早速私たちは、花火に火をつける
○○
うわあ…綺麗
花火なんていつぶりだろう
いつ見ても綺麗なのには変わりない
○○
あの……
○○
なんで、今花火なんですか?
ヨンジュン
なんとなく
○○
なんとなく、か……
○○
じゃあ、なんで私?
ヨンジュン
なんとなく
○○
ヨンジュンさん、なんとなくしか言わないじゃないですか!!
ヨンジュン
お前あんまり叫ぶな、バレるだろ
○○
あ、ごめんなさい
○○
なんか、新鮮ですね
○○
夜に2人で花火って
ヨンジュンさんは黙ったまま
○○
もー何か言ってくださいよ!!
○○
ヨンジュンさん…女の子苦手ですか?
ヨンジュン
なんだよ、いきなり
○○
いや、そうかなー?って思って
ヨンジュン
別に苦手じゃないけど
○○
じゃあなんでそんなに冷たいんですか?
ヨンジュン
女子とか面倒くさい
ヨンジュン
だからあんまり関わったこともないし
ヨンジュン
優しくするとかも出来ない
ヨンジュン
というかしない
ヨンジュン
てかまず、誰かを好きになったことも無い
○○
そうなんだ……
○○
私とは大違いだ
ヨンジュン
何が?
○○
私は、人を好きなったことは何回もあるし付き合ったこともあるのに
○○
ずっと…
○○
この人なら幸せになれる、って思える人がいなかったんです
○○
ほら、あるじゃないですか!
○○
運命の人に出会ったら、直感で何かを感じるっていうやつ!!
ヨンジュン
なんだそれ
○○
知らないんですか?
○○
私、自分の人生とか運命を変えてくれる人に出会いたいんですよね
○○
まあ、出会えるかは分からないんですけど
ヨンジュン
お前、ずっと恋愛失敗してんだな
○○
うるさいです!!色んな経験積んだほうがいいじゃないですか!
ヨンジュン
はいはい
ヨンジュンさんの笑顔、すごく眩しく見える
花火のせい、かな
ヨンジュン
お前は、今、
ヨンジュン
誰が気になってんの?
○○
えっ?私?
ヨンジュンさんにしては珍しい質問
ヨンジュン
スビンだろ?
○○
なんでスビン?
ヨンジュン
バレバレだから
○○
そんなに私がスビンのこと好きなように見えますか!?
ヨンジュン
見える
ヨンジュン
そうじゃないの?
○○
どうなんだろう……
○○
自分でも分からない……
ヨンジュン
なんだよそれ、笑
○○
ていうか私、ヨンジュンさんとお揃いの何かが欲しいです!
○○
言ってくれたじゃないですか、予選の時
ヨンジュン
お揃いの何かが欲しいって?
○○
はい!
ヨンジュン
まあ、いつかな
○○
え、いいんですか!!
○○
やった!!はやく欲しいな〜
○○
何がいいかな……お揃いのもの
ヨンジュン
まだ買うなんて言ってない
○○
いいじゃないですか!!
○○
今から決めても!
ヨンジュン
ていうか、もう夜の1時だぞ
○○
えっ!!ほんとだ!喋りすぎた……
○○
もう、帰らないといけないですかね?
ヨンジュン
俺も眠たくなってきた
○○
じゃあ、今日はこれで!
○○
帰りましょ!
○○
楽しかったです、ありがとうございました!
みんなはもうぐっすり寝てるはず
その頃、ログハウスでは
スビン
ん……今何時……?
スビン
1時か……
スビン
……って、ん?
スビン
ヨンジュニヒョン……?
スビン
あれ、ヨンジュニヒョンがいない!?
スビン
どこ行ったんだろ……?
スビンは部屋から出る
スビン
あれ、誰かこっち来てる……
○○
じゃあ、おやすみなさい!
ヨンジュン
おやすみ
スビン
ヨンジュニヒョンと…○○?
スビン
あの二人が…どうして??
スビン
……もしかしてヨンジュニヒョン、○○のことが好きなのかな?
スビン
絶対に取られたくない







