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メイドは死んでしまった

交通事故だって

僕のご飯を買いに行ってるときだった

あのとき、僕がお願いしなければと

強く思う

くに幼少期

くに幼少期

ポロポロ

くに幼少期

さみしいよぉポロポロ

さみしさに暮れていた

僕のことを見てくれる人

そんな人が居なくなったんだ

そりゃ泣くよね

今でも泣くかもしれないし

そして

ガチャ

???

おい

???

うるさいぞ

くに幼少期

ご、ごめんなさい

くに幼少期

お父様

くに父

本当にやめてくれ…

くに父

疲れているんだ

お父さんが僕のお世話するようになった

お父さんは怖くて

圧がすごい人だった

くに父

さっさと風呂にはいって消えてくれ

そして

僕のことを嫌っていた

いつも

「消えてくれ」

「死んでくれ」

こんな言葉ばかり

僕も小さかったのにね

くに幼少期

すみません

くに幼少期

死ぬことは出来ません…

必死で耐えてたよ

怒らせないように

言葉に気を付けて

そしたらさ

自分の言葉が分からなくなちゃったの

何で敬語なのか

これが敬語なのか

こんなことばっかりだったよ

全部これで頭が埋め尽くされてた

くに幼少期

カチャカチャ

ガターン!

くに幼少期

くに幼少期

壊れちゃった

くに幼少期

せっかく作ったのに

ガチャ

くに父

うるさいぞ

くに父

何してるんだ

くに幼少期

木で作ったおもちゃで遊んでました

くに父

うるさいからやめろ

くに父

そして消えろよ!

くに父

うざいなぁ!

くに父

出てけ!

くに幼少期

え?

初めて出てけと言われたとき

正直嬉しかった

やっとこの地獄から出られるのだと

そう思ってもやまなかった

そして僕は

くに幼少期

分かりました

くに幼少期

出ていきます

そう言って出ていった

くに幼少期

初めて出たなぁ

くに幼少期

こんなに広いんだ

くに幼少期

すごいなぁ

僕はそのとき生まれて初めて外に出た

その世界は広くて暖かい世界だ

と思うほどきれいだったし

あたたかった

くに幼少期

ずっとここに居たいな

くに幼少期

あそっか

くに幼少期

ここに居ていいんだ

くに幼少期

ここにずっと居れるんだ

くに幼少期

嬉しいなぁ

こんなこと思ってたけど

くに幼少期

グゥゥ

くに幼少期

はぁはぁ

空腹には耐えられない

そのせいか力もあまり入らなかった

そんなときに

ゆいと

はぁ

ゆいと

なんで俺なんだよ

ゆいと

あいつも暇でしょうが!

ゆいとに出会った

くに幼少期

ゆいと

ん?

ゆいと

お前なんでここに居るの?

くに幼少期

帰るところがないから

ゆいと

そうなんか

ゆいと

じゃあうち来いよ!

くに幼少期

いいの?

ゆいと

腹減ってるだろ?

ゆいと

いいよ!

ゆいと

その代わりちょっとうるさいやつ居るけどいい?

くに幼少期

はい!

ゆいとに誘われて僕はついていった

これがゆいととの出会い

命の恩人だね

メイドと同じだ

ありがとうって言わなきゃだね

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