上ノ山
柊
真冬
柊
真冬
玄純
柊
玄純
上ノ山
真冬
上ノ山
真冬
上ノ山
真冬
真冬
もう、“懐かしい”思い出になっちゃったのか
夜、遅くまで話してて怒られたことも
食堂を囲んで家族みたいに笑ったことも
ぜんぶ、なつかしい
___.
真冬
真冬
上ノ山くんの家だから、緊張してるのもあるけど
それより、なにより、
なぜだかすごく
さみしい
真冬
真冬
真冬
ふと、口から出た言葉に唾を飲む
真冬
由紀と上ノ山くんを重ねてたわけじゃない
俺はちゃんと、上ノ山立夏という一人の人間として彼が好きだ
でも、なぜだろう
今はすごく、由紀に会いたい。
真冬
寒い、凍えてしまいそう
さみしいよ…
上ノ山
上ノ山
真冬
咄嗟に出た言葉は、弱々しく今にも消えてしまいそうだった、
上ノ山
真冬
上ノ山
ああ、背中に触れる手があたたかい。
真冬
真冬
真冬
真冬
上ノ山くんは、何も言わず俺の横顔を見ていた
まるで、それは自分の事ではないと分かっているかのように
真冬
真冬
真冬
真冬
過去がどうであろうと、俺は今、目の前の彼が好きだ。
上ノ山
上ノ山
上ノ山
真冬
上ノ山
上ノ山
上ノ山
上ノ山
あ、
そうか、この人は俺の事、そんなに
やさしく包み込むように、俺を想ってくれてたんだ
真冬
_ふと、スマホが鳴る
上ノ山
真冬
『お前らどこいんの?!』
『なんで家いねえの?!?!』
『どこだよ!!!!!!』
上ノ山
真冬
真冬
上ノ山
大丈夫だよ、
もう、寂しくないよ
楽しくやってるよ