この作品はいかがでしたか?
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主
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⚠️注意⚠️ BL nmmn ご本人様と一切関係ありません 通報、荒らし、シェア、パクリ等禁止 ぱくってません 地雷さん回れ右 エセ関西弁 誤字脱字🈶 コメント欄でご本人様のお名前を出すのは御遠慮ください
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朝日で目が覚める。そう、こういう日は大抵…
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そう遅刻寸前だったりすることが多い。昨日は歌う練習してから寝たらこんなことになってしまった。ああまずいまずい!そう思ったとき通知を受け取る。見るとまろからだ
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今日はまろとのデート。この前まろが用事が入ってしまいデートがチャラになってしまった。その埋め合わせだ
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仕方ないのはわかってる。けれどやっぱり何度もそういうことがあると色々不安になってしまう。約束がなくなるのはもちろん、浮気とかまろのこと無理させてるんじゃないかとか、本当は俺のことあまり好いてないのかもとか
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大丈夫。そう信じて、この不安を吹き飛ばすように俺は家を飛び出した
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今日は初兎ちゃんと二人でダンスレッスン。俺が焦ってスタジオへ入ってくるとニタニタ笑いながらこっちを見ている
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この前もチャラになったのだ
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まろとのデートって考えるだけで自然と青色のものを使ってしまう。青色の上着。青色のピアス。青のネックレスこれじゃあまろより青色になってしまう
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まだ集合時間二時間前なのにもう準備万端。どうしようかな…髪型変えるか、香水つけようかな…ああでもまろは香水じゃなくてりうらの匂いが好きって言ってくれてるからやめようかな…なんて考えているとまろから連絡がきた
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頭が追い付かない。手が震える。前もこんなことあったけど最近はなかったから油断してた。こうなることがいる可能性を…
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準備したなんて嘘。もう準備万端。どうしよう、なんか辛くて視界が歪む。そんなときに
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集合時間になってもまろの姿が見えない。どこにいるんだろう…
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聞きなれた声がして振り返るとほとけっちだ。まろと一緒だったのかなと思ったが、服装や持ち物からしてそんな様子ではない
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視界が歪む。辛そうにしているほとけっちの顔がどんどん見えなくなって、声に出せば震えた声が出る。視界がクリアになったと思えば頬に雫が流れる
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辛くなってその場にしゃがみ込みながら泣き出してしまった。そんな俺をほとけっちが優しく背中を撫でる
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そうしてほとけっちとカラオケボックスへ向かった
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あの後カラオケボックスについて、ほとけっちがゆっくり話を聞いてくれたあと、今日は思いっきり歌おうと言って沢山曲を入れてくれた
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立ち上がった時見えてしまった。ほとけっちのスマホ画面が。そう
まろにこのカラオケボックスいると、今すぐ来いと連絡していた
軽くしか見えなかったけど、俺が泣いていることや、悩んでいること、まろに対して思っていること、ほとけっちに相談したことが伝えられているようだった
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何も持たず出てきてしまった。だっていま合わせる顔ないんだもん…疑ってるなんて言ったら怒るだろうし、焦って弁解するだろうし…ほとけっちの優しさを踏みにじるようで申し訳ないけど逃げ出してきてしまった
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本当はほとけっちといたけどそんなこと気にすることできなくて…ごめんほとけっち
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そういって兄あにきは手に持っている袋を上に軽く持ち上げた。中には二つカップアイスが入っていた。こういう暑い日には食べたくなってくるよね
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あれからある程度時が経ってまろのことなんて軽く忘れていた。この暑さの中、舌の上で溶けるアイスが心地よくて美味しさが倍増する
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アイスとは違う冷たさを体中に感じる。アイスとは違う、もっと冷たくて焦りをまとった冷たさ。もちろん声の主は
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え、どういうこと…なんで…?もしかして…
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全力で走って逃げる。それでも追いかけてくるまろ。どうせ怒られる。必死で違うって言ってくる。わかってる。でも今そんなこと言われても何も響かない。説教なんて聞きたくない。なんで俺が怒られるんだよ
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すると傷ついた顔をした。なんで俺が悪いみたいになってるんだよ!なんで…
俺だって…
沢山傷ついたのに…
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いつの間にか涙が出ていた。そのせいで走るスピードが落ちたのかまろに追いつかれてしまって、手首掴まれた
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じゃありうらの早とちりだったんだ。じゃ、じゃありうらが悪いんじゃん…勝手のまろのせいにして…俺最低じゃん…泣いちゃダメなのに、それはわかってるのにまた涙が溢れてきてしまう
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するともう少し強く俺を抱きしめ、そしておでこにキスをされる。それがとてもうれしくて暖かくて…また涙が溢れだす
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そうやって沢山愛情をくれる。それが余計に嬉しくてもっともっと涙が溢れる。涙は枯れることを知らない
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君の澄んだ青い瞳が俺を捉える。その瞳が俺の大好きな瞳だったから信じれる。ああ、やっぱり大好きだなぁ
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どうしよう。怒られるかな…怖い。なんて言われるかわかんない。怖くて目をぎゅっと強く瞑る。下唇を強く噛む
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そう言って俺の下唇に触れる。その手が暖かくて安心して、力が抜ける。緊張が解けた唇に暖かいキスが落ちてくる。それが余計安心させる
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ね?と優しく笑う君が、その言葉が心に染み込む。それが暖かくてまた涙が出てきてしまう
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するとさっきまで近かったのに余計に近づいてきておでこ、瞼、頬、耳、鼻、首、腕、手、色んなところにキスをする
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恥ずかしくなって涙が引っ込む。けれどそんなこと気付いていないのかまだキスを続ける
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恥ずかしくなって顔を逸らす。ただの照れ隠し。そうわかっているから君はまだくすくすと笑っている
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この顔、この言い方気付いてるだろ…そうやってすぐりうらに意地悪するんだから…でもりうらも大概で
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唇を指して少しまろに詰め寄る。身長的に少しだけ上目遣いになる。すると急にまろが口を抑えて顔を真っ赤にさせた
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まろが赤いのが俺にも移ってしまってお互い顔真っ赤。顔だけじゃなくて耳まで熱い。すると
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おまけ
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肩で息をしているIfくん。だいぶ焦ってたんだろうなって思う。いつもならノックしてくるのにそれも忘れるなんて…なんか焦ってる姿見るの新鮮でいい気味
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もしかしてIfくんに連絡してたのバレたかな…それなら辻褄が合う。今どこにいるんだろう…と思っているとIfくんがスマホを確認している
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送られてきた写真はりうちゃんがカップアイスを片手にアイスのスプーンを咥えたままピースしている写真だった
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そう言ってまたドタバタと出ていくIfくん。あんな高身長の人が急いでいるとまじで騒がしい
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コメント
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語彙ください……作品好きすぎて5回以上見返してしまったwwww