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先生
えー、今回は
先生
二人ペアでバスケのパス練習を行います
先生
みなさんペアを作ってください
音々
あ、風花ちゃん
音々
一緒にどう…？
風花
あー、ごめん
風花
あたし七瀬君と組むから
音々
そっか…
音々
（（他の人を探す
冬弥
…おい
冬弥
なんのつもりだよ
冬弥
あいつが人と接するの苦手って知らないのか？
風花
知ってるよ
風花
幼馴染だもん
冬弥
じゃあなんで…
風花
…冬弥さ、音々のことになると急に喋りだすよね
冬弥
は？
風花
そんなに音々のことが心配なんだ？
冬弥
…何が言いたい
風花
…音々だって、もうあの頃の音々じゃないよ
風花
だから、心配する必要はないと思うけど
冬弥
…そんなの、俺とあいつが決めることだ
冬弥
お前が口を挟む必要はないだろ
風花
…たしかにそうだね
風花
でも、音々はきっとあたしのライバルになる
風花
そうなるんだったら、最初からどっちも平等な条件で始めたいよ
冬弥
平等って…
冬弥
今更なんだよ
冬弥
昔はあんなに不平等だったのに
風花
あたりまえだよ
風花
…だって、冬弥が取られちゃうし
風花
だから今回も、あたしはそんなの関係なしにいこうかな
冬弥
…勝手にしろ
風花
うん
風花
勝手にするよ
風花
（音々は大事な幼馴染…だけど、恋は譲ってられない）
風花
（音々…あたし達、幼馴染なんだよ、覚えてないみたいだけど…）
先生
ピピーっ（（笛をふく
先生
パス練習終わり！
先生
試合を始めましょう
音々
風花ちゃん、同じチームだね
風花
そうだね
風花
チームのためにがんばろ！
先生
それでは、Aグループ対Ｂグループの試合を始めます
先生
ピピーっ（（笛をふく
音々
（始まった！）
音々
ひゃっ！
音々
（ボールが私のところに来ちゃった…）
風花
音々！
音々
！
音々
（（投げる
風花
（（キャッチする
風花
（冬弥…見てるね）
風花
（音々じゃなくて、もっとあたしを見て！！！）
風花
！
風花
（（その場に倒れる
音々
風花ちゃん！？
音々
風花ちゃん！！！
ー保健室ー
風花
…ん…
音々
あ、風花ちゃん起きた？
風花
…音々！？
風花
あたし、どうして…それにここは…
音々
保健室だよ
風花
保健室！？
風花
試合は…
音々
もう終わったよ
音々
風花ちゃん、試合の途中に寝不足で倒れたの
音々
なんでたくさん寝てないの？
風花
（冬弥のこと考えてたんだから寝れるわけないじゃん）
風花
ちょっと、色々調べてたんだ
音々
そうなんだ…
風花
（そうだ、冬弥！倒れちゃって…かっこいいとこ全然見せられなかったな…）
風花
あたし、もうよくなったから戻ろう？
音々
だめっ！
風花
…え？
音々
（（風花に抱きつく
風花
ちょっ…音々！？
音々
本当に心配したんだからね…！
音々
風花ちゃんが死んじゃったらどうしようとか…！
風花
音々…
風花
…あははっ！
風花
この程度であたしは死なないよ
風花
というか死ねない
音々
もう…本当に大丈夫…？
風花
うん
風花
音々のおかげかな
音々
なら…よかった…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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