注意
・腐の表現あり ・捏造 ・キャラ崩壊ありかも ・ご本人様とは関係ありません
kr×nkです。めちゃくちゃ長いです。
ノリと勢いで出来たストーリーのため よくわからないところがたくさんあると思いますが、 温かい目で読んで頂ければと思います
大丈夫な方はどうぞ
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俺は目が覚めると知らない場所にいた。
俺は、学校にいたはずだ。
確か………階段を下っていた時だ。
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俺は眠気で目をこすりながら歩いていた。
俺には、仲のいい友達という友達がいない。
回りはガヤガヤと賑やかに騒ぐやつらばかりだ。
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彼らの大きな騒ぎ声に、耳が痛くなる。
こんな奴らと仲良くなるなんて、まっぴらごめんだ。
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ぼやけた頭でそんなことを考えていた。
階段の踊り場につき再び階段を下ろうとした時、 俺はふと先程の教室に忘れ物をしたのを思い出す。
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俺はその場でゆっくりUターンする。
その瞬間、騒いで走り階段を下っていた生徒と正面からぶつかった。
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俺の体は宙に放り出された。
時間がゆっくり進むような錯覚に陥る。
生徒
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周りの生徒がこちらを向いている。
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そんなことを考えていると、頭に強い衝撃が走り鈍い音がした。
それが俺の最後の記憶だった。
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目の前には大きな鳥居があって、 俺はこの神社?らしき場所の前で目覚めたのだった。
周りは賑わっていて人がたくさん歩いており、 鳥居の先に屋台がずらりと並んでいるのが見える。
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俺は頭の後頭部をさする。
すると、俺は誰かとぶつかった。
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俺は振り返ってぶつかってしまった人の方を向く。
俺はその人に驚き目を見開く。
いや……"それ"は、人じゃなかった。
俺より2倍くらいでかく、おぞましい造形の怪物だった。
小さな子供が粘土で人を作ったかのような皮膚の至るところに、 大小様々な目が埋め込まれている。
おぞましい生き物
明らかに言葉ではない機械が煙を吹くような音を出し、そいつは唸る。
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俺は恐怖のあまりその場に硬直する。
よく周りを見てみると、人だと思っていたそれらは 全て、人ではなかった。
みんな妖怪や怪物のような見た目をして、楽しそうに屋台を歩いている。
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俺がそう震えて言うと、 ぶつかってしまった怪物が俺にゆっくり手を伸ばしていた。
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俺は再び硬直したが、本能が「危険だ」と感じ、 気付けば走り出していた。
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視界が滲んでくる。
俺は人混み(……人ではない)の中をひたすら走った。
周りはみんな怪物のようで、普通の言葉を話していなかった。
周りは人間じゃないし意味のわからない言語で喋っているしで、 俺は世界にひとりぼっちでいるような気分だった。
俺は夢中で走っていると、本堂らしき大きな建物の場所についた。
ここも変わらず、賑わっている。
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そんな時、俺は突然声をかけられた。
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俺はビックリして逃げようとしたが、足がもつれしりもちをついた。
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目の前にいたのは、周りを歩いているような怪物ではなく……… 人間だった。
言葉も、日本語だ。
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俺は思わず初対面の人に抱き付いていた。
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そう優しい声で、彼は俺の頭をなでた。
心なしか頭の痛みが引いていくような、 そんな安心するような気分になる。
俺はだんだん意識が薄れていくような気がした。
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目が覚めると、俺は木に寄りかかっていた。
目の前には、先程の本堂が見える。
そういえば、本堂の周りは木で囲まれていたっけ……
そう考えていると、声をかけられる。
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声をする方を向くと、先程の少年?がそこにいた。
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俺はぼんやりと答えた。
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目の前の彼はそう呟き、ほっとした表情をした。
……よく見ると、彼はかなり顔が整っていて少しドキッとした。
片目は髪で隠れているがぱっちりした目、 短パンからすらりとした足が覗き、 彼の小さな頭を覆うようなパンダフードを身に付けている。
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背丈は俺より小さく、少し弟みを感じた。
