テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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11日目のあの日まで。

第11話 - 【10ページ目】私/僕達の秘密。

101

2024年08月06日

#のんのん

#参加型(募集は終わってます)

のんのん

ルーン

皆さん、こんにちは！
ルーンだよ！！

ルーン

それでは、
スタート！！！

注意！この物語はフィクションです。実際に現実で起こった事ではありません。キャラ崩壊してる可能性あり人体実験要素あり胸糞要素あり犯罪要素あり (虐待・いじめなど) グロ要素あり血流表現あり苦手な方はブラウザバックです

いなり視点

いなり

っ………。
(どこを探しても見つからない…)

いなり

………
(ウーフが行きそうな場所…
ウーフが大切にしてる場所…
全部、行ったはずだけど…
それでも居ないって事は…)

いなり

あの……いや、
ウーフが今更やる訳ないか

いなり

(じゃあ…
本当にどこに行ったの…？)

？？？？

え……嘘でしょ…？？
なんで……
何でココに居るの……？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

それは研究所の奴らが
俺や俺の…仲間を、
実験対象にしようとして…

？？？？

……やっぱり、
そうなんだね…

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

未だに信じられねぇんだけど
…姉ちゃんなんだよな？

ユキの姉

そうだよ…
やっぱり信じられない？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

いや…
"姉ちゃんが亡くなった"
と言う事実が押し寄せて
少し苦しいだけだ。

ユキの姉

まだ…悔やんでるの？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

あぁ、だって…
俺は…助けられたはずだ

《回想》数年前

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

姉ちゃん、
この間はありがとな
鉛筆貸してくれて！

ユキの姉

いえいえ、
気にしないで！
私達、兄弟なんだから

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

ﾆｼｯ…それもそうだな！

ユキの姉

じゃあ私、
先に行ってるね！

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

じゃ、先にどうぞ〜！

ユキの姉

何それw
じゃあ、また後で！

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

あぁ、また後…

？？？

ﾀﾞｯ!!!
(ユキ達に向かって
走って来る)

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

姉ちゃん危ない！！！

ユキの姉

え？

？？？

ｸﾞｻｯ…‼︎
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ!!!

俺があの時、庇えばって… どうしても思っちまうな… そういえば… …あの時も信じられなかったな目の前の出来事と血を流して倒れる姉ちゃんに。

…そうね。私も信じられなかった。こんな呆気なく○ぬなんて… って思ったよ。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

でも…
姉ちゃんがココに、
魂だけでも居て嬉しいよ。

ユキの姉

私はユキに…
ココに居て欲しくなかった

ユキの姉

この研究所はね、
凄く性格が悪いし
○ぬかもしれないし…

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

大丈夫だ！！
この俺だぞ？
運動神経も勉強も出来た
萃天ユキだぞ？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

俺の姉だからって
俺の事、ナメんなよ！

ユキの姉

ふふ…そうだね。

……その時の姉ちゃんは半透明の姿では無く、不透明で生きてる姿に見えた。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

姉ち…

？？

あぁ、
こんな所に居たのかい？

ユキの姉

あら、どうも。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

……お前は誰だ。

？？

おっと…
君に会うのは初めてだね

魔女

私の名前は魔女だ。
君の目の前、
そこに居る一つの魂に
ある用事があってね…

ユキの姉

次こそ、
この研究所から出ていけ
って言うの？

魔女

言い方は違うがそうだね。
君がココから出ても
成仏しないと思うんだ。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

…………？

魔女

君の未練は強過ぎる。
そんな簡単に消えない、
達成されないはずだ。

ユキの姉

…どっちみち私は
絶対に成仏するよ。

ユキの姉

(第一に私、地縛霊だし…)

魔女

……そうなのか。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

おい、
それはどうゆう事だよ…！！

ユキの姉

実はね…私の未練は
「ユキに会いたい」なんだ

ユキの姉

だから、
それが達成したから
私は成仏して
きっと天国に行くんだ

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

ま、まだ時間はあるよな…？

ユキの姉

…あるはあるよ。

ユキの姉

魔女、
少し席を外してくれる？

魔女

分かった。
ユキ、また後で。

ユキの姉

それで…
私にかは分からないけど
何か伝える事があったの？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

