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ジャンヌ
みんなー!!鬼ごっこしよー!!!
ジャンヌ父
あの子はいつも元気だな（笑）
ジャンヌ母
正義感もあるいい子よね
ジャンヌ
あーそーぼー!!!
ジャンヌ母
元気ねぇー（笑）
ジャンヌ父
この歳でスポーツ万能だからなw
ジャンヌ母
あの子を引き取りましょう？
ジャンヌ父
僕もあの子がいいと思う
ジャンヌは昔、孤児だった 不慮の事故で両親を亡くし、長らく孤児院に入っていた
ジャンヌ中学一年生の頃
ジャンヌ
（他クラスに入るのは初めてですね）
ジャンヌ
（他クラスでは何を…）
いじめっ子
アハッwwこれ、取り返してみなよーw
ヘレン
やめてっ、やめてください…
ヘレン
補聴器返してください…！
いじめっ子
あー、そっかー、目見えないんだったねw
いじめっ子
取り返せないかぁー
ジャンヌ
（バッ（補聴器をいじめっ子からとってヘレンに返す）
いじめっ子
あ？何すんのよあんた
ジャンヌ
あなた、何やっているのでしょうか？（ニコニコ）
いじめっ子
見ればわかるでしょ？目が見えなくて補聴器つけてる可哀想な女の子と〜
いじめっ子
”遊んであげてる”の
ジャンヌ
（…は？）
ジャンヌ
…ヘレンさん、嫌がってますけど
ヘレン
い…言わなくていいですから、そういうこと…（涙目）
いじめっ子
ほーら、この子もこう言ってることだし…
ジャンヌ
（バシッ（叩）
いじめっ子
なっ…にするの!?痛いじゃない!?（泣）
ジャンヌ
あ、すいません
ジャンヌ
でも、あなたのそれはいじめです
ジャンヌ
少し反応を見ましたけれど、
あなたがなんの悪気もなくそれを楽しんでいることしか分かりませんでした
あなたがなんの悪気もなくそれを楽しんでいることしか分かりませんでした
いじめっ子
だって悪いことしてないし！
いじめっ子
ね？ヘレン？
ヘレン
ｯ…
ヘレン
い…、いや…でした
いじめっ子
はぁ!?私たち友達だって言ってたじゃん！裏切ったの!?
ヘレン
それはっ…これ以上…嫌がらせ、されたくなくて…
いじめっ子
何それ!?
ジャンヌ
本人が嫌がっていますよ
ジャンヌ
これ以上やるなら先生やあなたの保護者に言いつけますけど
いじめっ子
ｯ、仕方ないわね
ジャンヌ
もうやらないと約束してください
ジャンヌ
”友達”なんでしょう？
いじめっ子
…ごめんなさい、もうしないわ
ヘレン
ありが、とう（泣）
ジャンヌ
（全く、他クラスに入っただけでこんなことに巻き込まれるとは思ってなかったですね…）
ジャンヌ
大丈夫でしたか？
ヘレン
いやでは…あったんですけど
ヘレン
帰り道一緒に歩いてくれる人があの子しかいなくて…
ヘレン
私は白杖をうまく使えないので誰かと歩かないとわからないんです
ジャンヌ
今日から私が一緒に歩きましょうか？
ヘレン
いいんですか!?
ジャンヌ
全然大丈夫ですよ
ジャンヌ
（結局あれからずっと一緒に登下校してるな）（笑）
ジャンヌ
ヘレン、ついたよ
ヘレン
分かりました、すぐに出ますね
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