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彼は俺の言葉を復唱する。
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彼はそう言い目を細めて笑った。
その後、少し彼とたわいない話をした。
彼は優しく俺の話を聞いて、たくさん笑ってくれた。
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……彼のような友達がいれば学校も楽しいだろうな、と思った。
なかむともっとたくさん喋っていたい。
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そんな気さえしてきた。
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彼は少し困ったような顔をする。
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彼はぼんやり俺の言葉を繰り返す。
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俺は彼の手を握る。
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今まで気付かなかったが、彼はひどく体温が低く手も冷たかった。
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彼がそう言いかけた瞬間、俺の握る彼の手がどくんと大きく震えた。
彼の手は瞬く間に変形していき、おぞましい造形へと変わった。
まるで、あの時俺がぶつかった怪物の皮膚のようだった。
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俺は思わず彼の手を放す。
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彼は何事もなかったかのように笑った。
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俺は頭を強打してからここで目が覚めたことを思い出した。
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彼は変わってしまった腕をひらひらさせて言った。
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思わず声が震える。
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彼は変わり果てた自分の腕を見て言った。
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彼は独り言のようにぶつぶつと呟く。
俺はそんな彼に、思い切ってこう言った。
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俺は彼に笑ってみせた。 ……無理矢理だから、少し顔がひきつっていたかもしれないけど。
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彼はそう言っていたが、どこか嬉しそうな表情をしている気がした。
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彼は俺に手を差しのべて、俺はその手を握る。
そして彼は、歩き出した。
……もし、戻れなかったら。
俺は死んだということになるのだろう、それは怖い……
でも、戻れなかったら……なかむと一緒にいれる。
そう思うだけで俺は、死んでもいいかな、 なんて物騒なことを思ってしまうのだった。
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ぼんやりとそんなことを考えながら、彼の背中を見ていた。
俺達は神社の階段を見下ろしていた。
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彼はなんともないと言うような顔をして言った。
そして彼は、ふっと真面目な表情になってまた口を開いた。
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そう言い切った彼の目からは、涙がこぼれていた。
そんな彼を見てると、俺もつられて涙が出そうになってくる。
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彼はいたずらっ子のような笑みを浮かべて言った。
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俺はとても気になったが、深掘りしないでおいた。
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俺は彼に伝え忘れたことがあったのを思い出した。
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……でも、言うのはやめておいた。
「君が好き」だ、と……
気味悪がられたら嫌だし、さりげなく今手も繋げてるからいいかなって。
ちょっとだけそれが心残りだけど、俺は決意を固めた。
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俺達は助走をつけて、階段の下の方へ飛び出した。
落ちている間、時間がゆっくり進んでいるような錯覚に陥った。
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彼といた時間は本当に短かったけど、 俺にとってはかけがえのない時間だった。
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そんなことを思っていると、隣の彼が大声を出した。
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風の音で彼の声は少し聞き取りづらくて、聞き間違いかとも思ったけど、 俺は思わず大声で返事をしていた。
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彼は本当に嬉しそうな顔をして、泣いていた。
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俺達は宙に浮きながら、抱き合った。
