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❤️side(⚠嘔吐表現有り) たくさんの人が集まる街_新宿_
俺はそこで人混みに酔っていた
…いや、酔っている訳ではないか。
…ただ気分が悪いだけ。
鈴木大飛
流石に限界が来た俺は少し大通りに外れた人通りの少ない道の電柱のある橋の方にしゃがみ込む。
そう、俺がこうなっているのには理由がある。
最近はずっと仕事でも生活でも忙しかった。
俺が完璧なのを見越してかみんな後輩も上司も仕事を押し付けてくる。 …俺はイラつきながらもそれをにこにこしながら受け取る。 それでストレスでミスして部長に怒られて残業になる。 それの繰り返しだ。 本当は強く言いたい。…だけど、この世界はそう上手くはいかないことを知っている そして結局親友の彪雅にも言えないでこんな限界まで来た。
鈴木大飛
俺が吐きそうになっているとどこからか声が聞こえる。
???
若い青年の声だ。
俺は回らない頭でぶんぶんと首を横に振る。
???
鈴木大飛
察してくれたそんな青年の優しい声に促され、体内の気持ちの悪いものを出すように吐く
鈴木大飛
青年は俺が吐き終わるまで背中を擦ってくれた。
???
俺は青年の問いにこくと頷くと意識を手放すかのように青年の方に倒れ込んだ。
そして、いつの間にか意識を手放していた___