あぁ、姉ちゃんを○した奴…
不慮の事故で○んだんだ。

ユキの姉

そうだったんだね…

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

俺は…正直、嬉しかった。
姉ちゃんを○した奴が
のうのうと生きてる事が
凄く嫌だったから…

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

でも…
こんな事を考えてる俺も
最低だし最悪だな
って思うんだ…
姉ちゃんはどう思う？

ユキの姉

私は…
それでも良いと思うよ。
だって…
それは一種の感情であり
ただの願望だからね！
それを思う事さえ、
神が許さないのなら
自分が無くなってしまい
個性が無くなっちゃう。

ユキの姉

そしたら、
別の意味での○に繋がる
「自分を失う」と言う
一番いけない○に。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

…なぁ、姉ちゃん。
(だったら…きっと…)

ユキの姉

どうしたの？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

感情がねぇ奴でも、
幸せを持ってて良いと思う？

ユキの姉

…思うよ。
「幸せさえあれば、
誰だって変われる」
と私は信じてるからね！

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

そうか…！

ユキの姉

…もう時間みたいね。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

生きてる内は…
もう2度と会えねぇんだよな

ユキの姉

うん、そうだね。
だからって自ら○んじゃ
絶対に…絶対にダメだよ

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

そんな事分かってるよ

ユキの姉

ふふ、またね。
最期にユキに会えて…
凄い嬉しい…！

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

あぁ、またな…姉ちゃん

ﾊﾟｧｧｧｧｧ… (ユキの姉が消えていく)

………

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

なんだよｯ…
何か用でもあんのか？

魔女

いや、流石だと思ってね

魔女

君…
私の事、人間じゃない
って思っただろう？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

あぁ…
だったら何が悪い？

魔女

流石だね。
普通の人間は私の事を
人間か魔女だと思うのに。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

普通の人間…な。
じゃあ俺は何者なんだよ？

魔女

強いて言うなら…
君は人間じゃないね。
人間だけど人間じゃない
この言葉は矛盾してるが
こう言い表すしかないな。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

はぁ…俺は戻る。
じゃあな、魔女さん。

魔女

あぁ、またね。

ウーフ

僕の過去の話をするね…

ウーフ

まず…僕の産まれた理由は
多分、知ってるよね…？

優徒(ゆうと)

あぁ、
熊と人間の実験をした際に
理由不明で産まれたのが
ウーフ…お前だ。

ウーフ

そうだね…
そこから数年後の…
10歳の時の事だったんだ…

《回想》数年前

ウーフ

………
(暇だなぁ…)

研究員

お前ら、
この施術の許可、
絶対に貰ってきてw

研究員

はい、
分かりましたw！

研究員

あれ本当にすんのw？

研究員

あぁ、コレしたら
絶対面白いだろw

研究員

それもそうかww

ウーフ

…………
(何の事だろう…？)

数分後

研究員

許可おりましたよ〜

研究員

よし、
じゃあやるか。

研究員

OK。

研究員

今ウーフはどこに居る？

研究員

確か…
この隣の部屋に居ます

研究員

じゃあ急いで行こう。
勘付かれてるかもしれん

ウーフ

え……？
(どうして僕を…？)

研究員

ウーフ、
こっちに来い。

ウーフ

う、うん………
(怖い…怖いよ…
いなり助けて…)

研究員

じゃ、よいしょっと…
(ウーフを抱えて連れて行く)

ウーフ

え…え…？！！

研究員

今から施術を始める

研究員

全身麻酔いるっけ？

研究員

居るんじゃないですか？

ウーフ

嫌だ…離して……！！
誰か助けて…！！
(手足をジタバタして抵抗する)

研究員

助けなんて来ねぇだろw

ウーフ

(嫌だ…怖い…！！！)

