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6年前
小学校
同級生
同級生
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
同級生
学年で心霊スポット巡りが流行っていた
その日はいつもと違い、
行方不明者が出て立ち入り禁止の場所にした
同級生
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
同級生
同級生
櫻 月子 (幼少期)
少し違和感を抱いて誘いに乗った
そんな所に行っていいのか
行方不明者が出ているのは何故なのか
不安事は頭から無理やり消した
放課後
その心霊スポットにて
同級生
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
妙に寒気が際立って
何となく視線を感じた
同級生
同級生
参加者は私を含めて5人程度
何かあれば無理やり帰れば良いと
その時は思っていた
同級生
櫻 月子 (幼少期)
少しタイミングが遅れながらも 皆と一緒に走り出した
同級生
櫻 月子 (幼少期)
変に寒気がして筋肉に力が入らなかった
ただ怯えているだけなのか
それとも……?
いい具合に体温が上がってきて
何故かポジティブになれた
同級生
櫻 月子 (幼少期)
400m程走ったところで1度休憩した
同級生
櫻 月子 (幼少期)
同級生
櫻 月子 (幼少期)
同級生
同級生
そう言ってカバンから 5人分の缶ジュースを出した
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
皆が一斉に飲んで
数十秒で飲み終えてしまった
足りないと思いつつ
下を見ると
1本残っていた
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
同級生
同級生
本数を数えて言った
ちゃんと5本だった
じゃあ残りの1人はどこへ?
皆が目を合わせた
変に脂汗が出た
心臓の音がうるさかった
同級生
櫻 月子 (幼少期)
誰か話せばいいのに
誰でもいいから何か言ってくれ
強く願っていた
コンッ
同級生
ザンッ!!!
何かを引き裂く音と共に
目の前には見慣れた肉片と
酷い匂いがする赤い水溜まり
大声を出して無我夢中で走り出す者
何が何だが分からず本能に従って走り出す者
皆が逃げていた
でも
私は動けなかった
いや、
動く勇気がなかった
櫻 月子 (幼少期)
皆がいなくなって
死体しか残っていなかった
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
櫻 月子 (幼少期)
パニックになって前が見えなかった
震える足を立ち上げて
がむしゃらに走った
後ろから足音が近づいて来ていたのは
走ってから数分後に気付いた
明らかに自分とは違う足音が
粘り強く追いかけてくる
振り向けなかった
櫻 月子 (幼少期)
バタッ
足音に集中しすぎて
思わず転けてしまった
その時に
無意識に後ろを向いてしまったのだ