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春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
春海暗
いつもの帰り道…
いふ
毎日変わらないセリフを呟き ゆっくりと家に帰る
今日は金曜日。
なら、きっと家には…
いふ
寝てるかもしれないと思い 静かに扉を開ける
寝室の方から走ってくる音が 聞こえる
ないこ
いふ
ないこ
上目遣いで俺を見る
頬がほんのり赤くなっていて 俺を興奮させる
いふ
いふ
ないこ
机の上には空の小瓶
いふ
ないこ
いふ
いふ
耳元でそう呟く
君は嬉しそうに微笑んだ
いふ
ないこ
いふ
ベットにゴロンと転がる
君はさっきからずっと 物欲しそうな目で見てくる
ないこ
いふ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
俺に擦り寄って求めてくる君
仕事の疲れなんて いつの間にか忘れていた
いふ
いふ
ないこ
この時間は 君が俺のものになる時間
そっと首筋に跡をつけた
翌日…
いふ
眠たい目を擦る
隣では君が可愛らしい 寝息をたてていた
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
土曜日。
俺と君は決まってどこかに 出かけに行く
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ショッピングモールで 買い物をして 君を家まで送る
これも…慣れた光景だ
ないこ
いふ
ないこ
悲しそうな顔で聞いてくる
俺はそっと頭を撫でた
いふ
ないこ
いふ
ないこ
"用事がある" 別に嘘ではない
りうら
いふ
土曜日の夜からは 彼との時間
いふ
りうら
いふ
りうら
りうら
いふ
お風呂から上がって寝室に向かう
彼が前髪を下ろして待っていた
りうら
いふ
りうら
いふ
りうら
いふ
ギシッ
彼の上にのっかり 肩に手を回す
いふ
りうら
いふ
いふ
りうら
ドサッ
ベットに優しく押し倒される
彼の妖艶な目が 僕を突き刺す
りうら
いふ
この時間は 僕が彼のものになる時間
首筋に痛みが走った
日曜日は家で少し遊んで あとはゆっくり1人で過ごす
りうら
いふ
バタンッ
いふ
いふ
あー…今週も 幸せだった…
寝室に戻って 一息つく
いふ
いふ
愛して 愛されて
心が酷く満たされた
いふ
ふと、鏡を見る
首を埋め尽くす キスマークや噛み跡
いふ
悪いことなのはわかっていた
でも…
いふ
いふ
鏡にニコッと笑ってみせる
日曜日の一人の時間
この時間は 君も彼も 誰も知らない
俺だけの時間だ