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俺が…勇者に…？

第39話 - 日記の中、彼の願い

163

2025年07月13日

#からぴち

#たっつん

ゆみく　5日間メイド&犬化中

ｺﾞｰﾝｺﾞｰﾝ

じゃぱぱ（王子様）

、………

決戦の日…、たっつんが息をしなくなった日から約２ヶ月が経った。

クラス

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

あんなことがあったのも知らず、ほかの奴らは何時ものように過ごしている。

じゃぱぱ（王子様）

……、

ただ、13人。俺とたっつんと勇者のみんな、そしてのあさんたち、父さん

だけが事実を知っている。

モブ（使い回し）

なあうり！遊ぼうぜ！

うり

……、ごめん、今日は無理、

のあ

じゃぱぱさん、お昼一緒に食べませんか、？

じゃぱぱ（王子様）

うん、ありがとう。

あの日からみんなの距離が遠くなった。

俺が魔王と知って、

たっつんが、…息を引き取ったと知って、

当たり前だ。

のあさんたちは一般人。

俺達ですら立ち直れていないと言うのに…、

のあさんは良く気を使って話しかけてくれてたけど、

最近は話す回数が減った。

毎日当たり前のように集まっていた日々も、

当たり前ではなくなった。

今ではみんなバラバラ。

じゃぱぱ（王子様）

……、はぁ、

また、戻れたら…、

どれだけ幸せだろうか。

じゃぱぱ（王子様）

…、

のあ

じゃぱぱさん！行きましょう！(*^^*)

じゃぱぱ（王子様）

、？

じゃぱぱ（王子様）

（どうしたんだろう、最近は笑顔なんて…、見れなかったのに）

うり

ｽﾀｽﾀｽﾀ､

うり

ｶﾞﾗﾗ（出ていく）

じゃぱぱ（王子様）

（うり、？）

のあ

さ！行きましょう！

じゃぱぱ（王子様）

う、うん…、

じゃぱぱ（王子様）

、どこ行くの…？

のあ

屋上ですっ！(*^^*)

じゃぱぱ（王子様）

（屋上…、いつも皆で集まってた場所…、）

のあ

早く早く！(*^^*)

じゃぱぱ（王子様）

うん、

じゃぱぱ（王子様）

…、

のあ

、？早く開けてください？

じゃぱぱ（王子様）

う、うん…、

じゃぱぱ（王子様）

（なんだろう、この気持ち…、）

じゃぱぱ（王子様）

（開けたら…、泣いちゃう気がする…、）

ｶﾞﾁｬ…

ゆあん

、！

なおきり

(*^^*)

もふ

じゃっぴ！

うり

、ﾆｺ

シヴァ

来た！

どぬく

遅いよぉ〜！

えと

ﾆｺ、

ヒロ

ﾌﾘﾌﾘ（手を振る）

るな

(*^^*)

