初恋は運命の味

ピーンポーン

ガチャ

今日も迎えに来てくれた悠ちゃん

うちはそんな悠ちゃんが好き

友達とかじゃなくて恋愛として ＿

ガラッ

キーンコーンカーンコーン

休み時間

悠ちゃんが好きだよ

なんて言えへん

悠ちゃんはクラスの人気者だし

本来…うちは 隣に居ちゃいけないんや

悠ちゃん…好きな人誰なんやろ…

授業中(バスケ)

授業に集中できない…

まぁ今はうちの番じゃないから ええんやけど…

シュッ

ザｯ

悠ちゃんシュート決めてる…！

ほんま…悠ちゃん優しいわぁ…

更衣室

悠ちゃんの…好きな人…

そうだよね 2人ってお似合いやもん…

放課後

…悠ちゃんに告白でもするんかな

もう諦めた方がいいのかな

ガタッ

もうちょっと先にうちが 悠ちゃんに告白してたら…

この靴箱に手紙を入れてたら

すっきりしたまま 終われたのかな…？

いむくんはうちの恋愛のこととか 聞いてくれるんかな…

なんやろ…この感じ…//

キューッと胸がいっぱいになる

ピンポーン

あ、なんか

胸が苦しくない

今なら

おめでとうって言えるんやな

ガラッ

伝えなきゃ

今伝えないと

離れていっちゃう

チュッ