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さ と う
さ と う
さ と う
片桐あやか
片桐あやか
片桐あやか
片桐あやか
小鈴いち
小鈴いち
小鈴いち
小鈴いち
さ と う
さ と う
さて
ではお話へ いってらっしゃい
” ひ と り が い い ”
そんなことをふと考えるようになったのは
一体いつからだろう
小言しか
口にしない
いや、する気がないのかもしれない
どちらにしろ
今の自分に
どこか嫌気が差す
小鈴いち
周りには特に関心はないけれど
時折
小鈴いち
小鈴いち
片桐あやか
惨めに見えてくる
この世の中は
笑ったら負けだと
私は知ってる
笑えばすぐに懐に入り込まれて
すぐに
関係も切れる
小鈴いち
乾いた日々の繰り返し
そんな中で
ひとりだけ
彼女にだけ興味を抱けた
光の当たらないあの子の顔
いや、
当たりたくない
輝きたくない
とでもいうのが正しいのだろうか
小鈴いち
そう言って
心底どうでもいい他人に
笑いかける
片桐あやか
片桐あやか
最近はやけに”あの子”が気になる
輝く笑顔
根っからいい子
自分とは大違い
…………………………………………”憧れ”……………………………………………
そんな純情を抱くのなんて幼少期だけで
無名のこの気持ち
少し
”同じなにか”
があるように感じる
片桐あやか
どうせすぐ踏ん切りのつくこと
深く考えても無駄だし
別にこの時間に意味もない
この行動に意味もない
この”生きている”ことに意味もない
片桐あやか
片桐あやか
私とは違う
”まぶしいじんせい”
になってくんだから
この重苦しい空気に
威圧感すら覚える
片桐あやか
片桐あやか
気にも止めてないけど
何故か口にする言葉
何でだろう?
まぁいいや
すぐ想像して
すぐ納得して
すぐ留める
これが
時間を無駄にしない為の
自分のルール
片桐あやか
見慣れた靴箱に
1枚の手紙のようなものが押し込まれている
片桐あやか
咄嗟にそう思った
嗚呼、これ自分の悪い癖だなぁ
過去のことばっかり引きづって考えて……笑
片桐あやか
あの子か
わざわざ正直なあの子が
内容を伏せるのは珍しい
だとか
”下駄箱” なんて
懐かしい単語に幼稚さを覚えつつ
本気でごめんって思ったことあるのかな、この子
なんて不吉なことが浮かんだ
片桐あやか
要らない思想
早くゴミ箱にぽーいってしちゃいたい
片桐あやか
ガチャッ
片桐あやか
片桐あやか
片桐あやか
片桐あやか
片桐あやか
リストカットしてる?
NEXT⋯50♡