じゃぱぱ（王子様）

ぁ…、ぇ…？

じゃぱぱ（王子様）

みんな…、

目に見えたのは、

今では幻のような…、

あの

いつもの風景だった。

じゃぱぱ（王子様）

、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…、

のあ

(*^^*)、

ただ、「一人」だけ

居なかった。

当たり前だけど。

いてほしかった。

じゃぱぱ（王子様）

みんな…、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ゆあん

ごめん、ずっと話せなくて、

なおきり

じゃぱぱさんに少しでも元気になってもらおうと思って、

のあ

この計画を建てたんです。

じゃぱぱ（王子様）

…、計画、？

のあ

はい。

僕はあの後、皆に話しに行きました。

なおきり

皆さん、集まっていただきありがとうございます、

のあ

全然、

シヴァ

どうしたの、？

ゆあん

実は…

それから、たっつんさんのこととじゃぱぱさんのことを話されました。

るな

…、そんなことが…、

ヒロ

そっか…、

えと

ごめん、ちょっと頭が追いつけない、

どぬく

俺も…、

シヴァ

…、

のあ

…、

その時に、たっつんさんの日記の話を聞いたんです。

ゆあん

なぁ、なおきりさん、

ゆあん

日記は、？

なおきり

、！

のあ

日記、？

なおきり

たっつんさんが書いたからぜひ見てくれって言ってたんです

のあ

、！

なおきり

だれか、一緒に見に行きますか、？

ゆあん

俺、行く。

なおきり

良いんですか、？

ゆあん

うん、

のあ

、私も行く

シヴァ

ごめん、俺ちょっとパス

どぬく

ごめん、俺も

えと

わたしも…、無理かな…、

ヒロ

ごめん、

るな

るなも、

なおきり

分かりました、

ゆあん

じゃあ、3人で行こう

なおきり

はい、

のあ

はい

その後、日記を読みに行きました。

じゃぱぱ（王子様）

日記にはなんて書いてたの…？

のあ

これです…、

のあ

読んでみてください。

じゃぱぱ（王子様）

、ｺｸﾘ

どうも、たっつんやで〜！日記って書き出し方こうでええんかな、？笑

たっつん

今日は、じゃぱぱが魔王ってことが分かった。

たっつん

じゃぱぱが魔王なら俺が呪いを解く。

たっつん

だから、なんか残しとこうと思ったんや！

じゃぱぱ（王子様）

ﾍﾟﾗ…

たっつん

今日？はなんか俺急に倒れたらしい

たっつん

大丈夫かな、おれ笑

たっつん

今は、大好きなじゃぱぱが作ってくれた美味しいご飯食いながら書いてる！

たっつん

絶賛片思い中や笑

たっつん

決戦の日までに言えたらええんやけどな〜、

たっつん

このご飯、後何回食えるんかな〜、なんてね

じゃぱぱ（王子様）

、たっつん、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

なおきり

…、

ゆあん

…、

のあ

…、

じゃぱぱ（王子様）

ﾍﾟﾗ､

じゃぱぱ（王子様）

ﾍﾟﾗ､

じゃぱぱ（王子様）

ﾍﾟﾗ､…、

たっつん

ふぅ〜、久々の日記やな

たっつん

今日は、眠りから覚めた日！

たっつん

こんな元気に言うことちゃうけどw

たっつん

書くこといっぱいあるな〜、

たっつん

そうそう、！皆、じゃぱぱが魔王って知っても、

たっつん

優しくしたってな！悪いやつちゃう、

たっつん

あんま責めんといたってな、

たっつん

呪いのせいで、体が言う事聞かんのや。

たっつん

何なら皆のこと助けてくれるから！

たっつん

俺がいなくなって悲しんでたら慰めたってな、

たっつん

…、俺には出来んから…、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たっつん

後なんか、夢の中で墜ちかけた時も、

たっつん

俺が…、自殺しようとした時も…、

たっつん

助けてくれてから。

たっつん

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

泣いてへんからなっ！

たっつん

俺ッ…こんなんで泣かへんし！

たっつん

心配せんでも…、もう覚悟決めたからっ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

じゃぱぱ（王子様）

ッ、…泣いてんじゃん…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

じゃぱぱ（王子様）

染み付いてるよ…

シヴァ

、…

どぬく

ッ、…

じゃぱぱ（王子様）

ﾍﾟﾗ､

たっつん

ついに明日が決戦の日

たっつん

だから、…ちょっと今日は皆にメッセージ！

たっつん

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

ごめんな、勇者以外のみんなは会ってからそんな経ってないから、まとめて言うわ、

たっつん

とにかく、みんな。

たっつん

ありがとう、

たっつん

俺を元気にしてくれて。

たっつん

本当の自分を出させてくれて。

たっつん

仲良くしてくれて。

たっつん

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

ありがとぉ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たっつん

