蓮遠
といった事がありまして
教師
成程……
次の日の朝、 私は先生に事の事態を説明した
教師
話は軽く聞いていたが、そんな事があったのか
教師
まぁなんだ、こんなことしか言えないが大変だったな
蓮遠
お気持ちだけでも十分です、ご心配ありがとうございます
蓮遠
つきまして、身辺と禁書庫の調査を行わせて頂きたく
蓮遠
調査につきましては祓魔師、官吏、研究者の3名が来てくださるそうです
蓮遠
許可願えますか?
教師
あぁ、いいだろう
教師
よろしく頼むぞ、生徒会長
蓮遠
ありがとうございます、お任せください
蓮遠
失礼致します
昨日家に帰った後
蓮遠
(やっぱり禁書庫が怪しいんだよね)
蓮遠
(明日早めに学校に行って調べる?)
蓮遠
(禁書庫に生徒会長は入れるし……いやでも念の為許可は取った方がいいよね)
蓮遠
(やっぱり早めに行って昼に調べて)
蓮遠
(あぁでも、時間が足りないかもしれないから放課後も使わないと)
蓮遠
(でも学園外から侵入した可能性は低いけどないとは言い切れない)
蓮遠
(学園外も調べて、後は……)
藤士郎
蓮遠ってば!
蓮遠
ビクッ
顔を上げると藤士郎と景、 晴がこちらを見ていた
蓮遠
ごめん、聞いてなかった
蓮遠
どうかした?
藤士郎
今回のこと、調べるつもりでしょ
蓮遠
勿論
蓮遠
生徒会長たるもの、生徒を危険に晒すようなことは阻止しなくちゃ
晴
蓮遠カッコいい……じゃなくて
藤士郎
それ、僕らも手伝うよ
蓮遠
え?
景
禁書庫調べるだろ?
景
禁書庫も低級の魔しかいねーけど用心する事に越したことはねーしな
「これでも祓魔師だからな!」と景
晴
一番怪しいのはそこだけど学外から来た可能性もなくはないし、調べなきゃでしょ?
晴
調べ物は得意だし任せてよ
「魔についても気になるしね」と晴
藤士郎
何でも1人で解決しようとしないで
藤士郎
蓮遠にまた何かあったすごく嫌だ
藤士郎
その為に僕らがいるんだから
蓮遠
(あ……)
蓮遠
うん、そっか、そうだね
落ち着いて、周りを見て
私は、1人じゃない
蓮遠
桜魔学園を代表して生徒会長弦月蓮遠、学園全員を守る為に力を貸してください
3人の目をじっと見つめる
藤士郎達がフワリと微笑んだ
藤士郎
勿論!!
景
当たり前だろ!!
晴
任せて!!
蓮遠
ありがと!3人とも!!
力になってくれる人がこんなにもいる
その事実が私は嬉しくて、 3人に抱きついた