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テラーノベル(Teller Novel)

優菜

記念すべき第一話

優菜

スタート❗

???

早くしないと人が来ちまうんだゾ!

優菜

うーん、あれ天井が近い…蓋?

優菜

開くかな

優菜

一か八か

優菜

えいっ!

優菜

うわここどこ!?

???

うわっなんで起きてるんだ!?

優菜

わー猫だー!

???

オレ様は猫じゃねー!

優菜

じゃあ誰?

グリム

オレ様はグリム様なんだゾ!

優菜

ふーん

グリム

興味を持て!

グリム

で、お前は誰だ?

優菜

私はえっと

優菜

優菜だったと思う

グリム

なんで覚えてないんだよ!

優菜

仕方ないでしょ!
私だって急にここにいたんだから!

グリム

そういえばお前優菜って言ったな
お前男か?

優菜

えっなんで?

グリム

ここ男子校なんだゾ

優菜

えぇー来ちゃまずいじゃん

グリム

とにかくその服をよこせ

グリム

さもなくば丸焼きだ!

グリム

ボッ(火が出る)

優菜

うわー!火だー!逃げろー!

優菜

夢なら早く醒めて

グリム

オレ様の鼻から逃げられると思ったか!
ニンゲンめ!

グリム

さあ、丸焼きにされたくなかったらその服を──

グリム

ふぎゃっ!?痛ぇゾ!なんだぁこの紐!

???

紐ではありません。愛の鞭です!

???

ああ、やっと見つけました。
君、今年の新入生ですね?

???

あれ?確かに居たと思ったんですが
どこに行きました?

優菜

しっ下です

???

ああ、ダメじゃありませんか。
勝手にゲートから出るなんて!

???

それに、まだ手懐けられていない
使い魔の同伴は校則違反ですよ。

???

…え?

グリム

離せ〜!
オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだゾ!

???

はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。
少し静かにしていましょうね。

グリム

ふがふが!

???

なぜ女性が男子校に居るんですか

優菜

自分でも分からないんです!

???

分からない?

優菜

で、ここはどこですか!

???

おっと、長話をしている場合ではありませんでした。

???

早くしないと入学式が終わってしまう。

???

さあさあ、行きますよ。

優菜

無視?
その前に、あなたは誰ですか?

???

では歩きながら説明してさしあげます。
私、優しいので。

優菜

えっ、私も行くんですね。

???

ごほん。

???

ここは『ナイトレイブンカレッジ』。

???

世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ
魔法士の卵が集まる

???

ツイステッドワンダーランドきっての
名門魔法士養成学校です。

クロウリー

そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。
ディア・クロウリーと申します。

優菜

ま…まほうし?

クロウリー

この学園に入学できるのは『闇の鏡』に
優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。

クロウリー

選ばれし者は、『扉』を使って
世界中からこの学園へ呼び寄せられる。

クロウリー

貴方のところにも『扉』を載せた黒い馬車が
迎えにきたはずです。

優菜

暗い森を通ったような……

クロウリー

あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ
新入生を迎えるためのもの。

クロウリー

学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。

クロウリー

古来より特別な日のお迎えは馬車と
相場が決まっているでしょう?

優菜

つまり、あの馬車に勝手に
ここに連れてこられたってこと!?

グリム

むがーー!むががーー!!

クロウリー

さっ、闇の鏡に元にいた場所に戻してもらいましょう

クロウリー

それとこれを

優菜

ウィッグ?

優菜

学園長ってそういう趣味が?

クロウリー

違いますよ!

クロウリー

貴方が女性だと知られては困りますからね!

優菜

ああ、よかった

ちっちゃい子がツイステの中に入っちゃった!?

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