キーンコーンカーンコーン
遠くで始業を告げるチャイムが鳴った
dn
dn
dn
砂浜に打ち寄せる波に沿って歩く
目的は星ノ岩
そこから飛び降りれば 来世は幸せになれると言われてる
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潮風が俺の頬を優しく撫でる
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…こんな化け物じゃなかったら なんでもいっか
dn
そんなことを考えてたら あっという間に星ノ岩までついた
静かに尖った岩の端まで行く
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少しの覚悟を決め 俺は打ち寄せる波に1歩踏み出した…
おい!!
声が聞こえた瞬間
俺の身体は、誰かによって 強く引き付けられた
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俺たちは学校に向かってる 途中だった
取り留めのない、記憶にも残らないようなくだらない話をしてた
jp
no
ya
no
ya
mf
ur
jp
mf
ふと、海を見た
いつもは素通りして 見向きもしない海を
mf
星ノ岩に、人が…
mf
jp
hr
みんなの声が後ろから聞こえる
でも止まれない
だってあそこはっ…
mf
自殺の名所だったから
mf
mf
落ちかける一歩手前
mf
掴んだ腕を俺の方に 力いっぱい引き寄せた
mf
dn
mf
dn
そんなこと、知ってる
分かってるから、死のうとしたのに
なんでこの人は俺を止めるの
mf
潮風が彼と俺の間を素通りしていく
少しツンとしている彼の髪を 柔らかく揺らしていた
dn
なんでか、じっ、と こちらを見る彼
気まづくて、何か言いたいけど 言葉が出てこない
dn
jp
tt
ぞろぞろと、沢山の人が来た
mf
そう言い、立ち上がって ズボンを叩く彼
mf
dn
差し出された手に疑問を感じる
dn
mf
そう言われて、恐る恐る 彼の手に自分の手を重ねる
人に触れられるのは、いつぶりだろう
そう思っていると、彼は俺の身体を いとも簡単に立ち上げた
dn
mf
dn
肯定することは、できなかった
彼らが去った後に、今度こそは、 と思っていたから
dn
mf
dn
no
no
dn
jp
ya
和気あいあいと、してた
青髪の彼は、何か察しているような 見透かされてるような、気がした
dn
dn
dn
dn
hr
no
dn
白髪の彼と、青髪の彼には 見透かされていた
多分、眼鏡をかけた彼にも…
でも、学校は、嫌だ…
dn
顔から、血の気が引くのがわかる
俺を否定するあの場に、行きたくない
クラスメイト達に、会いたくない
なら、だから
ここで死のうと思ったのに
なんで
俺を行かせようとするの
行きたくない
dn
ぽつりと、言葉に出てしまった
慌てて口を抑えるも、意味は無い
mf
dn
そう言ってこちらに体を向ける彼
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dn
dn
ur
hr
jp
tt
jp
tt
話は、どんどんと進んでいく
ya
no
なんだか、世界から切り取られたみたい
赤メッシュの彼の言葉を合図に みんな海に背を向けていく
mf
dn
mf
グイッ、と、そんな効果音がつきそうな ほど手を引っ張られる
dn
mf
そう言う彼の顔は 楽しそうに笑ってた
dn
はじまして!
なつと申します!!
初めて書いたのですがどうでしょう…
少し頑張ってこれから書いていこうと思います!!
暖かい目でみまもってくださると嬉しいです!!
それではまた!
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