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〇〇

プロフィールを見させてもらいました。
◯日の18時から3時間ゴム無しでお願いできますか?

黒妓

ありがとうございます!
◯日の18時に▲▲公園でお待ちしています
お支払は現金手渡しで前払いですのでご了承ください

私は黒妓(ココ)。 こうやって日銭を稼いでいる。 まだ小さい弟妹を養うためにはこれしか方法がなかったのだ。

弟妹

おねえちゃん、おなかすいた

黒妓

今日は遅くならないうちに帰るから待っててね
久しぶりにマック買って帰るから、いい子にしててね

弟妹

はーい!

学校帰りは自宅に荷物を置いてから仕事。 弟妹にはいい子で待っているように言い含めて出かける。 まだ小さい弟妹はマックが大好きだから、きっと大人しく待っていてくれるだろう。 毎日のように閉店間際のスーパーのお惣菜や弁当を買って食べさせていること胸が痛むが、それは仕方がない。 …父が全て悪いのだから。

父親

おい!またガキに金使いやがったな!?
稼いだ分は全部寄越せ!

黒妓

お父さんやめてよ!
もういい加減にして!

父親

うるさい!だまれ!!

バチン、ゴスッ

黒妓

痛っ…痛い…!

弟妹

おねーちゃん!

父親

さっさと金出せよ!!

黒妓

わ、分かった…分かったから!
お金は渡すから…!!

黒妓

……
はい、これで全部

父親

ったく、手間かけさせやがって

今日はまだいい方。 弟妹には手を上げなかった。 金が手に入った父親はすぐに家から出ていった。 きっとまたお酒とパチンコで金を使い果たして帰ってくるのだろう。

知らない人と行為をしている間、私はただただ喘ぎ声を作って鳴くだけ 頭では弟妹がいい子にしているか、父親が弟妹に手をあげていないかだけを心配していた。

〇〇

黒妓ちゃん、気持ちいい?

黒妓

あん、ぁ、きもちいぃっ
あぁ、ぁんっ

目の前の相手にはそんなことはきっと気づかれてはいないのだろう。 目の前の男は鼻息荒く私の胸を弄りながら腰をぶつけてくる。 ナカで出された感覚があって、吐き気がする。 男から流れ落ちてくる汗が顔にかかって気持ち悪い。

黒妓

ナカで出しちゃったの〜?
追加料金貰っちゃうよ?

〇〇

黒妓ちゃんが可愛いからつい、ね
勿論追加料金は払うからさ、あと一回シてもいい?

黒妓

うん、おじさん上手だから良いよ

気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い そんな気持ちを押し殺して微笑んだ。 弟妹のためだから。

弟妹

不在着信

不在着信

黒妓

どうしたの?

黒妓

何があったの?

黒妓

返事して

黒妓

ねえ

そんなある日、仕事中に家から電話があった。 仕事が終わってから何度も家にかけ直したが一向に電話に出ない。

黒妓

はあ、はあ、はあ…

大急ぎで家に帰ると、玄関は開いていて家の中は荒らされ、金目のものはすべて持ち去られていた。 弟妹の姿も父親の姿もなかった。

黒妓

〇ちゃん!〇くん!!

黒妓

どこにいるの!?

黒妓

おねぇちゃんだよ!!

必死で家中を探しても弟妹の姿はない。 呆然と立ち尽くしていると、誰かが黒妓の肩に手を置いた。

ヤクザ

やあ、黒妓ちゃん?

黒妓

!?

黒妓

どうしてその名前を…?

見知らぬ男に源氏名を呼ばれて震える。 男はニタリと笑って書類を差し出した。

ヤクザ

君のお父さんがね、借金をしてたんだよ
それで、期限を過ぎてもお金を返してくれないからどうするのって聞きに来たんだ。
そしたらお父さん首を吊っちゃって。
だから、君に全部払ってもらわないといけないんだよ。
全部で2千万円。
払えるかなぁ?

黒妓

に、2千万…!?

黒妓

そんなお金…ありません…

ヤクザ

うんうん、そうだよねぇ
それに小さい弟妹も居るもんね?

黒妓

っ…はい…

ヤクザ

そこで相談なんだけど…
借金は全部おじさんが肩代わりしてあげよう。
だから、君たちきょうだいでゆっくり働いて返すっていうのはどうかな?
皆器量が良いから客もつくと思うんだよね

黒妓

弟妹にこんなことさせられません!

黒妓

私が働くから弟妹には手を出さないで!

ヤクザ

そう?
じゃあもう手遅れだったね
もう売り飛ばしちゃった

黒妓

………は?

ヤクザ

もうお稚児趣味の人達に売り飛ばしちゃった

黒妓

な、なんてことを…!!

ヤクザ

そんなことよりさぁ

黒妓

そんなこと!?
そんなことって何よ!!

ヤクザ

黒妓ちゃん、いい体してるよね
年の割には胸も大きいし
おじさん結構好みなんだよね
ねぇ、おじさんとエッチしない?
一日で100万出してあげる

黒妓

え…?

ヤクザ

嫌なら別にいいよ?
そしたら借金がなくなるまで延々客を取ってもらうことになるだけだから

黒妓

わ…わかりました

私は無数の客を取るかおじさんに抱かれるかの2択を迫られ、おじさんに抱かれる方を選んだ。 それが間違いだと気づいた頃にはもう手遅れだったけれど。

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