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〇〇
黒妓
私は黒妓(ココ)。 こうやって日銭を稼いでいる。 まだ小さい弟妹を養うためにはこれしか方法がなかったのだ。
弟妹
黒妓
弟妹
学校帰りは自宅に荷物を置いてから仕事。 弟妹にはいい子で待っているように言い含めて出かける。 まだ小さい弟妹はマックが大好きだから、きっと大人しく待っていてくれるだろう。 毎日のように閉店間際のスーパーのお惣菜や弁当を買って食べさせていること胸が痛むが、それは仕方がない。 …父が全て悪いのだから。
父親
黒妓
父親
バチン、ゴスッ
黒妓
弟妹
父親
黒妓
黒妓
父親
今日はまだいい方。 弟妹には手を上げなかった。 金が手に入った父親はすぐに家から出ていった。 きっとまたお酒とパチンコで金を使い果たして帰ってくるのだろう。
知らない人と行為をしている間、私はただただ喘ぎ声を作って鳴くだけ 頭では弟妹がいい子にしているか、父親が弟妹に手をあげていないかだけを心配していた。
〇〇
黒妓
目の前の相手にはそんなことはきっと気づかれてはいないのだろう。 目の前の男は鼻息荒く私の胸を弄りながら腰をぶつけてくる。 ナカで出された感覚があって、吐き気がする。 男から流れ落ちてくる汗が顔にかかって気持ち悪い。
黒妓
〇〇
黒妓
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い そんな気持ちを押し殺して微笑んだ。 弟妹のためだから。
弟妹
不在着信
黒妓
黒妓
黒妓
黒妓
そんなある日、仕事中に家から電話があった。 仕事が終わってから何度も家にかけ直したが一向に電話に出ない。
黒妓
大急ぎで家に帰ると、玄関は開いていて家の中は荒らされ、金目のものはすべて持ち去られていた。 弟妹の姿も父親の姿もなかった。
黒妓
黒妓
黒妓
必死で家中を探しても弟妹の姿はない。 呆然と立ち尽くしていると、誰かが黒妓の肩に手を置いた。
ヤクザ
黒妓
黒妓
見知らぬ男に源氏名を呼ばれて震える。 男はニタリと笑って書類を差し出した。
ヤクザ
黒妓
黒妓
ヤクザ
黒妓
ヤクザ
黒妓
黒妓
ヤクザ
黒妓
ヤクザ
黒妓
ヤクザ
黒妓
ヤクザ
黒妓
ヤクザ
黒妓
私は無数の客を取るかおじさんに抱かれるかの2択を迫られ、おじさんに抱かれる方を選んだ。 それが間違いだと気づいた頃にはもう手遅れだったけれど。