つづき
紫
橙くんがすきです
橙
…へ、ッ
紫
ね、付き合って?
橙
ぅあ、え、ぁ、
急に告白されても、なぁ、
だっておれ、
橙
まだ桃のことすきやから、
紫
、そうだよね
紫
ごめん、変なこといって
ちがう、
紫
おれ、かえるから、
こんなことしたかったんじゃない
紫
じゃ、またね、ニコッ
橙
ぁ、まって、
紫
ん?
橙
その、おれ、まだ諦めきれんから
橙
諦められたら、付き合お、?
紫
、w
紫
大丈夫だよ、諦めなくても
あきらめなくても、だいじょうぶ、?
紫
じゃ、またね~
橙
え、ちょ、紫くん?!
いや、帰ったし、
橙
…はぁ、
桃
ぅわ、まだ部屋入ってなかったの?
橙
え、ぁ、
え、まってまってまって、
なんでいんの?
橙
いや、紫くんとちょっと話しててさw
桃
…ふーん、
橙
なにそのはんのう、ムッ
桃
んははw
桃
べつにぃ、?
橙
なんやそれw
あ、なんか泣きそう
橙
ッ、
桃
?
桃
どうした?
俺未練タラタラやんw
ほんま、ださいわ、w
橙
なんも、ッない
桃
はぁ?
桃
泣いてるくせになんもないはないだろ
橙
ぅううう、ッッ
桃
ちょ、そんななくなって
桃
俺が泣かせたみたいになるじゃん、
橙
だって、桃ちゃんのせいやもん、ッ
桃
え、おれ?
桃ちゃんはなにかしたっけ?と、頭をこてんとした
橙
ばかっ、きらい、
桃
ぇ、おれ橙に嫌われたら生きてけない
桃
とりあえず、家入ろ?
自分の家みたいに扱いやがって、
まぁ、きらいではないんやけど、
桃
ん、いこ、
そういってさりげなく手を繋いでくれる
橙
ん、ギュッ
桃ちゃんにひかれて部屋の中へと入った
部屋に入ると俺より先に電気をつけてくれて、ソファに座らされる
橙
うッ、グスッ
桃
ねえ、なにそんなないてんの、
橙
もも、のせいやし、ッ
桃
おれなんも記憶なくってさ、
桃
その、教えてよ?
桃
なにがいやだったの?
橙
ッ、
そんなん、言ったら嫌うやん
桃
ねぇ、おねがい
桃
なんでも受け止めるから
橙
…言ったしな
桃
うん、
嫌われるのも嫌だけど、話した方が楽だろう、
橙
あんね、
橙
おれ、ッ
桃
うん、ギュッ
橙
うッ、ふぅッ、おれ、
橙
もも、ちゃんのことが
橙
すき、なの、
恥ずかしさか、緊張か、
どんどん声が小さくなる
桃
…ぇッ?
それでも俺の声は届いたみたいで
橙
きもちわるいのは分かってるし
橙
桃が青のこと好きなんもわかってるけど、ッ
橙
やっぱももがだいすきなんッッ
桃
うん、うん、
桃
ありがとう、
橙
な、はよふってや、
このままじゃ、つらいじゃん、
桃
やだ、
橙
なんで、
橙
青と付き合ったんやろ?
桃
俺がいつ付き合ったなんて言ったんだよ、ッ
橙
へ、?
橙
や、でも、青といつもおるし、
桃
たしかに、2人の時間は遥かに多いけど
桃
俺は青じゃなくて
桃
橙がすきだよ
橙
へッ、
橙
う、うそや、!
橙
やって、やってぇ、ッ
桃
うそじゃない
桃
なんでそんな否定すんの
橙
だって、おれ、きらいって、ッ
桃
そんなこと、関係ないっしょ?
桃
ほら、かおぐしゃぐしゃw
橙
ん"ッ、
そういってごしごしと顔を拭いてくれる
橙
きたないで、
桃
橙だからいーの、
桃
ほら、これで俺の気持ちわかったろ?
橙
、うん
桃
つきあってください
橙
よろこんで、ッ!
❦ℯꫛᎴ❧