あの日、あの時
…あの夜に。
たった2人で星空の下
約束した1つの願い。
それは虚しく、泡のように消え去っていった。
俺はもう、何を
何をどうすればいいのか。
あの場所で、また
会いたいだなんて
話したいだなんて
考えなければ、辛くないかな。
「きっと」「お前なら」「だから」が嫌で
そのままが良くて
…否定されて
俺には生きる気力なんてもう微塵も無い。
…あぁ、もう
全部、全部全部全部全部。
嫌なことも、好きなことも
何も、かも。
「消えて、無くなればいいのに。」
「泡沫の夜、あなたと二人」
注意 ・こちらは「ぶるーらいと」様との”合作”でございます。 ・ワイテルズ様の借金組のBL要素や病み要素が含まれますので、地雷.純粋の方はぶるーらいと様の他の作品や好きな連載.パロ等を見ることをお勧めします。 ・コメント欄にて感想.考察等嬉しいものは大歓迎でございます。 ・こちら盗作(パクリ)ではございません。及びに盗作等は控えて頂けると光栄です。 ・こちらの作品からぶるーらいと様の存在を知った方は良ければ他作品もご覧になることもお勧めします。 ・合作ということで他緋月作品よりもこちらの作品を優先的に書かせていただきます。
この話はProlog(シーン1)と1話が入っております。
それでは行ってらっしゃいませ…
シャークん
朝
この時間は嫌い
起きるのも嫌だし、なにより”今日が始まる”というのが嫌
「今日で全て終わってしまえばいい」
「明日なんて来なければいい」
………
そんな簡単に願いが叶えられるのなら
こんなに苦労することなんてなかったのに
どうしてこんな、嫌な思いをするのか
でも1つ我儘を言うなら
シャークん
シャークん
シャークん
どうにか会えないか
事情があって、彼…
きんときは、今会えないらしい
何があるのかは知らないけど
数年前の、2人でした約束は
どこかでさまよっている
”2人で、またこの場所で
会って話して遊んで…
…きっと、やろうね”
まだ幼い頃のきんときの言葉
ただの口約束ではあるけど
それからきんときはあの場所へ来なくなった
その後、買い物中に偶然会ったけど
会ったと言うか…見かけた
だけど、何かが怖くて
俺は話しかけられなくて…
シャークん
シャークん
そう考えて
着替えてから洗面所へ向かった
それからそのまま、朝の支度をしていた。
きんとき
朝
まず起きて、何もすることがない
だからとりあえずスマホを手に取ってみた
それからすることも特になく
適当にSNSを開いて見る
きんとき
きんとき
たまにある、動物とかの面白い動作
それにクスッとくることがよくある
きんとき
「どこか近くにいたりしないかなー…」
何の変哲もない投稿だった
でも何かに違和感を感じた
どこか近くに…?
誰か推しとかそういうものか?
プロフィールを開いてみた
そこには「また会いたい」みたいな投稿が多くあった
…が、最後の投稿は去年7月
この人は会えたのかな…
きんとき
きんとき
なぜTLに流れてきたかも謎だったが
特に気にせず何もせず、スマホをとじて朝の支度をすることにした。
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