ノベル
BL
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初恋相手と称された
1話から読む主人公の佐藤晴は、中学の卒業式頃。幼馴染の叶野連に告白された。男が男に恋なんておかしいと思っていた晴はキツイ言い方で断ってしまい、そのまま高校が別れて喧嘩別れとなった。
段々とそのことは頭の片隅に追いやられていき、高校で仲良くなった大城大輝と楽しい日々を過ごしていた。ある日、転校生がくると学校中が騒がしくなった。とてもイケメンだと女子は騒いでいて、気に食わなかった晴は特に興味を示すことはなく、クラスは別だし知らなくてもいいや、と考えながら歩いていた時、長身の男にぶつかった。それは紛れもなく転校生のようで、なにか違和感を感じたが特に思い出すことは無かった。生まれつき好感度が見える晴は初対面のはずの転校生の好感度を見て絶句した。