研究員

よし、
全身麻酔しますね。

研究員

あぁ、頼んだ！！

ウーフ

(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……)

…………

ウーフ

それで…ね……
つ…次に目が覚めたら
男になってて…

ウーフ

もう…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…
戻れないんだｯて…ｸﾞｽｯ

ウーフ

ずｯど…辛かった…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…

優徒(ゆうと)

…ずっと辛かったよな。
今まで本当によく頑張った。
ウーフは凄く偉いぞ…

優徒(ゆうと)

これからは、
そんな怖い思いをしない様に
絶対、絶対になるからな…

ウーフ

…つぎｯ……

優徒(ゆうと)

え、どうした？
無理に喋らなくて…

ウーフ

嘘づき…ｸﾞｽｯ…

優徒(ゆうと)

え、あ…もしかして…
まだ脱出は厳しいのか？
だったら俺も手伝…

ウーフ

ｸﾞｽｯ……
(が、頑張って言うんだ…
あの事もあの時の話も…)

ウーフ

だったら……
優徒が終わっちゃうじゃん…

優徒(ゆうと)

…それはどういう事だ？
俺は別に大丈…

ウーフ

大丈夫じゃないじゃん…！
優徒にはお世話になったし
優徒とは友達だから…
幸せになって貰いたいのに
優徒は知らないから…
優徒が傷つく事になる…

優徒(ゆうと)

それは何の話だ…？
俺には傷つく事は無い
ただ普通に戻るだけ…

ウーフ

その"普通"が異常だよ…

ウーフ

男が働いて…
女は養ってもらう…
そんなの昔の話だよ…
今は別に共働きだって
…あるらしいし。
母親が働く事も…
あるから…。

優徒(ゆうと)

ウーフ、それは違う。
俺が働かなくちゃ…
誰が働くんだよ…？？
母さん？？
そんな事は無い。
無いんだよ、ウーフ。
俺が働かなきゃ、
母さんも俺も○んじまう

優徒(ゆうと)

だったら
俺が働くしかないんだ。

ウーフ

で、でも…

ウーフ

優徒は高校生だよ……？

いなり視点数分前

いなり

こっちには…！！

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…!!!

いなり

居ない…

いなり

…こっちには！！

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ……!!!

いなり

居ない……

ミイ

…あ、いなりちゃん！！
やっほ〜！！！

いなり

え？！！
何でミイがココに居るの？

ミイ

…いなりちゃんが
なかなか帰ってこないから
探しに来たんだ〜

いなり

ねぇ、
今の空白は何？？

ミイ

どういう言い方をするか
すっごく悩んでたんだ！！

いなり

…そうなら良いけど。
で…呼んで来てくれるのは
私的には良いけど…
まだ…
ウーフが見つからなくて…

ミイ

別に放っておいても
ウーフは大丈夫だよ！
きっと戻って来る！！

いなり

…根拠はあるの？

ミイ

…うん！あるよ！！！

いなり

じゃあ、
その根拠は？

ミイ

向かった場所だよ！
ウーフは…

いなり

ウーフは何処に居るの？！

ミイ

あ、医療室だよ！
でも今は会話中だから
コッソリ覗くだけで
今回は我慢してね！！

いなり

………分かった！

いなり

…少し見て来る。

ミイ

うん、
いってらっしゃい。

数分後

いなり

…………
(大丈夫かな…？
ウーフ…)

ｶﾞ…ｶﾞﾗ……

《優徒は高校生だよ……？

いなり

…………
(会話相手は優徒みたい…
優徒って高校生だったんだ…
分からなかったな…。
客観的に見ても
私の偏見を加えて見ても
高校生とは思えない…)

いなり

(私としては最低でも
大学生位だと思ってた…
でも違ったって事は…)

《………さんが…ぬ位なら…

いなり

ｯ……？！！！
(鳥肌が立つ)

いなり

(2人の話は聞いてなかったけど
ここからは聞いちゃいけない。
私が知ったら…
きっと思い出しちゃうから。
…私はココで帰ろう)

