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騙し×探偵

第4話 - こんなところにソーセージが...！

2024年11月17日

#騙し

#探偵

#作者の急な思いつき

#詐欺師

#コンフィデンスマンJP

#考察どうぞ

千夏

―レンタルハウスの浴室にて―

ヨウ

はあ。

つっかれた。とりあえず、つかれた。あの馬鹿3人を連れるこっちの身にもなってほしい。

ヨウ

とりあえず、今日のことを整理するか。

ゆの

だ、ダンスの練習!?

社長 (木野下叶)

そうなの。実は、私がダンス好きってこともあってね、ダンスを披露するの。

たまご

...もうそれ舞踏会じゃありませんか...

社長 (木野下叶)

ええ。
貴方達がダンスしてるとこ、観てみたくって！

ヨウ

待ってください。
俺達は、ダンスをしにきたんじゃない。
護衛をしにきたんだ。

社長 (木野下叶)

わかってるわよ。
けど必ずしも、そこで敵が来るわけないでしょう？
可能性が高いだけ。

めい

なんか、ものすごく説得力ありますね...

ゆの

...いや、私達もダンスしといた方がいいのかもしれない。
ダンスしなくちゃ、逆に目立つ。だから、ダンスしながら、殺るんだ。

たまご

なにそれ！
楽しそう！

社長 (木野下叶)

でしょう？
賛成な人、手挙げてー！

ヨウ

おい、待て！
他に方法があるはずだぞ!?

めい

賛成賛成！

たまご

いいねー！
たまご、めっちゃこうゆうの好き！

ゆの

よし！
反対なし！

ヨウ

おい！俺は!?

社長 (木野下叶)

じゃあ、決まりね。
これから、一緒にダンスの練習をしましょう！

ヨウ

ちょ！
...はあ。どうしていつもこうなるんだ...

社長 (木野下叶)

でも今日は、もう遅いからレンタルハウスを借りましょう。
お金は、こっちが払うわ。

ゆの

ありがとうございます！
正直、ヨウの金で泊まろうかと考えていましたが、嬉しいです！

ヨウ

は？聞いてないぞ？
てか、俺への遠慮を忘れるな。

ゆの

でも私、家事得意じゃないから、ヨウ、よろしくね～

ヨウ

あ"あ"もう！
どうしてこうなるんだ!?

ヨウ

いっそがしいな。

ガラララララ

ヨウ

ｯ!?

突然、扉が開く。

ゆの

おっと。

ヨウ

はあ、よかった...
ゆのか...

そこには、ゆのが立っていた。

...ゆのが立っていた？

ヨウ

うわぁぁぁぁぁ!?!?!??

ゆの

うーん、ソーセージと言うより、魚肉ソーセージかな？

ヨウ

『どこ』をみてそういっている！
はやくドア閉めろ！

ゆの

仕方ないですね。

ピシャンッ

ヨウ

仕方ないですね～じゃないんだよ。
どうしていんだよ。

ゆの

んー？
いや、明日の朝御飯、私作ろうかと思って。
だから、魚肉ソーセージがいいか、ソーセージがいいか聞こうと思ったんだよ。

ドア越しに、ゆのが答える。

ヨウ

今じゃなくていいだろ...

ゆの

そうだね。
でも、決まったよ。明日の朝は、魚肉ソーセージだ。

ヨウ

どこを見てそう決めたんだ...

ゆの

...大変なことになったねー。
ダンスとか。
ワルツだってよ。一緒に踊る？

ヨウ

そもそも踊れない。

ゆの

だから、あの社長のとこで練習するんだよ。

ヨウ

...どんな奴が暗殺しにくるんだか。

ゆの

ふふっ。
楽しみだねー

その後、ダンスの練習も、暗殺の練習も、順調にすすんだ。

相変わらずその間は、何も起きなかった。毎日交代制で叶社長を見張っても、特に異常はない。暗殺者は、何を狙っているんだ...

とある日

社長 (木野下叶)

ねえ、二人にお願いなんだけど、

めい

は、はい？

ゆの

どうしたのでしょうか？

社長 (木野下叶)

買い出しに行ってきてくれない？

ヨウ

俺も行くぜ？

ゆの

いや、ヨウはいいよ。
ヨウが行くと、初めてのおつかいになっちゃうから。

ヨウ

俺は、赤ちゃんか！

めい

でっかい赤ちゃんみたいなもんでしょ。

ヨウ

この間、よだれたらしながら寝てたのは、どこのどいつだ？

めい

さ、さあねー

ゆの

めーいっ！
行こ？

めい

はーい。

ゆの

え!?すご！
なにこの、キモいキャラクター！
ヨウみたい！

めい

ヨウは、影で悪口を言われているのは、しっているのでしょうか...

ゆの

え!?やば！
魚でか！これ買う人いんの!?料理するとき大変じゃないの!?

めい

...ゆのは、

ゆの

ん？

めい

ゆのは、どうしてそんな、能天気で、馬鹿なのに、

ゆの

ちょっと待って？
今、ものすごい悪口を言っている自覚ある？

めい

だって、事実じゃないですか。

ゆの

うっ！
後輩から、そんなことを言われる日がくるとは...

めい

...続けますね。
どうして、そんなに馬鹿なのにこの職業を続けられるんですか？

めい

そもそも、ボクがゆのの財布を奪った時は、一瞬で気づかれてびっくりしましたけど、
いつもはそんな雰囲気がないんです。

ゆの

...そうだね。
私は、裏探偵をやってる雰囲気はないね。
...普段は。

めい

...？
普段？

ゆの

そう。
私はね、そういう雰囲気をかくしているんだ。

めい

そうゆう風には、見えないですけど...

ゆの

まね。私は人を信じていないんだ。

めい

信じていない...ですか。

ゆの

うん。
ま、はやく買い出しいこ？

めい

そうですね。

社員顔合わせ当日

...ポカン

社長 (木野下叶)

さあ、着きましたよ！
ここが今日の戦場です！

ヨウ

...ターゲットが、戦場とか、物騒なこと言うな！まじでこれから、殺される自覚はあるのか...？

ゆの

てか、ひっろ...

社長 (木野下叶)

貸し切りですよ？
毎年、ここを借りるんです。

たまご

これが金の力...！

社長 (木野下叶)

はい。でも、全然高くありませんよ？

めい

叶社長ヤバ...
ちょっくら、酒でも買ってくわ～
みたいなノリでここ借りてるんですよね...

ゆの

...もうすでにいろんな人が来てるみたいだけど...？

社長 (木野下叶)

あれは、執事です。
雇ってるんですよ。

たまご

ヨウ、ここの執事になってさ、私達にお金ちょうだいよ。

ヨウ

嫌に決まってんだろ。
てか、俺への扱い雑じゃね？

ゆの

駄目だよたまご。
ヨウは、『私達の』執事だから。
他のとこ行ったら私達が困る。

ヨウ

ゆのは、どんな目で俺を見てんだよ。
しばくぞ？

ゆの

じゃ、とりあえず、
そこにある色々な食べ物の元とろうか？

たまご

しゃ！
え!?めっちゃ豪華なビュッフェじゃん！

ヨウ

太るぞ？

めい

ヨウ？女子に太るは、禁句だよ？

ヨウ

怖...

社長 (木野下叶)

ふふ。皆さんったら。

ヨウ

とか言って、叶社長もめっちゃとるんだよな～...

鳴海勇崎

あーあ。
がっかりしたぜ。
こんなに弱いなんて...

ここからが本当のショータイムだ。

？？

はい。全然余裕でしたね。

あははははは騙されちゃったねっ！

終

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千夏

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