こいつに会ったら
直ぐに逃げろ
中島 敦
この人、ですか?
国木田 独歩
嗚呼、そうだ
そこには白髪で帽子をかぶった 1人の少女が映されていた
国木田 独歩
裏社会では「氷の姫」と呼ばれている。
中島 敦
氷の姫……
国木田 独歩
俺は仕事に戻る
国木田 独歩
とにかく、会ったとしてもタイミングを見計らって逃げろ
国木田 独歩
いいな?
中島 敦
わ、分かりました!
国木田 独歩
分かったならとっとと調査に行ってこい!
中島 敦
はい!
中島 敦
今日は僕の単独調査か…
中島 敦
緊張するな……
中島 敦
確か、この辺...
数時間後……
中島 敦
や、やっと終わった……
中島 敦
疲れたな……
中島 敦
!
中島 敦
(血の匂い、!)
中島 敦
バッ!(走り出す)
中島 敦
ザザー!(足を滑らせ止まる)
中島 敦
!?
1人の男が胸から血を流し倒れている
その男の前に、 1人の少女が立っていた
中島 敦
お前は、!!
???
……(振り向く)
霜月 凍季
こんにちは、(不気味な笑みを浮かべる)
服は返り血で汚れている
中島 敦
(多分、この人が氷の姫、凍季って人だ)
中島 敦
(何だ、この異様な雰囲気…)
霜月 凍季
ここは貴方のような人が来るところではありませんよ
霜月 凍季
お帰りください
中島 敦
(タイミングを見て逃げなきゃ、)
タッタッタッタッ
ギュ!
中島 敦
?!
子供
おかあさん、いなくなっぢゃった…(涙目)
中島 敦
ダメだ!こっちに来ちゃ!!
霜月 凍季
……
霜月 凍季
(子供に手を向ける)
ピキピキ、と音を立て 子供の足元に氷が出る
中島 敦
!(まずい!)
中島 敦
ダッ!
ギギギギ……
虎の腕と氷が接触する
中島 敦
!
霜月 凍季
異能力
凍龍
子供の周りを囲うように氷の壁を作る
中島 敦
待て!!(手を伸ばす)
中島 敦
?!(足が動かない?!)
ピキピキ……
足が凍らされる
中島 敦
クソっ!(足を抜こうとする)
霜月 凍季
無理に動かない方がいいですよ
霜月 凍季
無理に抜こうとすれば足から裂けます
中島 敦
裂けっ?!
中島 敦
僕はいい!その女の子に手を出すな!
霜月 凍季
手を出すな、とは?
霜月 凍季
最初から貴方に危害を加える気はありません
中島 敦
は、?
霜月 凍季
もちろん、そこの女の子にも、
霜月 凍季
対象外の人に危害は加えない、
霜月 凍季
私の望みは、
私と友達になってくれませんか?
中島 敦
な、何言って…
中島 敦
(友達…?!どうゆう事だ、?)
中島 敦
敵対組織の奴と友達になんかなれる訳ないだろ!
霜月 凍季
...
霜月 凍季
そうですか……
「おい!大丈夫か!」






