主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
なーくん出てくるよ 通報✕
主
家に帰ったら驚くくらい静かだった
いつもうるさいのに
何でだろう
……
莉犬
そう思って部屋に行こうとした時だった
俺は誰かに手首を掴まれた
莉犬
振り返ったら予想もしていなかった人物がいた
そう俺の手を掴んでいたのは
さとみくんだった
莉犬
さとみ
莉犬
そう言ってもさとみくんは口を開かないままだった
莉犬
そう言ったらもっと強い力で手首を握られた
莉犬
莉犬
さとみ
莉犬
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
さとみ
さとみ
莉犬
莉犬
さとみ
莉犬
さとみ
最悪だ
アイドルの事バレた
他の兄弟は知ってるのかな
……
知らなくてもどうせさとみくんがバラすか
莉犬
そんな事を考えながらカッターを手にする
莉犬
莉犬
リスカは気持ちいい
楽しくてついつい深くまで切りすぎる
アイドルだから切れる所が少ないのがストレスだけど
俺のストレス発散方法は3つある
1つは今やってるリスカ
2つ目はOD
これは夜中にするから今はしない
3つ目はエゴサ
こんな俺でも愛されてるんだって思える
でもアンチコメを見てまたリスカや薬をやる
この繰り返し
莉犬
僕は泣き終わった後水でも飲もうかなと思って部屋を出た
そしたら廊下には暗い表情をして莉犬くんの部屋のドアを見つめるさとみくんの姿があった
ころん
ころん
さとみ
ころん
泣いてたなんて言えないや
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
リビングに行ったらソファに座って真剣な顔をしたなーくんがいた
誰の事を考えてるかは大体分かる
ころん
呼んでも返事がない
それくらい考え事をしてるのだろう
ころん
なーくん
なーくん
ころん
ころん
ころん
なーくん
ころん
なーくん
ころん
なーくん
なーくん
ころん
なーくん
ころん
なーくん
なーくん
ころん
なーくん
ころん
それ以外会話は進まなかった
いつもなら何時間でも話せたのに
そしてとうとう耐えられなくなった僕は
ころん
と言って席を外した
こんな感じで兄弟とも少し気まづい空気のまま1週間が経った
そういえば今日は莉犬くんのワンマンライブらしい
莉犬くんは早朝から家を出たのか僕が起きた頃にはもう家にはいなかった
そんな事を考えながらツイッターを眺めていると
“莉犬くん東京ドーム”が世界トレンド1位になってた
ころん
見てみると
リスナー
リスナー
リスナー
などたくさん呟かれてた
ころん
そう思いつつ下にスクロールしていったら
リスナー
このコメントが目に入った
その時は何となく
ころん
くらいしか思って無かった
そう1ヶ月後のお話会で最悪な事件が起こるなんてそんな事
思ってもみなかったんだから
主
主
主
主
主
主
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