ないこ
召し使い
ないこ
召し使い
そう言って渡された1枚の桃色の紙
ガサガサ
ないこ
ないこへ 君がこれを読んでいる時、私はもうこの世にいないだろう。 家にも、もう誰もいない。召し使いは私が死ぬまでの契約だったからな。
ないこ
召し使い
お前が一人っきりで暮らしていくのは見たくない。 だから、お父さんと召し使いで話し合ったんだ。 シェアハウスにしようって。
ないこ
それなら、お前も私も悲しくない。もちろん、見知らぬ人達のとこにないこをポツンと入れようってわけじゃない。
お前、初兎と、ほとけと悠佑と友達だったよな。ほかにも、lfとりうらってやつもいるが、お前ならきっとすぐに仲良くなれるはずだ。
ないこ
あいつらには、許可を取っていないが、優しいからなんとかなるだろう。
ないこ
だめだったら、召し使いの家にでもいれてもらえw もう、あの家は売りに出してしまったからな。
お前なら、私がいなくても大丈夫だ。 あぁ、今まで一度も言えなかったな。
『愛してる。』
ないこ
ないこ
初めて父に言われた言葉
俺も言っておけば良かったなぁ、、
愛してるよって、、
ないこ
ないこ
紙は雫でびちゃびちゃ
文字がにじんで、所々透けてしまっている
せめて、交渉はしといてほしかったなぁ、、w
ないこ
愛してるという言葉は心のドアに静かに閉まっておく
悲しくならないように、鍵もかけておく
召し使い
ないこ
ないこ
『お前は俺より先に空にいっちゃだめだからね』
召し使い
ないこ
召し使い
ないこ
ないこ
召し使い
ないこ
召し使い
召し使い
召し使い
ないこ
そうだ、
今度は失う前に言っとかなきゃ、、
ないこ
神(召し使い)
初めて名前読んだな、、
ガラガラガラ
悲しそうに出ていく背中を俺は見守ることしかできなかった
ないこ
カーテンの隙間から皆の顔が見える
潤んだ瞳
悲しいのは俺だけじゃないんだ、、
ないこ
そんなこと考えると余計に涙が出る
拭いても拭いても垂れてくる
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
lf
ないこ
ほとけ
初兎
悠佑
ないこ
ないこ
今度は温かい
冷たくない
とっても温かい
俺が落ち着くまで皆は温かくひたすらに抱き締めてくれた
コメント
17件
うわぁ〜ん( ;∀;)←小説の中でも泣くんかい
深夜に泣いてる人1名