救ってくれたのは貴方たちでした

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なり続けるアラームを止めて

重だるい体を起こす

制服に着替えて

朝のルーティンを終わらせる

生ぬるい風を感じながら自転車をこぐ

変わらない毎日が幸せってことは分かっているけど

私の毎日は小さな変化さえない

高校生になったら青春できるなんて考えてた私はどれだけバカだったんだろう

いつも聞いている大好きな音楽を口ずさみながら

学校に行く

自転車を止めて自分の教室への階段をのぼる

静まり返った教室に入る

スマホをいじっている数人のクラスメイトがちらりとこっちを見て

すぐにスマホをいじり始める

これもいつもと変わらない毎日

すぐ悪口言うしキレるし性格良くない夏緑彩(なりさ)に友達がずっといて

悪口言わないしキレたことなんて1回もないのに友だちがいない私

私以外には挨拶をするクラスメイト

どうやら私は

居ても居なくてもいい存在

みたいです

私が必要とされているところは

ないんですか？