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greenapple
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今回、桜ちゃんの出番は おまけにしか登場しません。 そして話が長くなるので 前後編に分けたいと思います。
さて、まずは俺の通う学園とは別の ある学校について話そう。 その学校では俺の母が教師をしていた。 そしてある少女の願いを叶える権利を 求めて他の三人の教師と争っていた。 その母と三人とは…。
"コーカサスオオカブト" "ギラファノコギリクワガタ" "ハナカマキリ" "タランチュラ"
この"ハナカマキリ"と呼ばれているのが 俺の母だ。 そう、母は"蟲"と呼ばれる存在だ。 そして四人とも、どんな願いも 叶えるほど強い力を持っていた。 だが、"華"と呼ばれるその少女は その強力な四人ではなく、幼馴染みの もうひとりの力の弱い蟲を選んだ。
蛍
そして俺の名前は 月夜海 蛍(つきよみ けい) またの名を"ホタル" 母と同じ俺もまた"蟲"なんだ。 そしてこの母が経験したことから 選ばれるためには強さではなく 信頼が必要だと理解した。
いや〜 部活ですっかり遅く なっちゃった。
砂夜
私の名前は "勝見 砂夜(かつみ さや)" 女子柔道部の部員だ。 練習が長引いて帰りが遅く なってしまった。 こんな時間帯だと怪しい人とか 出てきそうだけど、 不安は多少あるけど 私は怖くないよ。 だって…。
ボワァ
砂夜
何か怪しげに光っているものを 見つけた。 ひとつ、いやふたつあるな。 妙な動きでしかも目にも止まらない 早さで動いている。
蛍
砂夜
私は警戒心MAXで 謎の男と目を合わせた。 いざとなったらなんとか しなくちゃという気持ちを 隠さないぐらいの警戒心で。
蛍
砂夜
蛍
砂夜
蛍
アイドルのファンがよくやる あれか。 よく見たら手に持っているそれは ペンライトだった。 これが光の正体か。
砂夜
蛍
パッ
砂夜
蛍
彼が渡してくれたペンライトは 折るタイプのやつだった。 練習用と言っていたから 推しのアイドルのライブとか では別のやつを使うのかな?
蛍
砂夜
彼の言っていることも ごもっともだ。 "貸す"なんて言っていないし 実際私が奪ったようなものだ。
蛍
砂夜
蛍
ブゥン
やはりそうか。 彼も私と同じ"蟲"なのか。 そして彼が取り出したのは 電池で光るタイプのペンライト。 その光を日本刀の刀身の長さに まで伸ばしてきた。
砂夜
つづく
リルちゃんが"ホタル"の正体と ついでに妹について話してくれた。 というかついでの話がメインだった。
桜
リル
桜
リル
桜
リル
桜
リル
桜
リル
よく、力がある者同士は 引かれ合うと言いますが、 今回のそれはちょっと強引すぎた。 そのことをとても反省してます。 とはいえプロの作品でも 特に理由もなく出会う場合が ほとんどなので、どのくらいの訳アリに すればいいのか、加減が難しいです。 さて、次の話を書く前に少し アンケートをします。 テーマは "17人目のモデルを誰にするか"です。 みなさんが選んでくれた17人目の "蟲"の短編を投稿しようと思います。 それではまた!
コメント
3件
第11話、読み終わりましたよ〜! 過去と現在が交錯する構成、好きです。お母さん世代の話を挟んだことで「蟲」の世界観に奥行きが出ましたね。「華」という少女が強さではなく信頼で選んだ話——そこから蛍が「強さより信頼」と学んだ流れは、なるほどなと。 あと砂夜さんの登場で「蟲」同士の邂逅が一気に加速した感じがして、これからどうなるのか気になります。ペンライトを刀に変える能力……ちゃんと蛍らしいなと思いました。 強いて言うなら、リルちゃんの妹「カイコガ」がなんで蟲になりたかったのか、もうちょっと読んでみたいかも。とはいえ、これは前編ですもんね。後編でちゃんと繋がるんでしょうね、楽しみにしてます!