあ…5月17日空けといてね！主役が居なきゃ意味ないからさ！

司

はい…！ありがとうございます！

仕事場の先輩

いいのいいの！

司

( 誰かに縛られないって、こんなに幸せなんだ……！ )

司

( …でも、なんだか物足りないな )

司

( それが何なのかは分からないけど…何かが満たされない )

司

( まあいいか、歓迎会？誕生日会？？楽しみだな )

──この時は思ってもいなかった

最低最悪な誕生日になることを

司

はぁ…

司

( 今日も疲れたな…遊園地の従業員って予想はしていたが大変だった )

司

( ……あれ？ )

司

( なんだか後ろに気配を感じる、気のせいだろうか )

司

( ま、まさかストーカー！？！？そんな事あるわけないよな！？勘違いだと信じたい… )

司

( 気味が悪いし、早く帰ろう )

司

ううﾞ、疲れた…

司

( 今日は一日中動き回ってたし、さっきのストーカー…？？のことで気疲れしたし )

司

( 今日は散々だったな、、早く寝る準備して寝よう )

司

( ……ストーカーとかのこと考えてると、誰かに自分の生活を見られてるんじゃないかって怖くなってしまう )

司

( ぞわぞわしてくる…怖いな、勘違いだって思うしかない )

ー　数時間前　ー

類

( まさか同タイミングでストーカーするとは…偶然だったけど、司くんを助けられてよかったな )

ストーカー

……そ、その、類さん……？

類

…なに？

ストーカー

貴方も…司くんのこと好きなんですか？

類

…。

類

好き…か

類

好きなんかじゃないよ。

ストーカー

え？じ、じゃあなぜ追跡して──

類

高校生の時からずっと何よりも何よりも愛してるから

ストーカー

……え、、

類

司くんには逃げられてしまったけどね…まあいいや。次またストーカーしたら言わずもがなわかるよね？

ストーカー

ひっ……は、はい、、

類

……司くんを穢していいのは僕だけ

類

( こういう嫉妬や悪意が原因で嫌われたんだって、わかっていても )

類

( やめられないな )

ー　次の日の夜　ー

司

( 今日は特に視線や気配は感じなかったな )

司

( やはりオレの勘違いだったのだろう…疲れていたんだな )

司

( ……にしても、もう少しで20歳になるのか )

司

( 類から逃げて約2年弱… )

司

( 高校生活は色々あってあまり楽しめなかったけど、今は大変だけど楽しいな )

司

( そういえばオレらしき謎の幽霊？？幻覚？？は類が危ない状態だと言っていたが、実際どうなのだろう……気になってきたな )

司

( だが今どこに住んでいるかも知らないし、また会ったら何をされるかわからないから会おうとは思わないが )

『つかさくん』

( ……っ早く気づけ、あいつのばか…！！ )

『つかさくん』

( 類も類で、自分がしようとしていることの異常さに気づけ！！！ )

『つかさくん』

なんでこいつら、こんなにばかなんだ、、

『つかさくん』

( 救いに来た意味が無いじゃないか…… )

──それから、日を経り当日5月17日。

仕事場の先輩

つっかさく〜〜ん！！お誕生日おめでとう！！

司

わ！？来てそうそうありがとうございます！！

仕事場の先輩

あ、もしかしてまだ生まれた時間じゃない？

司

それは覚えてないですが……

司

でもとにかく、祝ってくださり本当に嬉しいです！

仕事場の先輩

誕生日プレゼントとか用意してるからさ、約束通りの場所に約束通りの時間で来てね〜！それじゃ、今日もひと仕事しますか！

司

ですね！……よし、

司

( 今日も、誕生日だからって浮かれず頑張るぞ……！！ )

司

( 歓迎会兼誕生日会も楽しみだし！ )

司

( ──そう、思ってたのに )

ー　帰り道　ー

仕事場の先輩

いや〜、誕生日だからって浮かれずちゃんと仕事してて偉かったな〜

司

仕事に支障をきたしたくはなかったので…

仕事場の先輩

俺だったら絶対浮かれてた！しかも新人なのに超えらいよ！！！

司

あ、あはは…ありがとうございます

司

それじゃあまた後で、見送ってくださりありがとうございました！

仕事場の先輩

は〜〜い！遅れても「主役は遅れてくる」って言うから気にしないでね〜〜〜！！！

司

え……？？

司

( …よし、もう家目の前だし鍵開けて…… )

ドンッ((後ろから何者かに押され))

