さ し す せ 組 の 吸 血 鬼 、愛 さ れ 過 ぎ て る

もうすっかり見慣れた悟の部屋に入る。

時刻は夜の12時。

最近は一緒に寝るのが日課になっている。

寝る前はソファに座る悟の上に跨って、

首から血を吸うのだ。

昔から変わらない甘ったるい味。

吸血鬼っていうのは大体夜に活動する。

だから私は昼に眠くなって夜にアドレナリンが出てしまう。

でも人間として生きるために、

私も昼に活動している。

けど、困るのは睡眠。

夜にアドレナリンが出るってことは、

夜は眠りにつきにくいということだ。

こうして血を吸いながら背中を撫でられると、

体温も相まって眠くなるのだ。

悟の無駄にでかいベッドで、2人で眠るんだ。

以上、最近のナイトルーティーンでした。

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