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彼がそう言った瞬間、鈍い音がして俺の視界は暗転した。
目が覚めると俺は見知らぬ白い天井を見ていた。
体を動かそうにも動かない。
すると次の瞬間、両親が驚いた表情でこちらを覗き混んでいた。
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母はそう言って、泣き崩れてしまった。
父も鼻をすすっている。
それを見て、俺は学校で階段から落ち、頭を打ったことを思い出した。
病院の先生
恐らく病院の先生も、驚いた表情を浮かべている。
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それは嬉しいような、でもどこか寂しいような気がした。
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俺はその記憶を思い出そうとしたが、どうにも思い出せない。
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その後は先生の質問に答えたり、検査を受けたりして、 俺はしばらくの入院を言い渡された。
そして、俺の入院生活が始まった。
入院し初めて数日後、見舞いに来てくれた母は 俺に会いたい人がいるらしいから会わないか、と提案してきた。
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母はそう言って病室の外に出て行った。
四人
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俺は入ってきた四人の中で一人、少しだけ見覚えがあるような気がした。
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彼はそう言って笑った。
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そう、彼とは同じクラスで、 一学期の始めの方で一度だけ隣の席になったことがある。
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俺が彼との微かな記憶を呼び起こしていると、彼は慌てたように言った。
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ぶるーくに紹介された3人は、一人一人小さくお辞儀をして言った。
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端から彼らの会話を聞いていて、とても仲の良さそうな雰囲気に 俺は少し羨ましいという感情を覚えた。
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俺がそう言うと、彼らは照れくさそうに笑って言った。
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ぶるーくは少し高そうな菓子袋を俺に手渡してきた。
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ほぼ面識がないのに菓子折をくれて、俺は少し申し訳なくなった。
その後は少し世間話をしたところで、彼らが帰る時間になった。
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四人が病室を出ていこうとしたとき、俺は思わず声をかけていた。
ふと、不思議な記憶が俺の頭の中に流れたからだ。
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今声をかけなければ、後で後悔するような気がして。
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沈黙が続く。
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でも、彼らの雰囲気に惹かれていたのは本当だった。
気まずさで俯いていると、彼らは口を揃えてこう言った。
「もちろん!」
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そうして俺は、この学校に入って初めて"友達"というものができた気がした。
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俺はあの後、大きな後遺症が残ることなく退院することができた。
そして俺はぶるーく、スマイル、きんとき、シャークんの五人で よく帰ったり、話したりするようになった。
俺自身もびっくりするくらい彼らとは仲良くなり、 あの時声を掛けて本当に良かったと思っている。
それはそうとして、俺は病院で目を覚ましてから時折、 不思議な少年との会話の記憶が流れるようになった。
そう、俺が彼らに声を掛けた時のように……
片目が髪で隠れていて、 フードにはまるでパンダのような顔や耳がついた少年。
たまに俺の名前を呼んでいるし、何回か同じ記憶が流れてきたりもするので 正直気味が悪い。
……でも、何だかその記憶は忘れちゃいけないような気がして ならないのだった。
そして俺にとって、とても大切なもののような気がする。
あの少年が誰なのか、わかる日がくるのかな?
いつか全部、思い出せる日がくるのかな?
こうして俺は今日も、不思議な少年の記憶と共に生きている。
……目が覚めたら、視界には星空が広がっていた。
綺麗だなぁ。
俺は彼を握っていたはずの手を見たが、そこにはもう何も残っていなかった。
もしかして……戻れたのかな、そうだといいな。
……最後、想いを伝えられて本当に良かった……
彼も俺と同じ想いだったみたいで、本当に良かった。
……そういえば、最後ハグしてくれたんだっけ……。
俺はその時のことに思いを馳せると、 何だか心臓がどきどきするような感覚を覚えた。
……嬉しかったなぁ。
俺のこと、覚えててくれるかな?
……それとも、忘れちゃうのかな?
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そう一人呟くと、 俺の体はどくんと跳ね上がり……次第に俺は、人の体を失っていった。
コメント
18件
片目が隠れてたのはたぶんそういう存在になってるところを隠してたんでしょうねこの物語めっちゃ好きです
うほぉぉ!すきだッッすきだ((
Redさんのストーリーはほんとに感情移入させられまくります😢言葉の選び方、使い方が凄すぎて… 人の体を失っていったっていうの好きすぎました…krもそっちに行ったら思い出すのかな…そしたら幸せになってほしいですね…‼️