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平野記念病院 小児科病棟
打ち合わせ室
紫耀side
紫耀
星奈
星奈
好きだ。
星奈が…ずっと
好きで好きで
でも離れなきゃいけないのに
ごめんな…こんな俺
でも…星奈を…愛してる…｡
紫耀
俺は自分の白衣で、星奈が逃げないようにきつく抱きしめた。
離したくない…
ガチャ…
優太
ガタッ…
優太
岸さん…but timing…。
星奈
紫耀
絶対バレる…
優太
バレてねぇ〜！
優太
すいません、岸さん。
全く興味ありません…。
紫耀
優太
という感じで、プロジェクトの打ち合わせは進んでいった。
仕事をする星奈の姿はしっかりしていて…
見惚れていた…
星奈
星奈と…阿部…
阿部？
その名字…どこかで聞いたことが…
わからない…
紫耀
星奈に色々質問するも、「阿部」という名字がずっと頭の中をかけめぐった。
平野記念病院 小児科病棟
紫耀side
患者
紫耀
患者
紫耀
そう言い病室を出て行こうとした。
電話がなった。
ディスプレイには…「真由」の文字
病室から出て、電話を取った
真由
紫耀
真由
紫耀
真由
紫耀
真由
お兄ちゃん？
紫耀
真由
真由
紫耀
ブチッ…
紫耀
紫耀
平野記念病院 小児科病棟
紫耀side
見つけた
座り込んでしまう星奈
いても立ってもいられなかった
紫耀
星奈
星奈
紫耀
ホントは知ってる
真由の事…
星奈
沈黙…した…
星奈
紫耀
キス！？
星奈
絶対さっきの事だ…
紫耀
星奈
紫耀
俺は咄嗟に腕を掴んだ
星奈
その反動で星奈が倒れそうになった
紫耀
間一髪で星奈を抱きとめた。
星奈
紫耀
星奈
星奈
付き合ってないよ
俺が好きなのは星奈なのに
紫耀
紫耀
星奈
キスのことだ。
でも真由がどこで見てるかわからない…
正確には…真由のお兄さん…
紫耀
俺は咄嗟にそう言った
星奈
ショックを受けたような顔になる星奈。
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
俺は…弱い…｡
自らが首を絞めるようなことをして
問題の解決に目を背け
逃げ出す臆病者なんだ。
STAR's研究所 廊下
紫耀side
この日は病棟に望遠鏡を運ぶ為に、STAR'sに来ていた。
廊下で神宮寺と鉢合せした。
紫耀
勇太
紫耀
勇太
やっぱり…か…。
勇太
紫耀
勇太
紫耀
勇太
勇太
紫耀
勇太
勇太
俺は…
紫耀
勇太
普段温厚な神宮寺がここまで怒るのは初めて見た。
勇太
勇太
紫耀
最もだった…
俺は…星奈を想いながらも…
星奈を助けるために…星奈を傷つけてる…
紫耀
勇太
星奈だよ…
星奈しか眼中にないよ…
紫耀
紫耀
頑張って振り絞った言葉がそれだった。
勇太
紫耀
勇太
勇太
勇太
紫耀
回想 終り
現在 STAR's研究所 打ち合わせ室
紫耀side
コンコン…とドアをノックした。
星奈
紫耀
星奈
紫耀
星奈
紫耀
神宮寺とは…
星奈
紫耀
紫耀
神宮寺が…嘘をついていてほしいと少し思った
でも…
星奈
そっか…
星奈には…もう…
紫耀
紫耀
星奈
星奈
紫耀
星奈
阿部さん…？
あー…星奈の上司さんか…
あれ…？
紫耀
星奈
真由
真由
紫耀
繋がった…
紫耀
突発的に星奈の両肩を掴む
星奈
紫耀
星奈
星奈
そうか、真由が俺の携帯番号を知ってたのも
その「阿部さん」が星奈の携帯から盗み見したから
プロジェクトのことを知っていたのも
「阿部さん」がプロジェクトに参加したから
紫耀
星奈
紫耀
星奈
なら辻褄が合う…
紫耀
星奈
紫耀
俺は…もう逃げない…
星奈
紫耀
真由に、反撃だ…！
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