TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

シャークん編完成したので

少し早い投稿

WTBL注意

スマサンド(br、sm、sh)

葡萄編

2.猫系彼氏のギャップ

俺たちは3人で付き合って、一緒に暮らしています

と言っても、俺を共有して付き合っているので

喧嘩なんて当たり前

スマイル

……はぁ。

ぶるーく

僕が先に約束してたの!

シャーくん

いやいや、俺の方が先だったし

ぶるーく

スマイルは明日僕と映画館行くの〜!!

そう言ってぎゅっと俺に抱きつく

スマイル

……。

…何故もっと仲良くできない?

こんなに毎日毎日喧嘩するもんなのか。

シャーくん

ッ〜、スマイルはどっちなのムス

ぶるーくが俺を抱きしめたのが気に触ったのか、怒って投げ掛ける

スマイル

え、俺に聞かれても…
どっちが先とか覚えてないし。

スマイル

わかんない…

俺は曖昧な答えを返した

するとぶるーくは思いついたように表情を変え、俺に言う

ぶるーく

…ねぇスマイル!この映画ずっーと前から約束してたよね?

ぶるーく

ちょうど2週間前くらい、一緒にCM見たじゃん!

スマイル

ん〜…?

2週間前…

スマイル

……あぁ!!

グロい映画を見てる時に流れて来た広告だと思い出す

スマイル

そうだった。確かに言った

スマイル

ごめん、シャーくん。ぶるーくだ

俺が言うと、諦めたのか1つため息が聞こえた

シャーくん

…この前の週末もぶるーくだったじゃん。

シャーくん

俺、…全然デートできてないし

シャーくん

もういいよ…。勝手に行けば!!

シャーくん

スマイルのバカ!!

そう吐き捨てリビングの扉が音を立てながら閉ざされた

スマイル

ぁ…

何も言えずに、行ってしまった

ちょっと…失敗したかも

ぶるーく

なんか…拗ねてんね

スマイル

やっちゃった…

これは、謝るルートだな

苦笑いでそう思う

スマイル

うーん…

そろそろ寝る時間だし、部屋いくか

多分、このままじゃ寝れないしね。(?)

スマイル

俺今日シャークんとねるね。また明日

ぶるーく

うん、わかったぁ。おやすみスマイル!

ちゅっとおやすみのキスをする

やっぱり何度しても慣れないし、少し照れくさい

ぶるーく

…キスくらいでそんな顔しないの、スマイル初々しいw

スマイル

ッ///別に、

スマイル

ッおやすみ!!

机のスマホを手に取ってシャークんの部屋へと足を進めた

スマイル

コンコン

スマイル

入るよ?

特に返事がないので入る

シャークんはどうやらベットの上らしい

ても寝てるのかどうか、壁を向いているので分からない

ギシ

スマイル

シャークん

スマイル

起きてる…?

スマイル

話したい。

そう俺が話しかけるも反応はない

もしかしたらほんとに寝てるかも

そう思い、そっと布団を退けて顔を覗く

目は閉じているが、顔が完全に狸寝入りの時のシャークんだ

スマイル

起きてるでしょ、

スマイル

シャークんー、起きてー

シャークんの体を揺する

それを何度か繰り返すと、堪忍したのか目を開き俺を睨んだ

シャーくん

…うるさいなぁ

シャーくん

ほっといてよ

そう俺に言うと布団を頭まで被ってしまう

…どうするべきか

スマイル

なんでよ、話しようよ

スマイル

このままじゃ解決しないでしょ

シャーくん

別にいい、…あっちいって

めげずに頑張るも冷たくされてしまう

でもきっと本気で怒ってるなんてことはないだろう

本当は…

スマイル

…あっそ、もういいし、

スマイル

シャークん嫌い

わざとこちらも冷たくする

でももちろん好きだから同じ布団に入って俺も反対を向く

これでどうだ

スマイル

……。

シャーくん

……

何十秒か経って、布団の中でシャークんがソワソワしてきたのを感じる

俺はまだかなーなんて待ってたら、シャークんは布団から出た

そして俺の背中の方のベットがキシっ揺れて小さな声が聞こえる

シャーくん

…ごめんって、ボソ

スマイル

……。

少し冷たくされたのがよぎって無視する

シャーくん

ねぇ、ねぇってば…

シャークんが俺の体を揺らす

…もう少し放置してたい気持ちもあった

でもこれ以上は可哀想に感じて返事をする

スマイル

…なに?

