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何かに怯えている黄緑さん

第1話 - 何かに怯えている黄緑さん

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2019年10月05日

#wrwrd

はぁる

ピーンポーンパーンポーン

ロボロ

えー…幹部の皆さん。食堂に集まってくださーい。

ロボロからの放送があり、一同は食堂へ集まる。

コネシマ

なぁなぁ！何で集められたん！！？

シャオロン

うるさいわシッマ！

コネシマ

なんやとぉ！？

トントン

狂犬ども静かにしろや

ロボロ

放送した俺も何で集められたか分かんないんだよね

鬱

あれ？？ロボロ君おったん？w

ロボロ

いたわ！！！

グルッペン

静かに。

グルッペン

これから集めた理由を言う。

グルッペン

それは…

グルッペン

新しい新入部員が来たゾ！！

一同

おーー！！

グルッペン

トン氏。連れてきてくれ。

トントン

はいはい

トントンが連れてきた奴は、緑のパーカーを来ていて、トントンにしがみついて離れる様子はない。

トントン

あー…まぁ、簡単に言うと人見知りやけどちょっと違う感じや。

ゾム

…………

コネシマ

へぇー！なんて言うん？

ゾム

(ﾋﾞｸｯ!)

トントン

おいおい。いきなりそんな近づいたらびっくりするやろ。

トントン

こいつは……

トントンが考え込む。そしてそいつにに耳打ちをし、そいつはうなずいた。

トントン

えーと、こいつの名前は[ゾム]や。

鬱

いや、何で考え込んだん？w

トントン

うっせ屑

鬱

ひっど！！！

シャオロン

まぁ、ゾムって言うんやな！

ロボロ

よろしく～

コネシマ

よろしゅーな！！！

ゾム

よ、ろ、しく

ゾムは精一杯という感じで話した。皆はゾムが話してくれたことに喜びを感じた。

コネシマ

おぉ！話した！！

トントン

そりゃ話すやろ。ゾムもちゃんとした人間やで？

グルッペン

まぁ、ゾム。うるさいやつらだが、遊んでやってくれ。

ゾム

(゜-゜)(。_。)(ｺｸｺｸ)

トントン

……あのーゾムさん。そろそろ離れてくれません？

ゾムはずっとトントンの背中にしがみついている。

ゾム

……や、だ

鬱

ゾムさんもヤダっていってるし許したら～？
トンまま～ww

トントン

どつくぞ

シャオロン

トンままww

コネシマ

我々だのお母さんやからなww

トントン

あとでおぼえとけやゴラァ

ゾム

……トントン…僕…要らんの？

トントン

ぁ…ちょっとゾムと部屋行ってくるな。

コネシマ

？お、おう

鬱

…うん

シャオロン

お、おーけー

ロボロ

…い、行ってらっしゃい…？

ゾム

トントン…僕…悪い子や…

ゾム

皆に…ちゃんと…挨拶できてない…

ゾム

呆れられたかな？…捨てられるんかな？

ゾム

また…一人…

トントン

ゾム。あいつらはそういう人達ちゃうで？

トントン

それにゾムは悪い子ちゃう。

トントン

挨拶じゃなくても少し喋れたやん。それだけでも大きな進歩やで？

ゾム

ほん…と？僕の事…捨てない？

トントン

捨てるわけないやん。ゾムはもう立派な国民やで。

ゾム

……ごめんなさい。やっぱ、皆の目見れなくて
トントンの後ろに隠れちゃた…

トントン

そんなことか？いいでいいで。辛くなったらいつでも背中貸すで。

ゾム

ありがとぉ。

ゾム

ふわぁ。眠くなってきたな。

トントン

お？寝るか？布団貸すで？

ゾム

いいよ。自分の部屋で寝るよ。

ゾム

…色々とありがとな…。

トントン

そうか。んじゃ辛くなったら言うんやで？

ゾム

っ！ありがと！

トントン

おう。安心して眠りや

ゾム

うん。

こうしてゾムは部屋に行き、眠りに落ちた＿＿＿

ゾム

あ、れ？

ゾム

こ、ここって…

ﾋｿﾋｿ、ﾋｿﾋｿ

ゾム

え？

またあいついるよ

うわほんとだ…殺人鬼が

殺されるぞ…その前に殺しちゃえ！w

ゾム

痛い…！やめてよ…やめてよ…！

殺人鬼が学校来んな！

人殺しー！

ゾム

僕は…殺人鬼じゃないよ…

絶対嘘だよー！お前親殺したんだろ！！

ゾム

っ！！

ゾム

(頭が…痛い…）

ゾム

(僕が…親を…？）

ゾム

思い…出した…

ゾム

僕が…親を…殺したんだ！

やっと認めたぞこいつー！

だから大人しく俺らに殺され…

う、うわー！！！

ゾム

ア、ハハハハハハハ！！

こいつナ、ナイフを持ってるぞ！！

ゾム

そうだよ！僕が殺したんだ！！

人殺しー！！！

殺人鬼！！！

学校来んなー！！

ゾムは一粒の涙を流す。

ゾム

親を…僕がっ！殺した…！

ゾムの服には赤い液体…血が広がっている。

ゾム

血…

だんだんとゾムの視界が暗くなってゆく。

ゾム

お父…さん…お母…さん…ごめんな…さ…ぃ…

ゾムは倒れてしまった。

…む！

ゾ…ム！

トントン

ゾム！！

ゾム

！？

ゾム

トン…ト…？

トントン

はぁ…良かった…だいぶうなされてたから…

ゾム

はぁ…はぁ…

トントン

大丈夫か？ほい。水

ゾム

あ、ありがと…

ゾム

……なぁ、トントン。

トントン

ん？

ゾム

あのな、僕の両親死んだって言ったやん。

トントン

お、おう

ゾム

それな、“僕が殺したんや”

トントン

…え？

ゾム

夢でな、クラスの奴等が僕に殺人鬼って言ってたんや

ゾム

それで思い出したんや。

ゾム

僕…殺人鬼なんや…人殺しなんや …

ゾム

トントン…僕、気持ち悪いやろ？怖いやろ？

ゾム

だから、一人でまた生きていくわ。

トントン

なにゆーてんねん

ゾム

え？

トントン

ゾムが殺人鬼でも！俺は！

トントン

ゾムを差別するような事はしない！

トントン

俺らも戦争とか言うくだらないことやってんねん！

トントン

俺らもゾムと同じや！！

ゾム

何や…俺…

ゾム

最初から…勘違い…してたんや…

ゾム

皆…殺人鬼だからって…攻撃してこないんや…

トントン

おう！攻撃どころか一緒に殺そーぜ！とか言うぞ

ゾム

ふはw何やそれw

ゾム

……トントン。俺を拾ってくれてありがとな。

トントン

w当たり前やん。

それからと言うもの、ゾムは人見知りを幹部にはしなくなり、皆と内ゲバをする光景が見られ、

仲良くトントンに怒られるのであった。

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