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いいかノア。

いかなる時もあのお方々の言うことに忠実に従え。

決して無礼な真似は許されん。

ノア

分かりました。お父様。

よし、いい子だ。

…必ずいい情報を掴んでくるんだぞ。

全てこの国のためなんだ。

ノア

…心得ております。

この日、私は初めてスパイとしての試練を受けた。

この国は元々、隣国の我々国とかなり仲が悪かった。交易が上手くいってないらしい。

そのため、そのうち戦争でも仕掛けるつもりなのだろう。

私はその戦争の第1歩としての切り札なのである。

別に、失敗すれば首を切り落とされるわけでも島流しにされる訳でもない。

だが、自分の最初の仕事ということでもあり、成功させたかった。

ノア

…必ず、全ての情報を掴んで見せます。

ノア

…"正義"の名にかけて。

ノア

えっと…

ノア

…この奥の屋敷か?

私の名前はノア・フォーゲル。

フォーゲル国唯一の一流スパイである。

とは言っても、まぁ今回が初めての任務なんだけど。

たくさんの試練を乗り越えてここまで来た。 腕前は確かな…はず。

今回は敵国、我々国の総統一家の屋敷の召使いとして働きながら情報を掴めとのこと。

まぁたったの1年くらいと言われたものの、スパイなんて簡単な訳では無い。

"普通"の敵国のスパイならばお易い御用。なんなら好き好んでやってやる。

だが、今回は違う。

ノア

"能力者"かぁ

そう。奴らはこの世界に数人といない"能力者"なのだ。

まぁもちろん、どんな能力を誰が持っているのかなんて分からない。

ノア

とりあえず警戒だけは怠らないようにしよう、

ノア

お、この門を叩けばいいのか…?

ギィィ

ノア

わっ、すげえ勝手に開いた…

ノア

ノア

(なんか、、不安だな…)

コネシマ

おっ!来たな!

ノア

!?

コネシマ

よっと

コネシマ

あれやろ!召使い!

ノア

え、は、はい

コネシマ

お前名前なんて言うん?

ノア

ノア…です

コネシマ

ノアか!ええ名前やなぁ!

シャオロン

シッマ〜何してるん〜?

シャオロン

おっ!召使いさんか!

シャオロン

ほな入って〜

ノア

し、失礼します!

ノア

ひ、ひろい…

コネシマ

召使いさん来たで〜!

ロボロ

お、いらっしゃーい!

ロボロ

やっと来たなぁ!

ゾム

お前が召使いかぁ!よろしくな!

チーノ

はじめまして!!

トントン

お前ら落ち着けや!

トントン

すまんな、一旦会議室で話そか。

ノア

は、はい!

鬱先生

綺麗なお嬢さんやな。

鬱先生

良ければ俺が案内して差し上げましょうか…

ロボロ

いらん事すんなや!

鬱先生

ひどい!!

トントン

じゃ、自己紹介してもらってええか?

ノア

分かりました!

ノア

ゼルデ王国から来ました、ノアと申します。

ノア

今日から皆様のお世話係として働かせていただきます!

ノア

精一杯努めますのでよろしくお願いします!!

グルッぺン

じゃ、よろしく頼むぞ。ノア。

ノア

はい!

ノア

ノア

…あの、お聞きしたいことがひとつあるんですけど…

グルッぺン

なんだ?

ノア

ほかの召使いさんたちはどこにいらっしゃるのでしょうか…?

グルッぺン

ん?うちの召使いはお前だけだぞ?

ノア

…へ?

グルッぺン

うちは今回、初めて召使いを雇ったんだよ!

グルッぺン

まぁ、そんなに心配することは無い!

グルッぺン

難しいことではないからな!

ノア

は、はい!!

ノア

(嘘だろ…)

ノア

(この屋敷全部1人で掃除すんのかよ…)

オスマン

難しいことがあれば手伝うめぅ

ひとらんらん

俺たちに任せていいよ。

ノア

えっ!?いや!そんな!

ノア

皆様にそのような事はさせません!!

ノア

私ひとりで出来ますので!お任せ下さい!

シャオロン

なんや!頼もしいやないか!

ショッピ

無理そうな時はいつでも言ってくださいね。

鬱先生

せやで!女の子にそんなのさせてらあかん!

鬱先生

無理せんといてな?

ノア

あ、ありがとうございます!

エーミール

分からないことがあればお教えしますのでね!

しんぺい神

よろしく頼むな。

ノア

はい!

グルッぺン

それと、ノア。

グルッぺン

ひとつ話したいことがある。

ノア

な、なんでしょうか!

グルッぺン

我々に大きく関与する、

グルッぺン

"能力 "についてだ。

ノア

ノア

能力、ですか…

敵国のメイドになってしまった件。

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