シャーくん

…えっと、

シャーくん

…さっきのごめん。

シャーくん

あっちいってとか…嘘。

スマイル

スマイル

…そ

彼氏が可愛すぎるので、素っ気なく接する

シャーくん

ッ〜〜!!ねぇ〜…

シャーくん

話聞いてよ。

俺の上に乗って頭をグリグリと押し付ける

そろそろ懲りたかな。

スマイル

…聞いてるよ?

スマイル

んふふ、ごめん。意地悪した

俺は体を起こして、シャークんの頭を撫でる

シャークんはムスッとした顔をしたけれど

シャーくん

…許す。

スマイル

許してくれるんだw

スマイル

可愛いねー。

シャーくん

…可愛いっての嫌いなんだけど

スマイル

かっこいい

シャーくん

ぅえ、うーん…あり

そんな内容のない話を楽しむ

でも、ここに来た趣旨を忘れそうだったので本題に入る

そんな雰囲気を読み取ったのかシャークんは口をモゴモゴさせている

スマイル

シャークんあのさ

スマイル

さっきの話…ごめん。

スマイル

シャークん嫌な思いさせちゃった

スマイル

これからは…気をつける

自分の中でしっかり反省する

2人と付き合うって決めたのは俺。それなら2人の気持ちを尊重しなきゃ

シャーくん

ッ〜違う!

突然シャークんは大きな声を出して、俺の言葉を否定する

シャーくん

違うの…うぅ〜

シャーくん

ごめん!!さっきのリビングでの事…

シャーくん

あれは…ッッ構って欲しくて

シャーくん

拗ねたら…スマイル絶対追いかけて来てくれるじゃん?

シャーくん

だから、…わざと拗ねたフリした。

スマイル

え?

スマイル

ちょ、ちょっと待って。

怒ってたってわけじゃないの…?

色々、頭で整理して再びシャークんの顔を見る

えっと…俺の自意識過剰じゃなければ

…つまり

スマイル

俺に構って欲しくて、…拗ねてたの?

シャーくん

…そう…だね

恥ずかしそうに赤面しながら話すので

それが移ったのか、俺も嬉しさから赤くなりそうだ

シャーくん

ッ…なんか言ってくんない?!

シャーくん

なんでスマイルが赤くなるの…

スマイル

え、あ…なんか

スマイル

ッズルくない?なんか急に素直になるの!

いっつも積極的に行くのは俺ばっかりで、気分屋のくせに…

シャーくん

う、だって…今日はめっちゃ構って欲しかったの!!

シャーくん

いいじゃん、構ってよッ

そう言うと俺に短いキスをして抱きついてきた

そんな勢いでどんどん構ってアピールを続けるシャークんのギャップに

もう 俺は悶絶しそうだった

シャーくん

ギュゥゥゥ

スマイル

もう…やめて…。

普段とは似ても似つかない彼に俺の心は追いつかず、鼓動は早くなるばかり

そんな俺を見ていつもの余裕を取り戻したのか

からかうようにクスッと笑う

シャーくん

こんな俺もいいでしょ?

スマイル

…好きだけど、

スマイル

心臓足りないよ…。

どきどきして 収まんない胸

そんな俺の胸から顔を覗かせたシャークんは

俺をベットに押し倒し

深く 甘いキスをした

この作品はいかがでしたか?

3,042

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store