くん…孝くん…
多崎 優音
綾孝くん!
綾孝 京谷
ん……
綾孝 京谷
ここって…俺の部屋…
多崎 優音
良かった…
俺はあの日、何かに触れた後 意識を失った
多崎 優音
綾孝くん、熱があってさ。
綾孝 京谷
そうだったんだ…
多崎 優音
ちょうどタクシーが来て、タクシーに乗って帰ってきたの。
綾孝 京谷
ご、ごめんね…
多崎 優音
それならこっちこそ…
綾孝 京谷
え?
多崎 優音
実は綾孝くんの家が分からなくって
多崎 優音
カバン開けちゃった…
綾孝 京谷
ううん、いいよ。
綾孝 京谷
今日はもう帰った方が…
多崎 優音
ダメだよ、綾孝くんが心配
綾孝 京谷
俺は大丈夫だか…ら…
多崎 優音
綾孝くん!
多崎 優音
……きょ、今日
多崎 優音
泊まって行っても…いい?
綾孝 京谷
え……泊まる…って言っても
綾孝 京谷
服とか…その…
多崎 優音
それは大丈夫です!
多崎 優音
買ってきたんで
綾孝 京谷
あはは、凄いね
多崎 優音
ダメですか?
多崎 優音
綾孝くんが心配で…
綾孝 京谷
(いや、俺たち女と男だし…)
綾孝 京谷
(でもまぁ…)
綾孝 京谷
分かった。
綾孝 京谷
いいよ。
綾孝 京谷
優音さんは隣の部屋使って?
多崎 優音
はい!
最初はさすがに…って思ったけど 優音さんの気持ちに負けました。
襲わないように気をつけよう。
綾孝 京谷
ありがとう、優音さん
綾孝 京谷
…あ。
俺は優音さんの髪が乱れてる ことに気づき、耳に髪をかける。
多崎 優音
っ!
綾孝 京谷
OK、それでいいよ。
多崎 優音
わ、私顔洗ってきます!
綾孝 京谷
ん?う、うん
多崎 優音
あ、あれ?
多崎 優音
顔が暑い…
さっきの綾孝くんの顔。 凄く…、
多崎 優音
もしかして…
多崎 優音
私、綾孝くんのこと…!