あの日の約束

ジミンが去ってならどのくらい経ったのだろうか…

引き止めなければいけないって分かっていたのに 身体が動かなかった

自問自答ばかりして結局答えは出なかった

み〜つけた。ジミン。悪い子だね

そう言って部屋から出ようとした時 男に手を掴まれベッドに戻された

意識が薄れる中でジミンはテヒョンのことを思っていた

ジミンが意識を戻した時 男が覆いかぶさり腰を動かしていた

ジミンは心ここに在らず いや、ジミンの中で感情が消えてしまった

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

服を着 フラフラな状態で帰ろうと部屋を出た時

ｶﾞﾁｬ🚪

ジミンは振り返り男を見た 男はニヤニヤしながら近づいてきた

ジミンはテヒョンを見ることが出来なかった…

ジミンを見ると乱れた容姿にテヒョンは理解さした

そう言って男はジミンを連れて行った…

テヒョンはさっきの出来事を必死に整理した

必死に逃げたのに…… また戻っていた……

いくら悩んでも答えは出なかった

ｺﾝｺﾝｺﾝｯ ｺﾝｺﾝｺﾝｯ

テヒョンはジミンの言葉を思い返していた そんな過去があったなんて… 何となくした約束がジミンにとって支えだった事を知った

ドアを開けたがそこにはジミンはいなかった 何故か胸騒ぎがした……

走った 居そうな場所何か分からなかった それでも走り続けた

ここは昔 初めてジミンに出会った公園

ベンチには昔の戦隊もののヒーローのおもちゃがあった 裏にはジミン テヒョンと書いてあった

ここにジミンがいた けれど もう姿はなかった

テヒョンはあてもなく歩いた

いつの間にか知らぬ場所に辿り着いていた

目の前にジミンがいた

ジミンはびっくりしていた 一瞬微笑んだかと思ったら階段を駆け上がった

テヒョンも急いで後を追った

ジミンは微笑み 静かに落ちていった

ジミン!!!!

テヒョンが手を差し伸べたが間に合わなかった

END