それと、

たっつん

皆にお願い事！

たっつん

1つ目！

たっつん

…、

たっつん

みんなとの時間を大切にして欲しい、

たっつん

俺みたいにならんようにな、w

たっつん

2つ目、！

たっつん

一人で抱え込むな！

たっつん

俺が言えることでもないけどな、

たっつん

でもこれはほんまに、

たっつん

一線越える前に相談しろ！

たっつん

俺は運良くじゃぱぱが助けてくれたけど、

たっつん

もし、助けてくれんかったら

たっつん

おれもうここおらんから。

たっつん

最後に、３つ目。

たっつん

俺がいなくなった、じゃぱぱが魔王やったからって、

たっつん

皆の仲の良さがギスギスすんのはやめてほしい。

たっつん

俺は、皆が仲良うしてくれてる方が嬉しいから！

たっつん

無理やと思うけど…、俺もその輪に帰ってこれることを願ってる。

たっつん

だから、

たっつん

お願いや！

たっつん

最後、！

たっつん

ここからは、じゃぱぱにだけ読んで欲しい。

じゃぱぱ（王子様）

、

のあ

と言うことなので、時間がかかっちゃいましたけど、！

のあ

皆さんを集めたんです！

じゃぱぱ（王子様）

そっか、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

じゃぱぱ（王子様）

そうだよね、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

じゃぱぱ（王子様）

俺らは12人！

じゃぱぱ（王子様）

誰ひとり欠けない！

のあ

(*^^*)はい！

なおきり

それで、僕たちは今から出るので、じゃぱぱさんだけ読んでって言うところを読んでください！

じゃぱぱ（王子様）

わかった、

なおきり

では、

どぬく

またね(*^^*)

えと

また、

ヒロ

また、…

るな

またねです！

シヴァ

またねぇ〜

うり

また、

もふ

またね！

ゆあん

また、(*^^*)

ｶﾞﾁｬ

じゃぱぱ（王子様）

…、んだよ、

じゃぱぱ（王子様）

ふぅ…読むか

じゃぱぱ（王子様）

ﾍﾟﾗ､

たっつん

はぁ、

たっつん

ごめんな、きゅうにじゃぱぱだけって、何やねんって思うよな、w

たっつん

じゃぱぱにはとにかくお礼が言いたいな、まず

たっつん

ほんまに、ありがとうな、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

俺に、いつも寄り添ってくれて、

たっつん

凄い心強かったわ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

何で、じゃぱぱだけっていうと、そんなちゃんとした理由は無いんやけど…、

たっつん

まあ、本音の会、言うたらええんかな、w

たっつん

、…

たっつん

俺…、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たっつん

死にたくないなぁ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たっつん

正直、…もっとみんなと、平和な世界で楽しく過ごしたかった、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たっつん

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

じゃぱぱ、殴ろうとしてごめんな、

たっつん

迷惑かけてごめんな、

たっつん

お前はかけてないっていうやろうけどな、

たっつん

なぁ、最後のわがままや…、

助けて…、、

たっつん

、大好き…、愛してる…、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

俺、じゃぱぱの事信じてるから、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

こんな事言えるんやで？

たっつん

助けていうても、

たっつん

今からはもう無理やな、

たっつん

だから、…俺が…、いわゆる、死んだ時に、

たっつん

ずっと話しかけてほしいんや。

たっつん

きっと…、届くから、、

たっつん

俺の、支えになって欲しい。

たっつん

どんなことでもええんや、

たっつん

今日何したか、

たっつん

俺のことどう思ってるか…、とかw

たっつん

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

たっつん

もし無視して何もせんかったら、

たっつん

俺はもう捨てられたと思うことにするから、

たっつん

なるべく早く…、

たっつん

やってな、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

じゃぱぱ（王子様）

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ、

じゃぱぱ（王子様）

たっつん…、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

今すぐ行かないと。

たっつん

……、

神様

ねぇ、ほんとに早くしないと…、貴方が…、

たっつん

いい。、最期まで、待つんや

たっつん

（…、じゃぱぱに…捨てられたかな…）

たっつん

…、