陽渚 冬至
あの時の光景を体が覚えている
鳴り止まない悲鳴
冷たい頬
なにも出来ない無力感
"あいつら"に対する憎しみ
18年前のあの日、俺は全てを失った
警察によると、一人ポツンとベッドで寝てたんだと
部屋の冷え切ったドアノブを握る
ドアの向こうにあるのは、自分ひとりの時間と過去への後悔だけ
買い込んである惣菜パンの袋を開け、ほおばる。
ダラダラとテレビをつけ、ニュースを見る
冷え切ったように電源を消し、身支度をする
ガチャ
今日も学校へ向かう
うわべっ面だけの平和に皆が安堵しながら
怯えながら暮らしている
陽渚 冬至
???
陽渚 冬至
陽渚 冬至
椿 露木
椿 露木
陽渚 冬至
椿 露木
陽渚 冬至
椿 露木
ボカーン!!!
椿 露木
陽渚 冬至
椿 露木
緊急事態 緊急事態 堤防を崩壊させ、"ニンゲン"が侵入。 爆発の"ニンゲン"と思われる
ズズッ
椿 露木
陽渚 冬至
そう訴えた時には、もう遅かった
椿 露木
椿は、右胸あたりを食いちぎられた
陽渚 冬至
椿 露木
椿 露木
陽渚 冬至
椿 露木
もう嫌だった
目の前から、俺に取って大切な命が消えようとしていた
絶対助ける
異頭…全員…ぶっ殺してやる
シュルルン
椿 露木
???
???
陽渚 冬至
陽渚 冬至
ニンゲン
陽渚 冬至
"ニンゲン"が陽渚の打撃により、弾け飛ぶ
ニンゲン
陽渚 冬至
死ね 死ね 死ね 死ね 死ね
ニンゲンが血飛沫を上げ、倒れる
陽渚 冬至
シュルルン
陽渚 冬至
???
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