コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
学校終わりの放課後 。
僕は今日も何も使われていない空き教室へと入る 。
青
青
僕はそう呟きながらひとつの椅子に座る 。
そして 、 体中に気持ち悪いほどついている痣を撫でる 。
青
馬鹿らしいな なんて考えていると 、
がらっと扉が開く音がし 、 僕の待っていた彼が入ってくる 。
桃
と少し笑いながら彼は僕の隣にある椅子に座る 。
彼の体も少し前までは痣だらけだったのに今は傷1つついていない 。
僕は少し黙り 、
青
なんて呟いてみる 。
そうすると彼は 、
桃
そう甘い声で言いながら僕の頭を撫でてくる 。
僕の頭を撫でる彼の手は冷たい 。
青
僕は彼から目を逸らし彼にそう言う 。
すると彼は 、 少し微笑み 、
桃
と僕に言う 。
僕は 、 自分の顔が少しずつ熱くなっていくのが分かったが 、 彼にこう言い返す。
青
彼は少し黙って
桃
と呟く 。
僕は 咄嗟に
青
と無理矢理話を逸らす 。
すると彼は 、
桃
と言い 、 少し俯く 。
青
僕はせかすようにそう言うと 、 彼も
桃
そう言い返し 、 彼は空き教室を出ていく 。
彼を引き留めたかったが 、 僕は 、 自分の気持ちを押し殺し彼の居ない空き教室に残る 。
彼が出て行った後の空き教室はとても静かで 、 どこか寂しい感じがする 。
僕は見慣れたカバンから桃色の綺麗な花束を取り出し 、 窓際にそっとその花束を添える 。
そして 、 僕は微笑み 、
青
1人静かな空き教室で君に呟いた 。
もうこの言葉は 、 君には届くはずもないのにね 。
主
主
主
主