テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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スメールに住めーる？？

第14話 - 第12話　召喚王は誰の手に？

2024年05月21日

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ツカサ

私達は朝、ガンダルヴァー村を離れて

スメールシティーへ戻っていくことになった

カーヴェ

さて。僕は家に着いたら早速依頼のデザインを考えねば。

アルハイゼン

君は早く滞納していた家賃を支払ってくれないか？

カーヴェ

全く、君は本当に人の心がないな…

アルハイゼン

俺はその金で新しい家具を買いに行こうと思っている。

カーヴェ

家具だって？！

カーヴェ

それなら僕も連れて行け！

あなた

本当に二人は仲良しですね

カーヴェ

その、君はどこをみてこいつと仲がいいように見えたんだい？

あなた

喧嘩するほど仲がいいって言うじゃないですか？

アルハイゼン

それなら今頃セノとティナリは毎日喧嘩しているだろう。

カーヴェ

それより君は今日一日何をするつもりかい？

あなた

特に決めてないです。

セノ

それなら俺の用事に付き合ってくれないか？

カーヴェ

セノ？

こうして、私はカーヴェさんとアルハイゼンさんと別れ

セノさんに着いていくことにした。

セノ

俺は本来他人と仲良くしようなんてほとんど考えた事はない。

セノ

だが、時にその人脈は役に立つことがある。

セノ

お前は、運がいいことに

セノ

アルハイゼン達に救われた。

あなた

ありがたいことに…ですね

セノ

こうして俺と会えたのも何かの縁だろう。

セノ

そこでだ

あなた

そこで？

セノ

今日は、残りわずかな休暇を利用して、大事な予定を埋めていてな。

セノ

是非お前にも参加してほしい。

あなた

それって一体なんですか？？

セノ

召喚王グランプリだ

あなた

…えっと

あなた

まさかカードゲーム大会…

あなた

じゃないですよね…

セノ

それ以外に何があるというんだ？

あなた

あ、いや、その

セノ

その大会の優勝者には特別なカードが配られるそうだ

あなた

どんなカードですか？

セノ

今回のカードも、実に貴重なんだ。逃すには惜しい。

あなた

もしかして、一枚限定のレアカードとかですか？

セノ

レアというほどではないが、キラキラとしたエフェクトがかかっている。

あなた

それじゃあなんのために？

セノ

かっこいいからだ

あなた

え。

セノ

俺は優勝してそのカードをデッキに入れる。

セノ

理由なんてそれで十分だ。

あなた

それじゃあ私を誘ったのはどうしてですか？

セノ

お前は俺の弟子として七聖召喚を教わった。

あなた

いや、弟子って…いったいいつなったなんて…。

セノ

そこで、お前には成果を発揮してもらう機会を作った。

セノ

エントリーは済んでいる。

セノ

あとは会場に行くだけだ。

まぁ、セノさんのご意向ってことで…

ついていくとしますか…。

あなた

わかりました。ついていきます。

あ、あれは…

あなた

おーい！

ニィロウ

あれ？

ニィロウ

こんなところで何してるの？

ニィロウ

もしかして、あなたも召喚王グランプリに参加しに来たの？？

あなた

そう！

セノ

俺が誘ったんだ。

ニィロウ

せ、セノさん？！

ニィロウ

（噂には聞いていたけど、セノさんって本当に七聖召喚をするんだ…）

？？？

お？

？？？

いま、セノと言ったのか？

セノ

ファルザン先輩…？

ファルザン

やあやあ、久しぶりじゃのぉセノ！

ファルザン

それに、ニィロウもいるではないか！

ファルザン

元気にしておったか〜？

あなた

この方は？？

ファルザン

ん？みない顔じゃなぁ

ファルザン

わしは知論派出身のファルザンじゃ。

セノ

ファルザン先輩は教令院でもたまに講義もしている。

ニィロウ

ファルザンさんはどうしてここへ？？

ファルザン

それは当然

ファルザン

召喚王グランプリに出場するためじゃ！

あなた

あなたも出るんですね！

ファルザン

ワシだけじゃないぞ？

ファルザン

ほれ、あそこをみてみろ

ニィロウ

もしかして、レイラさん？

レイラ

…あなたたち。

セノ

学院トーナメント以来だな。

レイラ

こんにちは。ニィロウ、それにセノさん。ファルザン先輩。

レイラ

えっと、みない人だね。

あなた

初めまして。

セノ

こいつは俺の弟子だ。

ファルザン

なに？！

ファルザン

セノ、おまえ、弟子を取ったのか？！

ファルザン

という事は素論派の生徒か？！

セノ

いいや、直接そういった訳ではない。

ファルザン

ではなんじゃ？

ファルザン

新人のマハマトラか？

あなた

違うんです。

私は、この世界の人間ではないことを話した。

ファルザン

なぬ？！

ファルザン

わしが100年、秘境に閉じ込められていたという事実よりも

ファルザン

もっと信じられない出来事を話す奴がいるじゃと…？！

レイラ

私の知っている占星術師なら、あなたを占い、助言をすることができるかもしれませんが…

レイラ

現に私もその方とはお会いした事はなくて…

レイラ

お役に立てなくてすみません…

ファルザン

なんじゃ、おまえもせっかく大会に来たのじゃ

ファルザン

ワシらとともに楽しもうではないか！

あなた

それもそうですね！

こうしてトーナメントは組まれ、試合が始まった。

そして私の一回戦の相手は…

ニィロウ

ま…まさか

ニィロウ

あなたと初戦で当たるなんて…

あなた

ニィロウ！？

二人は勢いよく3枚のカードを開いた。