司

──ッ！？

司

いﾞっ…た、！？だ、誰ですか──って！？

司

ま……さか、

司

類……じゃ、ないよな……？髪も長いし、雰囲気も違うし、、

類

…勿論、正真正銘本物の神代類だよ。

司

！！！

司

う……嘘だ、なんで、どうやってここを突き止めたんだ！！？

類

さあ、どうだろうね？秘密

司

ほ、本当に類なのか？？雰囲気全然違うし、類のふりをしてるだけなんじゃ、、

類

あぁ…それなら、とっておきの証拠があるよ

司

とっておきの……？？

類

…無理矢理やらせた時の映像…とか。

司

な……！？！？

司

あ、あれ、撮られて……にしてもまだとって置いていたのか！？！？

類

当たり前じゃないか、あんなの二度とない機会だもの、消せるわけないよ

司

で…類、一体今更何の用が……

類

……

類

自分勝手ですまないね。……司くんにこれ以上危害を加えないためにも、僕自身のためにも、こうするしかなかったんだ((銃を向けて))

司

ッ！！？う、うそ、うそだ、、

司

待て待て……！！オレ、これから約束が！！

類

っそうやってまた僕以外のことを優先して！！！

類

高校生の時もそうだった、僕が助けたら僕より寄ってくる人を優先して、僕のことを気にかけもしなかったんだ！！！

類

君を助けたのは誰？？？紛れもない僕じゃないか！！！虐めてきた彼女らに怒って、辞めさせてやっと助けられたのに！！！

類

なのに司くんは助けた僕よりも助けなかったその辺の奴らの方を優先する

類

どうして？？僕が居なければ死んでてもおかしくないレベルだったのに！！！！

類

どうして恩を全部仇で返すの！？！こんなことになるなら助けなければよかったよ！！

司

る……るい、、？((怯えた瞳で見つめて))

類

……やめて、そんな目で見ないでよ

類

僕が全部全部悪いみたいじゃないか……

類

いや、そうなのかもしれないけど

類

少しは司くんにも罪はあるだろう

類

……またいじめられだした理由、分かる？

司

え？わ、わからない…

類

僕が命令したからだよ。

類

もう司くんの事は気にかけなくていい、好きにしてって

司

……は、、？な、なんだそれ……！？

類

そしたら縋って離れないでいてくれると思ったんだけどね

類

逆効果だったみたいだよ

類

僕には司くんしか居なかったから、司くんしか愛せなかったからああ言った行動を愛故にしたのに

類

全部勘違いされて、全部無駄になった

司

……そんなのっ、愛なわけないだろう！？

類

うるさい……！！そんなこと言われたって知らないんだ！！

類

何故両親が僕を捨てたのかも、僕が要らなくなったからなんて理由だとは信じたくなくて愛だからって信じ込んできたのも、全部違うの？？

類

愛を教えてくれなかったのは僕を捨てた両親だよ！！！

類

僕は何一つ悪いことしてないのに……どうして報われないの？！！

類

っねぇ、ねえっ！！答えてよ！！

司

っ……そんなこと言われたって、、

司

オレに類のことは何も分からない

司

神様なんかじゃなんだし、もし神様だったらとっくのとうに報わせてる…。

司

それに……オレ以外にも顔や性格がいい人なんてこの世に山ほどいるじゃないか

司

オレに執着する理由がわからない…

類

……はぁ

類

本気で言ってるの？それ

司

本気だが！？

類

好きな人のこと簡単に諦められるわけないよね？？

類

「無理なんだ、じゃあいいや！」とはならないんだよ普通。

類

それに僕、司くんだからこそ面白くて可愛くて他の人と違って好きなんだし

類

他の人なんて何も面白くないけど、君は普通の人とは違う

司

……ただオレを見下してるだけじゃ、

類

そうかもしれないね。

類

……もういいや

類

どうせ何話したって無駄なんだろうし。

司

それ、どういう意味で、、

類

…なんにも上手くいかなかったなぁ

類

じゃあね

司

待っ…！！何するつもりで、

バンッ！！！！((司を撃ち))

司

っえ、

類

……は、はは…あはははははっ、大丈夫、ひとりじゃないからね

類

( 僕がするのは自殺じゃない )

類

( ただ )

類

( 間違った僕のなにかを消すだけ )

end2「エラーコードの削除」

Fin

あ〜〜〜〜〜〜！！！！ごめんなさああああああい！！！！バチくそ遅れました！！！！！！！！！！！割に合わないこんな話なの本当に死刑でもいいと思います。死の覚悟はできてますこれで本当の本っっっっっっっっっっっ当に終わりです次ネタ思いついてないので投稿遅くなるかもです　毎日投稿ってなんだ？？ 1300いいねもありがとうございました！！では！！！！！！ちなみに誤字とかなんにも確認してないので「は？」ってなる所あっても気にせず。伏線なんか知らんボケ