この作品はいかがでしたか?
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○○
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放課後、一人で教室に残って勉強しているあなたを静かに見つめる。
黒縁のピン底メガネをかけている彼は、
手を休めることなく、何かをノートに書いている。
○○
私が彼に声をかけると、彼は八重歯を見せて少し笑う。
厚い眼鏡レンズの奥の瞳が見えない場地くんは、
今日も不思議だ。
○○
放課後
私が場地くんに勉強を教えるのが日課になっている。
バジケイスケ
バジケイスケ
勉強をしているはずなのに全く頭に入っていない場地くん、
そんなあなたが、いつのまにか愛おしく感じるようになった。
○○
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自分に教え込ませてきたけどもう限界だ。
○○
あぁ、やっぱり好きだ。
好き、好き好き。
………好き。
○○
バジケイスケ
と、目の前で場地くんが怪訝そうに顔を上げた。
○○
バジケイスケ
○○
○○
衝動的に誤魔化した。
ねえ、私があなたに好きって。 愛してるって伝えても。
あなたは、困るだけでしょ__.......?
○○
私はどこまでも自分勝手だ。気まずくなったからすぐその場から逃げる。
私は知らない。
場地くんの気持ちも
あの時、『オレもなんだけヨ』って言おうとしてたことも__。
帰り
いつもの道を歩いていると不良に絡まれた。
ナンパ、というやつなのだろうか。
こんな経験初めてなので、黙っていると
少しイラついたらしい。
男の人に壁に押し付けられる。
○○
怖くて手が震える。
○○
○○
○○
神様は不公平だ___。
??
ハッとした。
聞き覚えのある、低音の声。
見ると、髪の長い男子が一人、こめかみに青筋を浮かべて男の頭を掴んでいた。
○○
もう、疲れたよ___。
気づくと、周りにいた男達は全員いなくなっていた。
??
○○
○○
でも、私はそれをさえぎる。
??
○○
○○
○○
近づいてくる男に後退りしかできない私は弱すぎる。
??
男は、何も言わなかった。
ただ、太くてしっかりした眉を八の字に下げて、悲しそうな表情をするだけ。
ねえ、どうしてそんな顔をしているの?
私が不良のことを悪く言ったから?
助けたのにお礼も言わないから?
もういやだ、何も考えたくない
○○
私はその場から走り出した。
よく見れば分かったのかな。
私の学校と同じ制服を着ていたことも。
バックからピン底のメガネが見えていたことも。
見間違えることのない
八重歯があったことも。
全部、全部。
彼が、あんな表情をした理由も…_。
コメント
8件
続きかくかも!楽しみにしててね^_−♡