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みお
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#yaur
みか
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ゆあんくん
ゆあんくん
撮影が無事に終わった午後
窓から外を眺めると、太陽の光の明るさに目をつむる
今日は雲一つない快晴で、鳥のさえずりを聞くと心が安らぐのを感じた
身体の力を抜き、上半身を椅子の背もたれに預ける
緊張が抜けたのか疲労感が波のように押し寄せ、今だったらこのまま寝れてしまいそうだ
ゆあんくん
ふと、うりのことを思い浮かべる
昨日の今日まで、うりは何かと俺に絡んでくる
撮影でも必要以上に後ろをついてきたり、ちょっかいをかけたり
子供みたいで可愛かったし
だけど、もしこのままこの関係が続くのだとしたら
俺の心臓は持つのだろうか
このまま、うりの気持ちをずっとあしらっていくのだろうか
_____それでいいのか?
いろんな感情が混ざり合って、嬉しいような、けれど苦しいような不思議な気分になる
ゆあんくん
こんなことを考えていても気分が落ち込むだけになってしまう
それに、喉が渇いた
水でも飲んで頭の中をリフレッシュさせよう
そう考えた俺は立ち上がり、リビングへと向かった
廊下へ出ると、家の中は静まり返っていた
みんなそれぞれ自分の部屋にいるのだろうか
こんなことはなかなかないので、なんだか不思議な気持ちになる
パタパタとスリッパの音を立てながら廊下を歩いていく
すると、ふとうりの部屋の前で足が止まった
ゆあんくん
部屋のドアが少し開いている
中からは音はしない
閉め忘れてしまったのだろうか
何気なくうりの部屋をのぞいた
目にパッと飛び込んできたのは机の上
複数にも及ぶ赤色の何かだった
うりの部屋に入り、そのものを確認する
ゆあんくん
それは見覚えのあるアクリルスタンドや人形
ラバーストラップ、缶バッチ、文房具などが綺麗に飾られていて
それはすべて
ゆあんくん
自分のグッズたちだった
初期のものから最近のもの、くじものからレアものまでが幅広くある
驚きのあまりこんなにもグッズを出していたんだなと浸ってしまう
だがそんなことをしている場合じゃない
ゆあんくん
周りを見てみると、ありとあらゆるところにグッズたちがある
ベットには抱き枕
壁にはポスターやタペストリー、コルクボードにある動画の切り抜きの写真たち
本棚には今まで取材などに応じた雑誌や漫画本、キャラクターブック
とにかく、俺の今までのものが全部あるんじゃないかって言うくらいには揃っている
それからさっきは気づかなかったが、机の横に痛バがあるのも確認した
ゆあんくん
なぜかもうここまですごいと感心してしまう
……あ、あの限定のアクスタ、初日に完売したやつじゃん
確か今フリマアプリで結構な額で取引されているやつ
金欠のうりが集めたとは思えないな……
毎回ゲームに課金しまくるじゃん、あいつ
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
まあいいけど、とうりは呟きながら自分の部屋へと入って扉を閉める
手には冷たい麦茶の入ったコップが2つ握られていた
ゆあんくん
うり
うり
言い逃れできない俺の横を通り、机の上に持っていたコップを置く
それから、赤一色に染まった自分の部屋をぐるりと見回して、悪戯っぽく微笑んだ
うり
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
うり
うりは一つ大きなため息をついた
うり
ゆあんくん
俺はしらばっくれてみる
その先の言葉を聞きたくなかったから
うりは一歩俺との距離を詰めた
ミルクティー色の髪を少し揺らしながら、上目遣いでじっと俺の顔を覗き込んでくる
うり
うり
うり
うり
うり
うり
ゆあんくん
顔に熱が集中して風邪をひいてしまったのではないかと錯覚してしまう
『おれのこと、忘れないでね』
ふと、誰かの声が頭の中で聞こえる
昔から頭の中にこびりつく声
原因を思い出そうとするも、なにもかもが朧で思い出せない
この人は誰だろうと、何度思ったことか
寂しそうな、つらそうな声
ゆあんくん
自分がそうさせてしまったのだろうか
そう思うと、胸の奥が酷く痛むのを感じる
うり
話しかけられた声で我に返る
うりはいつの間にか俺の顔を怪訝そうにのぞき込んでいた
先ほどまでとは打って変わって、どこか遠くを見るような、寂しげな目をしている
ゆあんくん
返事にこたえようとするも、声が出ない
それに便乗してか、胸の痛みがひどくなったように感じる
うりは気づいたのか、ハッとしたように目を見開いた
うり
うり
うり
うり
うり
妙に静かになってしまった部屋
その空気を打開するように、うりはいつもの調子を装って机の上のコップを指さす
その声はいつも通りのように聞こえるけど
その表情はなんだか少し堅く強張っているように見えた
ゆあんくん
俺は素直にうなずいて麦茶を手に取る
口に含めて飲むと、体の隅々に水分が通っていくような感覚が広がっていく
先ほどまでの胸の痛みが和らいでいくのも感じた
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うりはいつもの無邪気な笑顔に戻って、自分の分のコップを机に置いた
さっき頭の中に響いた、あの寂しそうな声は何だったんだろう
思い出そうとしても霧がかかったみたいにぼんやりしていて、やっぱり何も分からない
ゆあんくん
頭を軽く振って、モヤモヤした思考を無理やり隅っこに追いやる
それよりも、目の前にいるうりの存在感の方が
今の俺にとってはよっぽど大きくて、心臓に悪い
うりはベッドの端に腰掛けながら、じっと俺の顔を覗き込んできた
その綺麗な瞳と目が合うだけで
さっき和らいだはずの熱が、また顔に集まっていくのが分かる
うり
うり
うり
うりは少しだけ真面目な顔をしてそう言った
嫌がらせや無理強いをしたいわけじゃない、っていうあいつなりの気遣いなのだろう
だけど、そうやって不意に優しくされる方が、俺にとってはよっぽどずるい
ゆあんくん
そう強がってそっぽを向くと
うりは一瞬きょとんとしたあと、すぐにいつもの意地悪そうな笑顔を浮かべた
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
やっぱりコイツは、どこまでも調子が狂う
俺はこれ以上ここにいたら本当に心臓が持たないと思って
空になったコップを机にドンと置いた
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
廊下に出て冷たい空気を吸っても、顔の熱さはちっとも引いてくれなくて
背後から聞こえるうりの楽しそうな笑い声が、俺の耳の奥に残り続けていた
コメント
3件
毎回同じ言葉じゃなくて毎回色々な言葉が出てきて面白いし、 めちゃくちゃうりᓓ̸ᐠわƖ ıƖ ıし、 めちゃくちゃドキドキした(இдஇ`。)"(∩>ω<∩)"

いやもう、うりの部屋がヤバかったな…! あのグッズの量、完全にガチ恋じゃん。ゆあんくんが「すご」って感嘆しちゃうのも分かるわ。それでいて「メンバーとしてじゃなくて一人の人として好き」ってストレートに言ってくるうり、マジで可愛いしずるい。でもその後にゆあんくんの頭の中で響く「忘れないでね」って声…あれが誰なのか、めっちゃ気になる。切なくてドキドキする、良い回だった🔥