煙草/青赤

煙草/青赤

みんなの家族は煙草とか吸っているかな〜？？ｐ ̫Ｔ

今日はわたしながら親から聞いた結婚エピを青赤にしちゃいます👉🏻👈🏻

START

※本人様とは一切関係ありません

俺の彼氏は

煙草が好きだ

俺自身 煙草に対しての偏見はない

彼が吸っているのをみると

俺も何度か吸ってみたいと思っていた

そう

俺には双子の兄がいるのだが

煙草に対しての偏見がすごい

俺は先日

彼から婚約のプロポーズをされた

そしてその報告を家族にしなくてはならない

寒い日の朝

いつもより騒がしい足音に

違和感を抱きそっと目を開く

ぼんやりと滲む目を擦り

彼の姿をみると

全身スーツに

ワックスで整えられた髪

なんてカッコイイことを言えば

煙草を取り出し

換気扇をつけ始める

カチッという音と共に

慣れた手つきで吸い始める

落ち着いているようにみえる彼だが

よく見ると汗が吹き出していた

彼は1度 俺の兄から

怒られてしまっている

数年前

夜 22:00を回った頃

当時 大学生だった俺は

青ちゃんと会った後 家に帰った

いつも笑顔の絶えない兄が

俺を見て眉間に皺を寄せた

彼の近くに居るだけで

やはり煙草の匂いはつくらしく

後日 俺含め3人で話をした

未だに恐怖心が消えぬ彼は

少し兄と距離を置きたがっていた

車内でも吸う彼の頻度をみると

少し心配になってしまう

あっという間に地元に着き

自宅の玄関で身なりを整える

恐る恐るインターホンに手を差し伸べ

兄が来るのを待つ

階段をドタドタと降りてくる音は

外に居る俺たちにも聞こえてくる

扉が開くと昔と変わった兄の姿

少し痩せ細っていて

髪は短髪

前には1度も着ていなかったような

黄色と黒合わせのお洋服

俺達のため直ぐお茶を注ぐ兄

少し声の震えた彼が言うと

ニコッとした笑顔で注ぎ続けた

ガタッという物音を立て

俺の前に座る兄

そろそろ本題に移る時間が来たようだ

なーんてことを口にし出すから

当然 俺の顔なんて真っ赤

顔に熱が籠り兄の方を見ると

黙って彼のことだけを見ていた

焦って口出ししてしまう俺を

見向きもしない兄

溜息をつかれ彼と互いに

反対意見を悟った瞬間

煙草という単語を聞いて

兄の方に目を向ける

真剣な眼差しで兄は彼を見つめている

俺が恐る恐る彼の方を見ると

俺の前でしか見せない真剣な顔と

不安な時に俺の手を握る癖

黙って俺達は兄の方を見つめる

そっと微笑み

まるで照れ隠しのように首を触る

兄は俺の幸せを願った

そんな姿をみると

涙が止めどなく溢れる

ねぇ、俺 昔から

黄ちゃんが首を触るとき

嘘をついている時の癖って

知っているんだよ？？

隣に座っていた彼が

椅子から立ち上がり兄の目を見た

嘘だと気づいたのは

俺だけではなかったみたいだね

俺が確かに話した内容

兄が賛成していないと気づいた彼は

どんな思いだったのだろうか

掠れた声で言葉を発する兄

親に取り残された俺達にとって

救いは兄弟だけだったのかもしれない

彼は大きな声を出し始め

俺の手を強く握り始めた

朝起きた時

ご飯を食べている時

お洒落してデートに行く時

ダル着で映画鑑賞をする時

笑い合い

泣き合い

触れ合い

そして

幸せを掴み合い

兄は頷き

本当の笑顔を見せた

兄の本当を知れた気がして

その場で俺は泣き笑った

帰りの車内

沈黙を破ったのは

俺の方だった

溢れる涙を拭おうとすると

クスッと笑い俺の右手を握る彼

4月24日

俺達は入籍をしました

結婚して約9年

俺達は子供にも恵まれ

毎日 幸せを感じている

え、なに？、煙草？？

あれから1度も吸ってないみたい

END

おかえりなさあい(т_т)♡♡

ほんとに父が吸っていないのかはぶっちゃけ母もしらないみたい‎^_^;

みんなの家族は煙草吸ってるのかな？

リクエストまってるヨ📨♡♡

おつだいにゃ！！！！