相田 姫
あ~、もう最悪ママと喧嘩した、

竹田 陸
また、なにかしたの、?

登校中いきなり大きな声でそう言う私に少しビクッとしてから
クソダサ眼鏡越しにこちらをちら〃と見ながらそう言った
相田 姫
そ~、ほら美咲とか夢とかと門限過ぎまで遊び呆けた、

竹田 陸
それは、姫が…、

ぼそ〃と少し言おうか迷った後言うのをやめた様子を横目で見
相田 姫
分かってるよ、姫が悪いもんね~だっ、でもさ~仕方なくない?!時計みてなかったんだしっ!!

竹田 陸
それも姫が、…

分かってるよ!!と2度目は心の中で大きく言ってやった
竹田 陸
そうだ、期末テストの勉強進んでる、?

相田 姫
ん~、してるでしょうかしてないでしょうかヒントは今までの会話の中に~、

竹田 陸
内田さん(美咲)と中川さん(夢)と遊んでましたね、… ってことはまた、?

相田 姫
ぴんぽ~ん、!!正解した竹田には勉強教えさせてチケットを!!…ぁ、じゃあそろそろまた帰りここら辺で、

昔はしてた陸くん呼びもいまじゃ苗字呼びかと心の中で思いながら手を振り彼が手を振り返したことを見届けば少し早足で学校に向かった
学校の着く少し前で距離は遠ざかった
その理由は私と陸が学校でバカにされないように
一緒に行く理由はお互いの母親の幼馴染は絶対恋愛するべきという勝手な押しつけのせいで
まあそのお陰で私は⋯⋯
内田 美咲
ねぇ、!最近始まった恋愛ドラマみてる~!?

中川 夢
あ~、あれ…男の方の友達側の俳優さん絶対浮気かなんかでテレビでなくなりそうだから見てない~

相田 姫
なにそれ!!笑
見たいのにとれてなかったから美咲ん家で見よーとしてたのになんか見る気失せるじゃん!

内田 美咲
ほんとだよ、言われてみたらって考えちゃったらそうとしか思えなくなる…じゃん、

中川 夢
んふふ、…ごめんね?

学校につきいわゆるイツメン3人メンバーと話していると担任が教室に入り転校生を紹介する~、と一言
相田 姫
え?は、まじ?これドキドキ展開じゃね?

内田 美咲
うち、狙うわ。隣の席空いてるし
これ、きたわ。神サンキューすぎる

中川 夢
ふふ、…そんながつがつしちゃだめだよ、私の運命の相手にがっつかないの、..

席にもついてない私たちは教室のドアに釘付けになり先生の入れという合図とともに一人の男が教室に入り
佐藤 総
うっす、..

中川 夢
(無言で席につき)

内田 美咲
顔いいけどヤンキーかいっ、!!!

相田 姫
ちょ、やめなって、声でかいし隣の席どうし仲良くすんでしょ~?笑

担任
佐藤 総くんです、仲良くしてあげろよ~ じゃあ、隣の席は…、、竹田の隣な、

竹田 陸
(…うわ、…まじかよ、)

佐藤 総
お前か、よろしく、…(やばっ、めちゃ緊張する、変じゃなかったかな、最初にうっすは張り切りすぎたかな、、)

竹田 陸
ぁ、はい、…陸です、

佐藤 総
おぅ、…(友達になってくれるかな、?いや、無理かな、…はぁぁあ、緊張する)

内田 美咲
んだよ~、狙う気無かったけどドキドキも無しか~

相田 姫
んふっ、ヤンキーとギャルいいじゃん

内田 美咲
うちは金髪無理~、!やっぱ黒髪じゃなきゃ

相田 姫
(いや、初耳)
