じゃぱぱ
えとが居ないから少し何かが足りなかった。
いつも"邪魔"としか思ってなかったのに。
先生
じゃぱぱ
別にテストなんかどうでも良い。
俺はみんなより早く尽きるんだから。
じゃぱぱ
俺はいち早く教室を出た。
早く帰りたいし、えとの家にも行かなきゃいけないから。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺が後ろを振り向いた瞬間だった。
のあ
じゃぱぱ
あの少女がベンチに座って本を読んでいた。
少女はたまに表情を和らげながら本のページをめくっていた。
じゃぱぱ
話しかけたいとは思ったけど、今朝あんな事言われたらな、、
少女は俺の存在に気づいていなかった。
じゃぱぱ
だからその内に俺は少女を無視し、走り去った。
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺はえとの家のインターホンを鳴らした。
そしたらドアの奥から走ってくる音が聞こえた。
えと
じゃぱぱ
そう言い、俺はえとに紙を差し出した。
えと
じゃぱぱ
えと
じゃぱぱ
えと
じゃぱぱ
えと
えと
じゃぱぱ
えとは何か言いたげだったが、俺は無視してこの場を去った。
じゃぱぱ
俺の頭の中にポツンとあの少女の事が浮かんだ。
ただの人では無い気がする。
俺みたいに病気を持っていそうな目をしていた。
自分でもなんであの少女にだけ興味を持っているのか分からない。
でもあの少女は俺に興味なんかない。
.....俺はどうにかして興味を持たせたかった。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
妹からの返事が無かった。
いつもは玄関まで走ってきて「おかえり」って笑顔で言ってくるのに。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺の目線の先には1枚の紙が映った。
妹からの書き置きのようだ。
「今日から修学旅行で2日居ないから、 ご飯は2日分作っておいたからレンジで温めてから食べてね。」
じゃぱぱ
俺はカレンダーを見た。
今日の日付の所に修学旅行と書いてある。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺は早足で自室に戻った。
じゃぱぱ
俺は椅子に腰を下ろした。
じゃぱぱ
自ら命を絶つなんて俺は考えられなかった。
ただのいじめなんかで自○なんかおかしい。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺は教科書やノートをまとめていれた。
どうせ使わないけど。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺は昨日自分で言った事を思い出した。
「こんな終わり方したら天国に行けると思ってんのかな。」
きっとそうじゃない。
天国に行きたかったんじゃなくて、、
今居る地獄から逃げ出したかっただけなんだ。
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コメント
2件
最後の終わり方毎回神すぎて最高!!!!
コメント&いいねよろしくお願いしますぅぅ!m(_ _)m