盲目の中原くん

中也side

腹を撫でられ、"挿入るか"なんて、、、訳の分からないことを呟かれてから

ふつうに風呂に入っている 何もされない。

言葉だけ、、

先に身体を洗う彼に呟いてみる

でも、

と、、 静まり返った風呂場で"聞こえなかった"なんて有り得ないのに、

風呂場は怖い。

視力がほぼ無いにプラス、湯気や水で辺りが曇る 自分じゃ何も出来ないに等しかった。

此奴の何もしない。 なんて嘘でしかなさそうなのに、本当に何もしないから腹が立つ

、、、、は？ 何それ、俺、期待してるみてえじゃん、、

邪念を捨てて浴槽から出る

何もされない事に苛ついて、全てを太宰に任せることにした。

外行きの笑い声、、なにか隠してやがる。

太宰の目の前の椅子に腰掛ける

頭を洗われる。 有り得ないぐらい気持ち良い、

また俺中心かよ、腹立つ

がっちり足でホールドされる

やろうと思えば反抗できるが、此処まで来たらもう何もしねぇ、

首、腹、足、順に体を洗われる

太宰が触れなかった場所を自分で洗う

先に脱衣所へ消えた太宰、 態々俺の体を拭くタオルまで用意して部屋に行く

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