ｶﾞ…ｶﾞﾗ…

いなり

…………
(結局、あの答えは
…分からなかったな)

レイ

全てを知らなくたって
君は何とかなるじゃないか

いなり

…何でここに来たの？

レイ

警戒しないでくれ。
私は優徒とウーフを、
全てを止めに来たんだ。
安心してくれ、

いなり

それを信用しろとでも？
絶対にお前は信用できない
特に今の状態では…
研究所の偉い奴は
絶対に怪しいからね。

レイ

そうか。
じゃあ、優徒は
怪しくない、信用できる
と思っているのかい？

いなり

信用はしないけど、
怪しむのは違うからね。

いなり

あんなバイトの奴に
秘密とか握らせる訳が無い

いなり

優徒みたいなのに握らせれば
私達にバレる可能性が出る。

いなり

だったら、
リスクは少なめな幹部に
持たせるのが一番良い。

レイ

ふふっ、
確かにそうだね。

いなり

はぁ…私、
何かオカシイ事でも言った？

レイ

言ってないさ。
…ただ、
君は現実を知らなさ過ぎる
それだけの事だ。

いなり

この世界の現実なんて、
この研究所に無いからね。

レイ

あぁそうだね。

レイ

…別の急用が出来た。
また会おう。

ｼｭ…(レイが消える)

いなり

………早く戻ろ

アカリ視点

アカリ

……………

柳瀬　梓(やなせ　しあ)

………

ルーン

うーん…
私の体の秘密ねー…

ミイ

そうそう！！！
絶対に一緒だもん！

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

お前ら…
どんな会話してんだよ…

ルーン

私は多分ね…

ｶﾞﾁｬ…

いなり

ただいま。
待たせてご…

ルーン

おかえり〜！！！

アカリ

いなり様、
おかえりなさいませ。
ウーフ様の捜索、
お疲れ様でした。

レイサ

もう〜！！！
心配したよ！！

柳瀬　梓(やなせ　しあ)

よ、良かった……
無事に帰ってきて…

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

そういえば…
ウーフは大丈夫だったか？

いなり

うん、大丈夫だったよ。
ちゃんと見つけられたし。

ルーン

ってか、
ウーフ君は〜？！！

ミイ

ふっふっふ！！
名探偵ミイに任せなさい！
…ウーフ君は後で来るね！
そして答えは見つかった？

いなり

答えか…それは……
多分、見つかったと思う。

柳瀬　梓(やなせ　しあ)

え…？！！

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

誰なんだ？！！

いなり

…多分、優徒だと思う。

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

優徒って…
闇バイトの奴だったよな？

ルーン

あーね！！
確かにそうだね！！
闇バイトしてたら
「逮捕〜！！」だもん…

レイサ

じゃあ、
入力してみよっか！

アカリ

苗字は入りませんか？

いなり

うん、
要らないよ。

アカリ

……入力しました。

正解

次の問題へ進みます

いなり

…よし。

ルーン

これってまだあるの〜？

萃天　ユキ(すいそら　ゆき)

…そうっぽいな。

レイサ

ウーフ君が居ない中で
この液晶クイズをやるのは
罪悪感しか無いけど…

柳瀬　梓(やなせ　しあ)

あ…
次の問題が来たよ…！

研究所の中に居る人間の中で "一番" 勘違いしてるのは誰？

ルーン

今回はここまで！！！

ルーン

いやー…あの液晶の問題、
一問目を解いたね〜

ルーン

でも…
まだ問題が出てきてるね！

ルーン

次回も楽しみに待っててね！

ルーン

それでは、
バイバイ！！！

11日目のあの日まで。

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この作品はいかがでしたか？

101

4件

わわわわわ、今回も気になる終わり方ですね…？！一体みんなはどうなっちまうんだよ…🙃 考察しがいがありますねぇ！😊

※次回から私が頭が少し悪過ぎて時系列とかゴッチャになるから本当に気を付けてね。

のんのん

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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11日目のあの日まで。

第11話 - 【10ページ目】私/僕達の秘密。

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