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プロセカ魔法学校

3 - 第3話 魔法学校 到着

♥

4

2025年03月23日

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列車がゆっくりと減速し 車内に微かな振動が伝わった。

イチカ・ホシノ

──ついた、のかな?

一歌は窓の外を見つめながら 小さくつぶやいた。

視界に広がるのは まるで絵画の中の風景のような 幻想的な世界だった

巨大な城のような建物が 広大な湖のほとりにそびえ立っている 塔の先端には宙に浮かぶ ランタンが吊るされゆっくりと 揺れながら青白い光を灯していた。

学院を囲む森には、ところどころに 輝く蝶の群れが舞い、空には透明な 結界のような光がちらちらと 瞬いている。

サキ・テンマ

すっごーい!!!
アタシ達、本当に魔法の世界に
来ちゃったんだ!!!

咲希が窓に顔をぴったりとつけ 興奮した声を上げた。

サキ・テンマ

ここが、、
オルビスマギア学校、、!

ホームに降りると、足元の石畳には 魔法陣のような模様が彫り込まれて おり、歩くたびにかすかな光を 放っていた。

先生

新入生の人達は列にきちんと
並んでください

黒いローブを纏った学院の 教師らしき人物が、杖を掲げながら 声を上げた。

荷物を抱えながら、新入生たちは 指示に従って列を作った。

サキ・テンマ

ねぇ、ホナちゃん
あれって、先生かな?

ホナミ・モチヅキ

多分、そうなのかも、、
かっこいいね

先生

これから学院へ向かいます。
道中、学院の基本的なルールに
ついて説明するので
しっかり聞くように。

サキ・テンマ

ん〜!!学生らしく
なってきたぁぁ!!

先生

、、ムッ!

シホ・ヒノモリ

ちょ、サキ
言ったそばから騒がないでよね

サキ・テンマ

えへへ、、ごめんごめん
つい、興奮しちゃって

先生

(、、確かあの子は
生徒No.100001──)

先生

──Ms.サキ・テンマ
、、でしたか?

サキ・テンマ

はいっ!

先生

ここでは、簡単な
安全な魔法だけではなく

先生

下手をしたら 人に危害がかかる
それこそ、○してしまう魔法だって
あり、それを学ぶかもしれません

サキ・テンマ

えっ、、

イチカ・ホシノ

(人を○す、、、
そんな魔法があるの、、?)

先生

あなたのその危なかっかしい行動は
いつか、周りを巻き込む
原因の一つになるかもしれない
これからは、慎むことも覚えなさい。

サキ・テンマ

、、、はい。

シホ・ヒノモリ

あのっ、、!
少し言い──

先生

それでは、我が校舎まで
移動します。
はぐれないようにしてください。

シホ・ヒノモリ

、、、っ

ホナミ・モチヅキ

シホちゃん、、、

学院の入り口へ続く道は 広い石畳の坂道になっていた。

サキがきょろきょろと辺りを 見回した後に気まづそうに言う

サキ・テンマ

す、凄いね、、

ホナミ・モチヅキ

そうだねっ、、

イチカ・ホシノ

そ、そういえばここ
石畳なのに……ひんやりしない?

イチカの言葉通り、足元の石は 冷たくも熱くもなく 心地よい温度を保っていた。

シホ・ヒノモリ

──確かに
言われてみればそうかも

ホナミ・モチヅキ

これも、きっと
魔法のひとつなんだよ

先生

Ms.ホナミ・モチヅキ
Ms.シホ・ヒノモリ
Ms.イチカ・ホシノ

先生

なにか質問ですか?

シホ・ヒノモリ

、、、っ

ホナミ・モチヅキ

あ、えっとその、、

イチカ・ホシノ

あ、あの、ここの石畳
やけに涼しいなぁって、、

イチカ・ホシノ

その、、思って、、

先生

──よく気づきましたね。
流石です。

優しく微笑む

イチカ・ホシノ

、、、っ!

先生

学院の敷地内は、常に魔力が
流れていて、温度や気候を
調整しているんです。

ホナミ・モチヅキ

へぇ〜、便利ですね

イチカ・ホシノ

(この人──)

咲希が感心する中 志歩はふと上を見上げた。

シホ・ヒノモリ

なにあれ、、

彼女が指さした先には 宙に浮かぶ巨大な本があった。

サキ・テンマ

うわぁっ!?
ほ、本が浮いてる!?

先生

あれは、
《学校の目》ですね。

先生

あれは、学院内の出来事を
記録する魔導書です。
重要な出来事や規則違反を
自動的に記録する役割があります。

シホ・ヒノモリ

つまり、悪事は全て
筒抜けってわけね──

先生

当たり前です。

教師は 厳しい表情を浮かべる。

先生

この学院では、魔法は力であると
同時に責任でもあります。
ルールを守れない者には、
魔法を学ぶ資格はありません。

その言葉に、新入生たちは 自然と背筋を伸ばした。

シホ・ヒノモリ

──それは、同感

シホは小声で応える

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