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syo

ぅぁ...

悪夢、悪夢を見た

みんなに裏切れる、 それが永遠と続く夢。

syo

けほっ...

起きたあとはなんだか 息苦しくて、

辛かった。

そっからは覚えてない。

なんでかは知らない。 多分忘れたかったから、 そんな気がする。

みんなは運営国に 遊びに行ってたらしい。

でも城はほぼ壊滅らしい。

これくらいしか覚えてない。

今日は外が晴れてた

うんざりするくらいに。 晴れてた

俺を嘲笑っているように。 晴れてた。

ひゅー、と吹く風は 何処か暖かくて、冷たい。

syo

ふ、ぅ...

あの日

大きな火傷を負った

顔半分火傷の痕だってある。

syo

ぃ、て。

風が顔に当たると ぴりぴり、と痛い

マブダチに会いたい。 お礼を言いたい。

でもお見舞いには 来れないから 会えない

syo

どう、しよか...

そんな時 こんこんこん、と扉の方から 音が鳴る

syo

どちら様です、か?

返事は無い、 部屋を間違えたのだろうか...

そう思いつつも ぴりぴりと痛む体を扉へと動かす

がらがらと扉を開ける

syo

誰も、おらへんやん。

???

いや、いるさ

???

ここに

後ろからは 聞き慣れたバリトンボイス

syo

へ、あ...

???

なぁ...シャオロン。

syo

ぐる、ぐるっぺん...

???

そうだ、私はグルッペンだ。

gr

久しぶりだな、シャオロン

ひゅ、と喉からか細い音が鳴る

syo

いゃ、

syo

く、くんな...

自分なりの抵抗で 抗う

gr

そんなに怯えないでくれ、

gr

大丈夫だ...何もしない。

syo

ほ、ほんとに?

"また"信じてしまう

大好きな彼だから 唯一嫌えなかった彼。

gr

あぁ...済まなかった。

グルッペンは何もせずただただ 俺と関わってくれた。

syo

え、えよ。

syo

あやま、らんで

彼らしくない姿。 きっとそうしてしまったのは おれ、だろう。

前のように輝いて欲しいから 自分で責任を取る。

syo

お前、らしくない。

gr

そうか、済まない。

gr

それであれだが、"私"とは

gr

関わりを持ちたい

syo

ええで、お前となら。

syo

でも、もう

syo

裏切らんどって、な。

震えた声で言う

"裏切らないで"

俺には光は俺だけしかないから、 裏切るのは辞めとってなw。

gr

あぁ...勿論だ。

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