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…………

いつものように屋上に行くと三つ編みの男の子が一人

その子が靴を脱ぎかけて…

私は声を掛けてしまった

ねぇ、辞めなよ

ッ?!

だ、誰だよ…お前には関係ねぇ、

え、あ、その、

なんも言わねぇなら帰れ

……口をついて出ただけ

は?

本当はどーでも良かった

じゃあ、なんで、

先越されんのが、何となく癪だった、

癪って、……

……あの、

三つ編みの子は語る

どっかで聞いたようなこと

運命の相手だった……

どうしても、愛されたかった……

チッ……

ふざけんな!

え、

んな事で私の先を越そうなんて、

欲しいもんが手に入らないなんか……

奪われたことすらねぇくせに…!

……なんか、話したら楽になったわ笑

ありがとな……それじゃ

……はぁ、

……今日こそは、

そう言って靴を脱ぎかけた

でもそこに、背の低い男の子がいた

竜胆

……

……何かあったの?

声をかけてしまった

竜胆

……えっと、

背の低い子は語る

クラスでの孤独を

竜胆

ずっと独りで、無視されて奪われて、

竜胆

俺にはもう……居場所がねぇんだよ…

ふざけんな!

竜胆

ビクッ

そんな事くらいで、

私の先を越そうだなんて、!

竜胆

で、でも、!

それでも、うちでは愛されて

暖かいご飯もあるんでしょ?

竜胆

…………

竜胆

……何か腹減ってきたわ、w

竜胆

ありがと、じゃあな……泣

背の低い男の子は出ていった

そうやって何人かに声を掛けて、追い返して

はぁ、、泣

私自身の痛みは誰にも言えなくて

××

〜〜〜、!

〜〜〜!!

○○

……〜〜、!

〜〜〜……!!

初めて見つけたんだ。似たような悩みの子

何人目かにあったんだ。

春千代

誰ですか、?

(黒マスクの子……)

何があってここに来たんだよ

春千代

うちに帰る度に増え続ける痣を消し去るため……

春千代

ここに来た…

口をついて出ただけ

本当はどーでも良かった……

春千代

え、?

思ってもないこと……声掛けちゃった、

春千代

なら、どうして、!

ねぇ、辞めてよ……

春千代

ッッ!!

春千代

…………辞めろよ

!!

(この子は……止めらんない)

(私には……)

止める資格が無い……

でも、ここからは消えてよ……

春千代

…は?

君を見てると苦しいんだ!!泣

春千代

……じゃあ、今日は辞めておく

ガチャ

今日こそ誰もいない……

私一人だけ、

誰にも邪魔されない

邪魔してはくれない…

カーディガンは脱いで

よい、しょ、っと

背の低い私は

今から飛びます……!

ガチャ

玲!

竜胆

玲!

春千代

玲さん!!

……じゃあね

BADEND

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