コメント
5件
続きみたい…待ってます…✨
⚠️注意⚠️
・アニコブの現パロ ・不破湊様はホスト、甲斐田晴様は大学生 ・cp要素は意識しておりませんが、好きなように 受け取ってお楽しみ下さい
ザッザッと足音が、静かな道に鳴り響く。
hr
hr
自分のピアスがチャリチャリ鳴っている。
そんな中で、足音が一つ。
これは自分の足音じゃない。 咄嗟に彼はそう思った。
hr
hr
hr
彼は足早に、道の角を曲がった。
しかし、足音はまだついてきているらしい。
しかもその足音、少し大きく速くなっているみたいだ。
hr
彼は焦って、得意の逃げ足で距離を剥がそうと試みる。
hr
まだ来てる?! いやわかんない! 振り返りたくない!!
今は真夏だ。近日の台風もあって、夜はまだ湿っている。
体にじっとりと汗が滲んできた。
でも体は熱くない、むしろ冷えている。
うわあああもうちょっとで家!!走れぇぇぇええ!!
マンションの入り口直前、着いたという安心感で、彼は胸を撫で下ろす。
hr
そう息を整えていた矢先、肩に触られた感覚が走る。
?
hr
?
彼は驚きのあまり叫び声を上げた。
肩に手を置いたと思われる男性も、驚いたのか声を上げた。
hr
彼はその場でしゃがみ込んで、弱々しい声を出した。
彼の頭上で、男性はハハハと一度笑った。
?
hr
彼は恐る恐る、ちらと視線を上げる。
fw
hr
彼は「は?」と言いたげに首を傾ける。
hr
その反応を見て、男性はまた笑った。
すると突如、思いついたような顔をして、髪をグシャグシャと弄り出す。
fw
hr
hr
彼は理解し、思い出す。前と会った時の髪型であると。
hr
fw
fw
hr
そう、彼は少し前にこの男性を助けたのだ。
遡ること、2週間ほど前
hr
hr
ふふ、と手元の袋を見て微笑む彼の視界の端に、 ゴミ置き場があることに気づく。
別にそれだけじゃ驚かないのだが、
hr
そこには男性が捨てられ…? 倒れていたのだ。
hr
その場にしゃがんで、男性を観察してみる。
わかりやすく派手で、キラキラした衣装だ。ホスト…?
そう考えていたら、
hr
腕を掴まれた。
fw
hr
hr
fw
男性は何かおかしなものを見たような顔で、目を細めた。
よく見たら、顔が真っ赤でお酒臭い。
hr
fw
いい歳してそうなのに…シャキッと話さんかい!
とか言えないよな、泥酔してるし。
彼は男性を見詰めては、溜息をついた。
hr
グイっと男性を引っ張って、肩を貸してやった。
今晩だけ世話したろ、なんてお人好しなことを考えて。
hr
fw
hr
fw
hr
fw
hr
fw
彼はしぶしぶ、fwに従い家に上げることにした。
hr
fw
fw
fw
hr
謎にウィンクをされた彼は、酷く困惑した顔を浮かべる。
fw
hr
fw
hr
fw
hr
噛み合ってるのか噛み合っていないのかよく分からない会話を続けて数分、 ようやく不破は事を話し始めた。
fw
hr
fw
hr
fw
hr
fw
hr
fw
hr
fw
hr
fw
fw
fw
hr
fw
hr
hr
fw
fw
hr
fw
hr
fw
hr
こうして地獄の日々が始まろうとしていた。
hr
hr
hr
枕を抱え、弱々しい声で彼は呟く。
明日からはスマホの充電をしっかりした方が良さそうだ。
あとは辺りに警戒したりとか…
1人でいないようにするとか…。
少し時間が経ってから、眠りについた。
気か向いたら 2話投稿